冒険者ー9
ブックマーク頂きました、久しぶりのブックマークは本当に嬉しいです。
セイントフォーの実力が冒険者の間で知られます。
それから、フランソワがウルトラランクアップします。
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それではお楽しみください。
「これは、セイントフォーの皆様、おはようございます」と、受付のお姉さんは素敵な営業スマイルで俺達を歓迎してくれた。
「買取をお願いしたいのだけど。
それが、此処じゃ狭いから、何処で出せばいいかしら」
「それはなんでしょうか?」
「アリスが言うには、グレータードレイクだそうよ」と、アマンダはアリスに向いた。
今責任者を呼んできますから、彼方に掛けてお待ちください」と、言い慌てて奥に入った。
1. 「なぁ、そのなんとかドレイクとやらを見せてもらっても良いか」と仲良くなった冒険者が興味本位で聞いてきた。
「構わないわよ」
「了解が貰えたぞ!」と、言う声に歓声が彼方此方で湧いた。
「待たせたな、こっちだ。
一緒に来てくれるか」と、言う偉そうな物言いの中年男の事を俺が聞くと、スコット支部のギルドマスターだとスーが教えてくれた。
俺達の後ろに行列が続き、ギルドを裏口から出て別棟に入った。
そこで先ず目についたのは、中央で鎮座する十分に魔物の血を吸って色が変わった大きな台の上に頑丈そうな黒色をした頑丈なフックが下がっていた。
「やぁ、セイントフォーの獲物を解体できるとは光栄なことだ。
俺は解体部門の責任者、フレディーだ」と、言ってアマンダに握手を求めた。
「私がセイントフォーのリーダ、アマンダです。
長い付き合いになりますがよろしく」と、言い握手に応じた。
さらに「手前から、メイ、アリス、スーです。
あとフランソワとフーは別チームです」
「そうか、よく分かったよ。
じゃぁ獲物を見せてくれるか」
「えっ?マジックボックス持ちなのか?
さすがゴールドクラスパーティーだな」と、フェレディーが小さく呟いた。
「其処の台で良いでしょうか」
「あぁ、十分じゃないかな」
俺かメイが倒した、状態の良いのを1匹出したところ、首から先と尻尾が大きく台からはみ出た。
「この様に状態が良いのを、48匹持っています。
後は頭が潰れた物と足が2足無いのが58匹です。
何れも血抜きは完璧に済ませています」
「おいフレディー、俺はこんな傷がないグレータードレイクは初めて見たぞ。
相談なんだが、今は1匹だけ買い取らせてくれ。
此方で解体と他の手数料を引いたものを別途支払うから。
今日は200万ビィで買い取らせてくれ。
個別で素材として売った物については、言ったように後日支払うから。
一度に売って相場が値崩れするよりも良いだろう」
「「「「「うん」」」」」
「じゃ、決まりね。
それで良いです」
「では私の執務室へ戻ろう」
ギルドマスターの部屋でとりあえずの200万ビィを貰った。
「スコット支部の様な何処にでもあるごく普通のギルドの所属になってくれたことに感謝している。
これからもよろしく頼むよ」
「はい、依頼があれば受けますが、ただし依頼は選ばせてもらいます。
ランク下の依頼は、それが塩漬けの物でも受けませんからね。
大きな事を言うと思われるかもしれませんが、今ギルドに在る依頼は簡単に終わらせることが出来ると思いますが、他の冒険者の邪魔はしたくないですから」
「あなた達の実力のほどは良く知っているよ。
私も少し調べさせてもらったが、ゴールドクラスパーティーの昇格試験で、龍の鱗で合格したのはあなた達が初めてだし、その一つが古龍の鱗だったから、他のゴールドクラスのパーティーとは実力が違うのがよく分かる。
此処に居てくれると思って良いんだね」
「期限は分かりませんが、スコット支部に居続けたいと思っています」
「それを聞いて安心したよ、私も出来だけ便宜をはかるからね」
「ありがとうございます。
では、これで失礼します」
ギルドマスターの部屋を出て、俺は思った。
「フランソワは、ランクアップしてないか」
「そうそう、頭の潰れたドレイクが10匹以上はいたからね」と、メイも言いフランソワが喜んだ。
「私は何をすればいいのでしょうか」
「フランソワは付いてきなさい。
皆も一緒にね」
アマンダとフランソワがギルドの受付のおねぇさんの前に立った。
「ランクアップを確認したいのだけど」と、アマンダが言いフランソワに促した。
「フランソワは白磁のカードを渡しなさい」
「はい、これです」
「確認しますね」と、言い手慣れた仕草で装置にカードを差し込むと
「おめでとうございます、ランクアップの確認が取れました。
フランソワお嬢様は鉄級ランクです。
三ランク飛びのランクアップは、当ギルドで初めてですから」と、素晴らしい笑顔で400ビィの手数料を請求された。
大喜びのフランソワが400ビィを払うと、引き換えに渡された黒い鉄級クラスの冒険者カードを透かすように、照明に向けて見ていた。
「あのお嬢様、透かしは無いですよ」と、言われ恥ずかしそうにするのが、居合わせた冒険者たちに見られて笑われた。
「アマンダ、今からフランソワのお祝いだ。
俺が良い店を見つけたから今から行くぞ」と、言い皆を連れてまた壁の外に出た。
誰も居ない事を確認して、王都の俺が定宿にしていた宿屋の前に出た。
「ここは何処でしょうか」と、言うフランソワに、王都よと、アマンダが教えていた。
「俺が見つけたレストランは此処だ、さぁ入るぞ」
「こんにちは、今日は大勢で来ました。
あそこを、1号個室でしたか、頼めますか」
「はい、今日も空いていますから」と、言い、案内を今日は女性に頼んだ。
「此処なんだが、どうだろうか。
広いだろう、この前は独りだったからな」と、言うと皆は呆れた。
「仕方がないだろう、個室は此処しか空きがなかったんだ」と、むきになって言うから、案内した女性が笑いながら俺に分厚いメニューを渡した。
「今日は俺のおごりだから、好きに頼んでいいぞ。
俺は、ステーキセットが良いかな」
「じゃぁ、私も私も」と、全員がステーキセットに決まった。
「そうそう、飲み物は、まだ決まってないぞ。
おれは、ブドウの果実水だ」と、言ったら、笑われた。
桃の果実水が2人、ビールが1人、ブドウの果実水が2人になった。
この間と同じように、食後にお茶とタルトを頼んだ。
「フランソワのランクアップのお祝いだ、皆美味しく食べて祝ってくれ」と、言い食事が始まった。
「食べながら聞いてね。
フランソワは怖い思いをしたかもしれないが、今日は頑張ったんだよ」と、アマンダが褒めた。
「そうだね、僕もアマンダに同感だ。
逃げずに良く頑張った」と、言って、メイがフランソワの頭を撫でた。
フランソワは嬉しそうに微笑み「これも皆さんのおかげです。
隣で見ていたんですが、メイさんが凄かったんです」
「皆さんは何時もあんなのでしょうか」
「囲まれることはよくあるからね。
アマンダが本気を出すと、あの程度独りで丸焼けにするからね」
「そうそう、あの地面を溶かした時は驚いたもの」と、スーが言う。
「俺は知っているんが、アマンダは勇者に匹敵するんだよ。
あの時司祭が皆の前で言ったからな」
「私達は今日のが全力ですが、アマンダの本気は凄ですよ」
「フーもなんかやっていたでしょう。
私には分からなかったが、群れがフーの前に来ると突然死ぬんだよ。
私はビックリしたもの、先に言ってくれてたら良かったのに」と、スーが言いだした。
「俺か、俺はメイと同じことをしたんだ。
結界じゃなくて、俺は呪ったんだ。
窒息して死ねってね」と、言うとスーが納得した。
「そうだ、忘れるところだったが、皆はこの部屋をどう思う」
「広いけど、それに内装が素敵です」と、スーとメイが言った。
「私も広いと思いますし、内装が素敵てですね」と、アリスが言うと「私もアリスさんと同じです」と、フランソワも言った。
「この広さが、お前たちのアイテムボックスの広さなんだよ」と、俺が言うとマジックボックスを知るフランソワが感激した。
「私が知るマジックボックスとは比べられません。
凄いですから」と、言って腕輪を見た。
「皆もそう言う事だから、不自由は無いと思うよ」
「俺とアマンダが持つのは、それぞれ専用なんだ。
容量は俺の邸位だ」と、言うと、皆は呆れた。
「まっ、そう言う事よ」と、アマンダが言う。
「アマンダさん試したい事があるのです」と、フランソワが言うから「アマンダで良いよ、同い年なんだから」。
「はい、何でしょう、フランソワ」
「あの私は礫も良いのですが、アレを投げると獲物が痛むので、矢を投げたいのですが。
幸いアイテムボックスに収納できますし」
「良いんじゃないの。
でも一番安い石の矢で十分だから」
「そうそう、ここで分けましょう。
今日買い取っても貰った200万ビィね」
「その事だが、俺は良いよ。
お前たちで分けてくれ、その方が都合が良いだろう」
「そんな、フー約束が違うよ」と、スーが抗議するが、「約束は、俺は黒い森に行かない事になっていたぞ。
お前達が俺を連れて行かないと、言ったじゃないか」
「フーはそれで良いの」
「アマンダ、今は金に困っていないし、俺は別の仕事を持っているからな。
だから良いんだ」
「まぁ、フーが言うなら従うわ。
その代りじゃないが、私たちをウェルビー家に連れて行ってよ」
「僕も行ってみたい」
「行くのは構わないが、草がぼうぼうで何もないぞ」
「それでも良いよ」と、スーが言うから行くことに決まった。
アマンダが各人の前に40万ビィの金貨を積んだ。
「あの、私が貰って良いのでしょうか」
「うん、良いんだよ。
今日は良い働きをしたからね」と、アマンダが言うと、フランソワはもの凄く嬉しそうにした。
「じゃぁ、これで決りだね」
「アマンダ、何が決まりなんだ」
「今から行くんだ。
皆もその気でしょう」と、言うアマンダに、そうよ、早く行きましょう、と、すぐに決まった。
笑顔の会計のおねぇさんに料金を払い外の出ると、大騒ぎになっていた。
「フー、あのオルブライトが死んだそうよ」
「そうか、いい気味だな。
それで死因は?」
「死因かい、何でも発作が起きたんじゃないかと、俺は聞いているぞ。
それが傑作なんだが、美人の嬢ちゃん達に話して良いのかな。
美人の嬢ちゃんたちに聞かせる話じゃないんだが、あの年であっち方は絶倫だそうで、囲っている女の腹の上で死んだんだとよ」
「キャ、もうおじさんは」と、俺が言うから、皆は呆れた者と、変態を見る者とに分かれた。
如何だったでしょうか?
オルブライト公爵暗殺、フーはいい仕事をしましたね(笑)
楽しめた、面白かった、と思われるなら作者冥利に尽きます。
次回は、セイントフォーとフランソワがフーの舘行きます。
そこでフーも知らない家族の事がセイントフォーから知らされますし、アマンダも同様です。
次回投稿は金曜日になります。
どうぞご期待ください。
何時もの時間にお会いしましょう




