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冒険者ー5

今回フーは思いがけない人物に出会い助けます。


ブックマーク・評価よろしくお願いします、特に面白いと思った方は是非に。

それからクリック出来る所は全部、気軽に押して行ってください、河童がそれは大喜びします(笑)


感想・レビューもお願いします。


それではお楽しみください。

(俺の家に連れってくれるか)


目の前に草が伸びている我が家に来た。

振り返ると門扉が両方とも蝶番が外れ傾いて内側に開いているのが草の間から見えた。

本当に無人のままだった。


俺は背まで伸びる草を掻き分け家の車寄せまで来た。

そうだ、小さい頃は此処で時々父さんが帰ってくるのを待ったんだ。

それから、庭の方へ向くと草が生い茂っているが、この庭でアマンダと時々人形を持って遊んだことを懐かしく思い出した。

俺はいつもお姫様でアマンダは何時も騎士を持った。

家の外壁は蔦が絡まるあものだが昔のままの状態で、本当に綺麗な状態だった。

舘に沿って庭を奥まで進むと、なだらかな登りになり、其処から小高い丘に登ることが出来るが、今は荒れ放題になっているのが見えた。


俺は少し大きくなり人形よりも剣に憧れた頃に、あの丘の上で俺にアマンダが聞いたんだ。


「ねぇフーは大きくなると何をするの」と。

俺は、何も考えずに「父さんの後を継ぐんだ」と、確か答えたと思う。

「そうじゃないよ、そんなのは当たり前でしょう。

フーが何をしたいのか聞いているのよ」

「そうだな、私はハーレムを持ちたいかな」と、答えたと思う。

急にアマンダは何も話さなくなり、俺達は俺の部屋に帰ったんだ。


そうすると、アマンダは壁に掛かる俺の肖像画に向かって「だったら私がフーのハーレム要員を探すよ。

フー、これは約束だからね、絶対、絶対の約束だからね!」と、強く言っていた。


そうしたら現在本当にハーレムが持てたし、人員の殆どをアマンダが勧誘した。



(中へ入りたい)

懐かしい玄関奥の大ホールにいた。

あの時何が起きたのか知らないが、柄の近くから二つに折れた非常に綺麗な剣が落ちていたし、魔法使いが使う杖は、剣に見合う程の良い白い杖も床に有った。

敷いて会った赤色の絨毯が黄色に変色していた。


勇者が来た時の印象が強すぎて、昔の事はあまり思い出せなくなっていた。

不思議な事に、勇者二人の他に多くの兵士が居たと思うが、骨も鎧も何一つ残っていなかった。

有ったのは、勇者が使った二つの物だけだ。


(如何言う事か分かるか)


(使用されたガスが特定できませんが、腐食が進んで全て無くなった。

残った剣と杖は素材が特別ですから腐食に耐えた)


(では、今この屋敷には死体は無いという事か)


(はい)



(都に侵入者を三名発見。

相当に腕が立ちます)


(そうかありがとう)


探知範囲限界付近を注意して見ると確かに誰か居るのが分かった。

(見つかる事なく、様子を見る事は出来るか)


(はい)


気が付くと俺は、教会の尖塔の上に居た。

用心して下を見た俺は恐怖した。

弓を持った少年と大剣を担いだ痴女の様な姿の少女と、胸がやたらと目立つ少女が教会に向かって歩いて来たのだ。


あれは勇者だ。

(此処なら見つからずに様子が見ることが出来るか)


(はい)



「あの時以来だけど、この町は本当に不気味だから、早く公爵領へ行こうよ。

あそこは人が多く居るからね」


「そうだな、俺も此処は好きじゃない」


「ねぇ、ナオコン」


「カスミン、もう少し待って。

せっかくだから、教会に行ってみましょうよ」



(追っ手を発見。

直ぐ来ます)


(勇者の実力が見ものだな)


(俺を守ってくれ)


(常に守っています)


(彼奴等は特別だから)


(大丈夫です)


(そうか、ありがとう)


(来ました、奇襲の配置に着きました)


(そうなのか、そうだった。

俺への殺意や誘拐じゃないから、探査に掛からないのか)


(はい、範囲を広げますか)


(いや、このままで良い)



見ていると、弓の勇者は感覚が鋭いと思っていたが、直ぐに胸の大きな少女が射られた。


矢が腹に刺さっている、これは重傷と思った。

何処だ、何処から仕掛けたと、焦った声が聞こえた。

純二、ナオコンが遣られたよ。

毒矢だの声が聞こえた。


(その、普通に会話をして欲しいのだが)


(了解しました)


(もっと普通に話そうよ、なんか疲れるんだ)


(襲撃者は離脱しました。

精神を削る作戦に出たようです)



(そうか、良い戦略だな)



(俺の防御を完璧にしてくれないか。

あの弓や大剣で攻撃を受けても怪我をしないよう)


(既に守りは完璧です)


(そうか、ありがとう)


(俺を教会の中に連れて行ってくれ)


「菜穂子を教会の中に運ぶぞ、ここじゃ丸見えだ」


「分かったよ、私は中を見てくるから。

ちょっと待ってて」




「やぁ、勇者の皆様こんにちは。

お困りのようですね、私の手が要りますか」


「なっなんだ、お前は。

純二、中に女が居るよ!」


矢を番えた少年が素早く入って来た。

「おい、お前は誰だ」


「まぁ?自己紹介が要りますか。

私は剣の勇者が探していた者と言えばお判りでしょうか」と、余裕を見せて微笑でやった。


「どうしてお前がそれを知っている」


「それより、お仲間の治癒が出来る人が心配じゃないのですか。

放ったままは良くないと思いますよ」


(これくらい言ってやってもいいよな)


(はい、当然です)


(おっ、よく分かってるじゃないか)


(ありがとうございます)

って、今スキルが答えたんだが。


「少年は弓を下ろして、胸の大きい少女を中に入れなさい。

もう猶予はあまりないと思いますからね」


「痴女のあなたも武器を納めなさい」


「私は痴女なんかじゃありませんから。

本当に失礼しちゃうわ!」


「あれ、気に障りましたか。

ですが、ゴルモスの基準で言うと、まぎれもない痴女ですから、ウフフ」と、思わず自分で言って面白いから笑ってしまった。


「おい、何を言い争っているんだ。

あんたは香澄を揶揄わないでくれるか」


「純二あっちを向いてて。

今からナオコンの服を脱がすから」


「おぉ、そうか。

用が済んだら呼んでくれ。

俺は、あのおっさんに菜穂子が助かるよう祈っているから」


「分かったわ。

チョットあなたも見てないで、私を手伝いなさいよ。

もう、気が利かないのだから」


「香澄、その女に頼っても大丈夫なのか。

仕方がないでしょう、この神官服は脱がせるのが胸が邪魔して難しいのよ」と、感情が篭もった声で言った。


「お前、変な事をすると俺が射殺すからな」


「あなたは少女の無事を神様に祈るのじゃなくって」と、面白そうに言ってみた。


「仕方がないですね。

痴女さんに聞きますが、替えの服は有るのでしょうか」


「持っていると思うわよ」


「痴女さんの自覚はあるんですね」


「もう、うるさいわね!」


「じゃ、今から私が服を切りますね」と、言いナイフを取り出すと、香澄と呼ばれた少女は一気に緊張した。


「良いのですか、早くしないと手遅れになりますよ」


「香澄、脱がせるのが無理ならその女に任せろ」


「じゃ、私がしますね。

其処をどいてくれますか、難しいですから」と、言い痴女を引き離して、豊かな胸と矢が刺さった腹を出るようにと、神官服を切った。

弾み出る大きな胸だ。

うん、何を食べるとこうスクスク育つのか、見事な胸だ。

矢が刺さった所は既に毒が回り紫色に変色していた。

「矢を抜きますから、痴女さんは胸の大きな少女を支えていてくださいね。

ではいきますよ」と、言い俺は一気に矢を引き抜いた。


これが、セイントフォーやフランソワなら慎重にするのだが、そんな事は考えなかった。

むしろ苦しめば良いくらいに、一気に抜いてやったら黒く変色した血が直ぐに滲み出た。


次はスー特製のポーションを使おとすると痴女が邪魔する。

「おい、痴女は邪魔すんな。

助からんぞ、これは俺の仲間が造った万能薬だ。

おい、あんたからもこの痴女に何か言ってくれよ」


「純二、ポーションが紫色なんだよ。

どう見ても毒でしょう」


「香澄、俺は知っているが、それは回復アイテムとして非常に高価な万能薬だ。


その女の言う事を信じろ」


「でも、此奴はナオコンを裸にしたとたん口調が男に変わったんだよ。

どう考えてもおかしいでしょう」


「痴女さん、オッパイの大きな少女が苦しんでいますよ」


「純二、今の聞いたよね。

彼奴今オッパイと言ったよ、どう考えてもおかしいよ」


「良いから良いから、其処をどきなさい。

いきますよ」と、言い俺はポーションの半分を黒く変色した血が出ている矢傷にかけて、「痴女さんは流れ落ちる万能薬を傷口に塗りなさい」と、指示して残りをオッパイ少女に飲ませた。


「少年は煩悩は捨てて一生懸命祈りなさい」と、俺が冗談のつもりで言ったら、少年は本気で祈り始めた。


「これで良しっと。

痴女のあなたは入口を警戒なさい」



「あっ、あなたは?」


「良かった、気が付きましたね。


痴女さんは入口の警戒から離れてはいけません。


少年、祈りが通じたようですよ」と、俺が面白そうに言うと、オッパイ少女は笑い出したが、胸が露になっている事に気が付き、小さくキャと可愛い悲鳴を上げた。


「服をお持ちと聞いて切ったのですが、替えをお持ちなのでしょう」


「途中で何度も奇襲に遭い、荷は無くしました」


「痴女さん、話が違うじゃないですか」と、俺が言うとオッパイ少女が笑い出した。


「大分元気が出てきましたね。

本当に良かった」


「痴女さんも服はお持ちじゃないのですね」


「仕方が無いですね、私のを、今は使わなくなったのを差し上げましょう」と、言い男だった時の革製のベストを出した。


それはフランソワに課した物だった。

フランソワに返せと言ったら、嫌がったから強引に取り返したんだ。

「どうぞ」と、渡すと羽織った。

当然ボタンを留める事は出来ないが、緊急時なので無いより増しと俺が思っていると、オッパイ少女も分かったらしく良い笑顔で俺に礼を言った。

「チョット触りますよ」と言い俺は暗器を取り出して、切った服の胸元を暗器を刺して、切った服が下に垂れないようにしてあげた。

「うん、これで暫くは大丈夫でしょう」

「本当にありがとうございます、あなたは命の恩人です」と、オッパイ少女が言った。



(また近くに来ています)


(そうか、ありがとう)


「痴女さんと少年、敵が近づいていますよ。

今度は毒矢に注意しなさい」


「私は仲間が心配し始めますから帰りたいのですが、仕方ありませんね。

あなた達じゃ無理そうですから、私が片付けますからね」


「私たちは勇者よ、馬鹿にしないでよ」


「ただの痴女さんでしょう。

少年も含めてあなた達じゃ、実戦の経験が足りないと言っているのですよ」


「悔しいがその女の言うとおりだ」


「少年は物分かりがよさそうで、あの野蛮な人とは大違いですよ」


「それは一体どういうことだ!」と、言い、俺に弓を向けた。


「向ける相手が違うでしょう、私はお仲間を助けたのに、私も敵にするのでしょうか。

私はどちらでも構いませんけどね」


「そ、そうだな」


「ジュンジ、簡単に納得しないでよ。

私なんか痴女呼ばわりなんだよ」


(人数は分かるか)


(はい、35人いますね)


(全員窒息死だ)


「もう良いよ、痴女さんも少年も危機は去ったからな」


「ほら、口調が違うでしょう」


「あれ、痴女さんの聞き違いじゃないでしょうか」


「なに言ってんのよ、この変態野郎」


「まぁ、助けた私を変態呼ばわりとは、痴女さんは口が悪いですよ」


「カスミンもそのくらいにして、此方の人もカスミンを揶揄わないでください」

「会長、もう良いのか」


「うん、大丈夫みたいと、言うよりも、凄く元気になったよ」


「それは良かった、あんたには大助かりだ。

感謝するよ」


「まぁ、私も一応はねっ」と、膨れる痴女さん。



「また、どうしてこの地に来られたのでしょうか」


「教会よりも、私の家が安全ですから行きましょうか」と、言い転移を使った。

如何だったでしょうか?

楽しめた、面白かった、と思われるなら作者冥利に尽きます。


次回は3人の勇者との出会いの続きになります。

次回の投稿は日曜日になります。

どうぞご期待ください。


何時もの時間にお会いしましょう

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