冒険者ー2
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とっても嬉しいです、ありがとうございます。
本編はフーがスキルを知る前回の続きになります。
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それではお楽しみください。
(思ったんだが、俺が持つアイテムボックスも作れるだろうか)
(勿論可能です)
(では、アイテムボックスを4個作ってほしい)
(素材がないと無理です)
(では、素材はどの様なものが要るんだ。
出来れば素材も作り出せるのか)
(はい、何がお望みでしょうか)
(俺がはめている腕輪でどうか)
(了解しました)
暫くすると一瞬軽い眩暈に襲われたと思ったら、テーブルの上に俺の持つ腕輪にそっくりな腕輪が4個有った。
これは凄いし、これは良い。
やはり俺は女性の姿でよかった。
(この腕輪の赤い宝石でアイテムボックスを作ってくれ。
容量はこの部屋位でどうだろう)
(了解しました)
また軽い眩暈に似た現象におそわれ、終わると出来たらしい。
テーブルに乗る4個の腕輪、俺はそれぞれのアイテムボックスに金貨100万ビィ入れて効果を見たところ、見事に入っていた。
(アイテムボックスをありがとう。
それで聞きたいのだが、俺の持つアイテムボックスと効果は同じなのか)
(容量以外は全て同じです)
(そうか、ありがとう。
本当に助かるよ)
俺は食事代を払いに会計に行くと、さっきの女性が気の毒な位恐縮して3万ビィと、言うので払い、今度は大勢で来るからその時は宜しく頼むと言うと、良い笑顔で「ありがとうございます」と、言われた。
その後一番街の屋台を回って、珍しい物、美味しそうな物を買って転移してスコット市に帰って来た。
入市の検問の列に並び有言実行に語りかけた。
(アマンダ、俺と同じアイテムボックスを持つ者の居場所が知りたい)
(了解しました)
俺の探知範囲に緑色の矢印が立った。
あそこのアマンダ達が居るんだろうと思い、順番を待った。
漸く俺の順番が来て、ベル名義の冒険者カードを持って衛兵に見せると、俺を良く見ていたが「これはフランソワお嬢様のお友達の方ですね。
どうぞお入りください」と、良い笑顔で言われたので、俺も軽く微笑みを返すと喜ばれた。
探索範囲の矢印を頼りに街を歩き、アマンダ達の居場所に来た。
町中に在り目立たないが、白亜の御殿には及ばないが豪邸だった。
門の前に立って中を見ていると、笑顔のアリスが駆けて来た。
「フーさんお帰りなさい。
よく私たちが居る所が分かりましたね。
どうでしょう、アマンダもスーも此処が良いと言い、ここに決めました」
「あっ、フーお帰り」と、笑顔のアマンダが駆け寄って来た。
アマンダの後から、スーもメイもフランソワも俺を迎えに来た。
「皆今帰ったよ。
この邸は凄いな」
「うん、皆で入れる風呂を希望したところ、ここに決まった」と、スーが嬉しそうだ。
皆に手を引かれ邸内に入ると、中も外見と同じで目立たないが良い物が使われているのが、素人鑑定の俺にもよく分かった。
「ここは凄いじゃないか」と、言う俺に笑顔のスーが「風呂に案内するから」と言い俺を引っ張って風呂に来た。
「この濁った水はなんなんだ」と、不思議がる俺にメイが「フーは知らないんだ。
これは温泉だよ、美肌効果もあるらしい」
「良く借りられたな」と、感心する俺にフランソワが「スーさんの迫力が凄すぎました」と、言いだすからスーを見ると「皆の協力でこうなった」と、詳しくは言わなかった。
「一つ聞くが俺の部屋も有るんだろうな」
「フーの部屋は無いよ。
強いて言うなら、邸全てがフーの部屋かな」
「そうか、よく分かった。
今迄と一緒か」
「はい、今夜が今から楽しみです」と、嬉しそうにフランソワが言う。
俺はフランソワの期待に応えられないと思うが。
「フランソワは寝相側いからな」と、思わず言ってしまった。
食堂のテーブルに全員が付くので、俺が王都で仕入れて来た果実水を用意した。
「今日は思わぬ臨時収入が入ったから、皆にこれを渡すよ」と、言ってテーブルに、俺が持つ腕輪と同じ物を4個出した。
「アマンダ以外はこの腕輪を付けてくれ。
これはアイテムボックスだ。
前から皆に渡しかたかったんだが、今日漸く願いがかなったよ。
受け取ってくれ」
「フーさん、本当に頂いても良いのですか」と、アリスが言う。
「あぁ良いよ、今迄皆に不便をかけたからな」
「「「「フーありがとう」」」」
「私には無いのね」と、言うアマンダの前に100万ビィの金貨を積んだ。
「冗談に言ったんだが、一体何が有ったの」
「うん、だから臨時収入だ」
「凄い、私のアイテムボックスにも100万ビィが入っています」と、アリスが驚いた。
「私もの」と、スーとフランソワが言い「僕のもだ」とメイも言う。
「アイテムボックスに仕舞うと、俺の様に一瞬で着替えが出来るし、フランソワは知らないだろうが、食べ物はそのままの状態で長く保管できるからな」
「これまでマジックボックスは見ましたが、アイテムボックスは本当に凄いいです。
ついに私も持つ日が来たのですね、感激です」と、大喜びをした。
「お前は俺のハーレムの一員だからな」と、言う俺に泣き出した。
「フランソワ、落ち着きなさい。
昨晩私に覆い被さってきた事は内緒にしますから」と、アリスが言うとフランソワは泣き止み、皆の前でアリスに苦情を入れた。
「ただ、俺とアマンダが持つアイテムボックスほど容量は多くないが、実用に不満はないと思うよ。
今度機会があると、容量を実感してもらうからな」
と、言う事で、今から服を買いに行こうと思う。
これからは、正式な場に出るドレスが要ると思うからな」
「フランソワは良い店を紹介してくれないか」
「分かりました、今から行きましょう。
今日は何て良い日でしょうね、フー様から色々と頂ける一生忘れない日になりました」と、喜んだ。
「今日はアマンダもだ」
「仕方がないな。
でも私はフーの専属、いやこの場合専用とも違うか。
とにかく守る騎士だから、鎧が良いのだが」
「では、私もです。
ドレスはありますから、騎士に相応しい鎧をお願いします」と、フランソワも言いだした。
「わかった、初めはドレスだな」と、言いフランソワの勧める店に入った。
「お嬢様いらっしゃいませ。
お呼びになれば、御屋敷に伺いましたのにわざわざのお越し頂きありがとうございます」
「今日は私のお友達をお連れしました。
お友達のドレスを頼みますね。
美人の人はより美人に見えるものを。
可愛い人は、より可愛く見えるので頼みますね」
「僕は普通ので良いよ」と、メイが呟く。
「替えが要りますから、取り合えず2着で頼みますね。
それを靴も含めて、色々一式でよろしく」と、俺が言う。
「そちらのお嬢様のは」
「私は要りません」と、俺が言い、アマンダも上手くドレスの方に含まれ、店員に連れられ奥に入っていった。
奥の方でワイワイと嬉しそうな声が聞こえて来た。
これは良いことだと俺は思った。
夕方近くになって漸く買い物が終わり、各自が大きな袋を持って俺の前に良い笑顔で来た。
「幾らになりますか」と、俺が聞くと「端を勉強させていただき500万ビィになります」
「では、これで」と、俺はカウンターに大金貨を積み上げてにせた。
店員二人掛かりで数えて店主の良い笑顔で「お買い上げありがとうございます、またのお越しをお待ちしています」と、言われた。
店主からは感謝された。
小さい通りに入り「皆は経験だ。
アイテムボックス仕舞ってくれ、赤色の宝石があるだろ。
あれがアイテムボックスだからな」
「あの、どうするのでしょうか」と、アリスが聞いてきた。
「アイテムボックスと念じて、次に入れとか、入れると念じると入ろからな。
スーは良くやっているだろう、あの要領だ」
「「「「出来ました、フーさんありがとう」」」
「夕食は昨日のレストランに行こと思うが良いだろうか」
「じゃぁフランソワ頼むよ」
「はい、お任せください」
「また来ましたぁ」と、言うフランソワに「何時でも大歓迎ですよ、お嬢様」と、昨日の娘に喜ばれると、声を聴いた店主バリンも顔を見せた。
「此方へ」と、娘に案内されたら、テーブルが大きな物に取り換えられて、椅子も豪華なものに変わっていた。
「替えてくださったんですね、ありがとうございます」と、フランソワが言うと、娘も店主も喜んだ。
「今日のお勧めは子牛のシチューです。
他はベーコンとチーズを使ったパスタと後は付け合わせに創作したサラダです。
まだ試作の段階でお出しする御無礼、どうかお許しください」
「もう、何を言っているんですか。
バリンさんにはこれ迄も新しい料理を食べさせてもらっていますから、無礼だなんて思ったことは一度もありませんよ」
「お嬢様、ありがとうございます。
では早速ご用意します」と、言いその場を後にした。
「スコット領とカルフーン領は大違いだな。
モニカレイよりお前の方が俺は良いよ」と、言う俺にフランソワが喜んだ。
「それは、フーさんからの告白ととっても宜しいのですね」
「いや、それは違うからな」
美味しそうな匂いがする子牛のシチューとチーズが香るパスタが初めに来た。
バリン創作の野菜サラダの中は、酢漬けの魚のミンチを変わったフルーツの角切りの彩が素晴らしく、見るからに美味しそうに感じられる。
桃の果実水と、「宜しければこちらもと」昨日の黒パンが用意された。
「食べながら聞いてくれるか。
今思ったんだが、これからは屋台の串焼きも良いが皆で出来立ての料理を持ち歩かないか」
「それは良いんだけど、なんか誤解されそうだな」と、メイが言う。
「そうですよ、マジックボックスじゃ、冷めるし乱暴に扱うと中身が零れますから」と、フランソワが教えてくれた。
「そうなのか、俺はマジックボックスを知らないが、色々面倒なんだな」
「私はフーに賛成。
特にフランソワが懇意にしているこの店なら、美味しいし問題は無いと思うよ」と、アマンダが言う。
「私も一見は注意が要りますが、バリンさんの店では良いと思いますよ」と、アリスが言った。
それなら、僕も賛成、私もと、スーも賛成した。
「特に多数決と言うわけじゃないが、フランソワは今日でなくて良いから話してみてくれないか」
「分かりました、多分大丈夫と思います」
「もう一つは、俺も黒い森に行けると思うから同行させてほしいんだ」
「フー、本当に良いの。
状況次第じゃ、フーを守る事は出来ないよ」と、スーが言う。
「スー、大丈夫だ。
俺がスーを守ってやるからな」と、言うと皆が驚いた。
「この話は帰って温泉につかりながらゆっくり話そう」
「フーはまた始めるんだ。
でも無理はして欲しくないかな」とアマンダが言う。
如何だったでしょうか?
楽しめた、面白かった、と思われるなら作者冥利に尽きます。
次回はセイントフォーメンバーとフランソワに嬉しい事が起こります。
次回の投稿は金曜日になります。
どうぞご期待ください。
何時もの時間にお会いしましょう




