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逃亡ー34

今日から冒険者編と予告しましたが、まだ残っていました。


フランソワの爆弾発言の続きです。

フランソワって凄いです(笑)


ブックマーク・評価よろしくお願いします、特に面白いと思った方は是非

それからクリック出来る所は全部、気軽に押して行ってください、河童がそれは大喜びします(笑)

感想・レビューもお願いします。


それではお楽しみください。

「おっ、お前ってやつは」と、怒鳴ったのはウォーカー兄だった。

ゲイリーは頭を抱え、ジャニスと執事はニコニコとほほ笑んでいた。

セイントフォーは突然の爆弾発言で固まってしまった。


非常に不味い事になった。


「夕食の後にこの件はお願いしようと思っていましたが、私よりも先にフランソワが話してしまい、お父様をはじめ皆様はさぞ驚かれた事と思います。

まず誤解なのですが、私はフランソワさんを助けるために、裸になってもらったし、その後は何夜も一緒に寝ていますが、それは同衾とは言いませんし、私にやましい下心はありません」


俺に話を聞いてゲイリーさんは正気に戻り俺を見た。

「百歩譲ってハーレムは分からなくもないが、あなたは女性だ。

私は女性でハーレムを持つなど聞いたことが無いのだが、そのような趣向をお持ちなのか」


ゲイリーさんの勘違いにスーが場違いな大笑いをした。


「これは失礼しました。

私も今は故あって追われる身ですから、スキルを使って正体を誤魔化しています」


「そうか、詳しくは聞くまい。

お互いその方が良さそうだからな。

どうだろう、ジャニス、お前はどう思う」


「はい、私はフランソワの命を救って頂いただけで、もう十分ですよ。

恩人様ですから。

一つ申し上げるなら、フランソワの元気な姿を年に一度は見せてほしい、それそだけですね」


「次期当主のお前は」


「私も母上の意見と同じで、年に一度くらいは元気なフランソワが見たいですね」


「と、言う事は、お前たちは賛成なのだな。

私も反対はしないし、年に一度はお前の元気な顔が見られるなら、何の問題も無い。

そもそも命の恩人に否と申すことなど、ベルステン王国貴族としては面汚しだかなら」


「この金は別な意味で是非受け取って欲しい」


「あの旦那様、詳しくお話を」


「そうだな、私もセイントフォーの行方については気になっていた。

そこで、小さいがこの町に留まって欲しいと思うのだよ。

如何だろうか」


俺はアマンダの方を向いた。


「ではリーダーの私が答えましょう。

拠点を移す事は出来ますが、私たちは黒い森の探索を目標にします。

勿論領主様の指名依頼も引き受ける心算ですが、ずっとと言うわけにはいきません。

セインフォー結成当時と今では事情が大きく違いまして、私たち四人はフーの親衛隊でもありますから」


「フランソワのハーレム入りを気持ち良く了解してくださった事に感謝します。

そのお返しとして、私は一度だけスコット家の仕事をしましょう。

如何でしょうか」


ゲイリーはジャニスとウォーカーと顔を見てお互い思案しているが、暫くして結論が出たようだ。


「本当に宜しいのか」


「はい、弓の勇者はの場合はガス帝国に出向く必要がありますから、少し時間が掛かりますが」


「フーさんは話が早くて助かるな。

弓の勇者ではなく、私は今も王宮を支配しているオルブライト公爵をやって欲しい」


「本当にそれでよろしいのでしょうか。

今一度考え直されても構いませんけど。

と、言うのがですね、私もあの裏切り者の様な公爵を許すつもりはありませんから。

落ち着いたら、始末しようと考えておりますから」


「どの様な手段を使われるのかは聞かないでおくが、オルブライトで頼む」


「分かりました。

近いうちに吉報が届くと思います」と、微笑んで見せた。


夜の食事は家族全員が揃ったが、俺が興味を持ったハーレムの女性は居なかった。

まぁあれ等は、正式は夫人ではないから仕方がないのかもしれないはな。

ただ俺が興味を持ったのは、フランソワと同い年の女性だけなのだ。

フランソワが話したように、弟妹が多いから俺は、相続問題を危惧した。


コース形式で出される料理は美味しいのだが、つい先ほどまでフランソワ行きつけのレストランで十分食べてから時間が経っていないのだ。

皆も無理して食べているのがよく分かり、俺もかなり無理をした。

そこで分かった、人は無理がかなり効くと。



食後にゲイリー父とセイントフォーに俺を交えて少し話をした。


会ってから何度目かの礼を言われるから、俺はフランソワを助けた時の事を詳しく話した。

その途中で、馬車が囲まれた事にゲイリー父が不思議がるので、俺のスキル透明化をあかした。

本当にそんなスキルが有るのかと驚いていた。


「実際フランソワが助かったのですから」と、アリスが言いよく分からないが納得したようだ。

それから、誤解が無いよう同衾についても詳しく説明すると、ゲイリー父は笑い出し、如何にも彼奴らしいなと苦笑し呆れた。



アマンダはマンブール市に行った目的を話し、俺等が合流した事はぼかして話した。

そして、マンブール市から活動拠点を移すと言い、今後はカルフーン領には一切関与しないと言った。

その過程で、ギルドが何か言ってきても、仮にゴールドクラスを剥奪すると脅しても、私たちはフーの親衛隊だから。

それに、ゴールドクラスになり、目標は達成出来たと言うので、俺は本当に嬉しかった。


ゲイリー父と別れた後寝るだけになった。


俺は笑顔のメイドに案内された部屋に行くと、薄着のフランソワがベッドに正座して待っていた。


「おい、俺は何も聞いていないぞ。

お前にはお前の部屋があるだろう」


「それが私の部屋は無くなりました。

今は末の妹が使っています。

フランソワが居なくなるんで、一人一部屋持てたと妹達に感謝されましたから」と、嬉しそうに言うから困ったものだ。


「ささ、お疲れでしょうから私の隣で寝ましょう。

なんなら、重なり合っても構いませんよ」


「一緒に寝ると言っても、お前って寝相が悪いからな。

出来たら一人の方が良い」


「私は寝相が悪い事はありませんから、私を拒まないでください」


「いや、本当なんだ。

昨日は俺の腹にお前の足が載っていたんだよ」


「そんなことあり得ませんわ。

大切なフー様のお腹に足を乗せるなんて」



「あれ、誰か来たようだがお前、誰か呼んだのか」


「私は誰も呼びませんわ」と、言いフランソワがドアを開けると、セイントフォー全員立っていた。


「どうしたんだ、一体何があった」


「今夜はフーと一緒に寝たいかなと、思い来ちゃった」と、スーが可愛く言う。

スーは美人だから、可愛いメイが言うと良く分かるのだが。


「フランソワ、その扇情的な寝巻はダメ」と、メイが強く言う。


「そうですよ、胸が透けて見えていますし、下も丸見えじゃないですか。

もうフーさんはそんなんじゃ喜びませんよ」


おいアリス、変な事は言うなよな」


「そうですよ、裸の方がまだ増しってもんですから」と、スーが悪乗りを始めた。


「おい、スー、分かったからここで脱ぐな」


「ええ良いじゃないですか、これまで何度も裸になっていますし、何を今更って感じですから」


「アマンダ止めてくれよ」


「仕方ないね、では一緒に寝ましょう」


口数が少ないメイが何も言わないとメイを見ると、大きなベッドを作っていた。

俺の方を向き「今夜は寝心地を重視した自信作だ」と、自慢している。


「仕方がないな、フランソワは俺から一番遠いところな。

知っているか、フランソワは寝相が悪いからな、要注意だ」


「フーさん酷いです」


「私も知っているよ。

体中が重いと思って目が覚めると、フランソワが私に覆い被さったからね」と、スーが言う。


「スーさん、それは大変申し訳ありません」


もうスーで良いよ。

同じ仲間なんだからね」



「メイが待っているから寝ましょう」


俺を中心に並び寝る事になった。

俺の両隣はアマンダとアリスになり、アリスの隣がフランソワに決まった。

アマンダの隣がスーになった。



「ところで明日なんだが俺は王都に行こうと思うんだ。

オルブライトの件は此処からでも手が届くが、俺の本業の方を確かめておきたいからな」

「じゃ、フーの邪魔をしたくないから、私たちは拠点を探そうと思う」

「王都を出る時に本業の方は辞めたんだが、転移が使えるようになったからな。

再開しても良いかなと思ったんだ。

鍛冶屋を此処へ呼ぶわけにはいかないから、これからもちょくちょく仕事が出来そうだ。

それに俺のスキルじゃ、精々ダンジョン位しか役に立たないからな」


「そうか、フーには無理して欲しくないんだけどね」と、アマンダが言う。


「そうですよ、フーさん位私達で何とでもしますからね」と、アリスが言ってくれる、本当にありがたい事だ。


「ところで、モニカレイはどうする心算なの」と、スーが聞いてきた。


「あれか、俺は家に帰れとさんざん言っていたのはみんな知っているだろう。

そう言う事だ、今更俺を訪ねてきても追い返すだけだな」


「それは仕方がないと思うけど、フーが開発したスキルの獲得方法が知られたんじゃない」と、スーが心配した。


「それは心配ないと思うよ。

皆も俺の職業本を見たから知っていると思うが、俺は大神ヴェルム様の加護持ちだから、俺がその場に居ないと努力は無駄と思う。

と、言うのが、これまでの長い歴史の中で、誰も思い付かなかったはずがないが、実際王宮の図書館、特に禁書室や教会でも見なかったからな。

スーのは特例なだけだ」


「そうか、じゃ安心だね」と、メイが言った。


「そうだな、俺もセイントフォーの様な実力者を量産する気も無いし、量産されると困るからな。

強力なスキルは俺達だけ持てばいいんだ」


「フーさん、私も同感ですよ。

ただ、モニカレイのだけが心配です」と、フランソワが言った。


「それは問題ない。

この先俺達の邪魔をするなら、死んでもらうだけだ」


「今の言い方のフーさんって素敵です」と、フランソワが言いだすから、皆が笑い出した。

如何だったでしょうか?

楽しめた、面白かった、と思われるなら作者冥利に尽きます。


前書きで話したように、私が勘違いしていました。

明日から正式に、冒険者編が始まります。

フーの強さが十二分に知れる冒険者編です。


どうぞご期待ください。

明日も何時もの時間にお会いしましょう。

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