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逃亡ー18

「そうだ、誰かフランソワに下着と服を貸してやってくれないか。

俺が貸せられそうなのはドレスしか持っていないが、サイズが合わないだろう。

アマンダの服が合いそうなんだが」


「まぁそうでしょうね。

体形的に私しか合わないと思うから」と、アマンダが納得する。


「申し訳ありませんが、よろしくお願いします」


「ねぇフー、もう一度裸になってそのよく見せてくれないかな」


「あぁ、私も見たいです、メイも見ましょう」


「いいけど、面倒だな。

ほら、みんなと違わないだろう」と、全裸になってみせた。


「う~ん確かに色も形も変わりがないですね。

特にあそこは私達と同じですし」と、後ろに回って拡げて見た。


「おいアリス、はしたないですよ」


「でも、美人でスタイルが良い。

僕惚れそう」


「おい、メイ。

俺にその気はないぞ」


「触りたいんだけど」


「うん、スー、良いぞ」

スーは自分の胸と交互に触り感触を確かめていた。


「どちらも柔らかい?」


「メイ、何で疑問形なんだよ」


「じゃ、僕のも触ってみる」


「もう良いだろう」


「居間に居ないと思ったらまだいたのね。

チョット、なにそれ。

ねぇフー、触ってもいい」


「あぁ、今度はアマンダか。

ほら、良いぞ。

何ならフランソワも触るか。

変わりはないと思うんだけど、何でこう女子は女子同士で触りたいんだ」



「フランソワ、その服良く似合っているぞ」


「そう言えば、フランソワは剣の達人なんだが、アマンダも英雄を持っているからか、身長が俺より高いな」


「アマンダ、もう良いだろ。

俺達は眠いんだ、早くご飯食べよう」


立派な食堂へ来ると各自が席に着いて待っていた。

「フーさんはアマンダの隣ね」


「おい、スー」


「フランソワさんは私の隣にしましょうか。

お互い第一号ですからね」


「それじゃ、私がパーティー要員第一号ですから」とアリスが言いだす。


「今の僕はご飯かな」と、メイが言い俺を見る。


「アマンダ?」


「みんなフィリスのご飯が食べたいのよ。

まだ有るんでしょう、私は無くなったから」


「そうね、分かりましたわ。

フランソワには大変申し訳ないが、先に謝っておこう。

すまん」


「いえ私くしはフー様と一緒に食べるご飯は何でも美味しくいただけますから」


「そうか?それは良かった。

今から出す料理は俺の家の物なんだ」と、言いポタージュに野菜サラダ、ステーキにパンを各自に用意した。


「これらは、家の執事が用意してくれたものなんだ。

誰が作ったかは知らないが、恐らくは家の料理人だろう。

ウェルビー家の家庭料理だ、美味しく食べて再開と新しい出会いを祝おう」


「あれ?口調おかしくなったが、この姿でいると元に戻ると思うから」



「やっぱり美味しいよ。

まぁ、私はあまりフーの家でご飯は食べていないけど、このステーキに掛かるソースは懐かしい」と、アマンダが言う。


「家のと比べると、ソースにコクがあってまろやかですね」


「そうか?口に合うならよかった。

皆も知っていると思うが、俺の家は武闘派で食文化についての評判は聞いたことがないからな」



それぞれが美味しいと言ってくれて、嬉しくなったし、俺自身は溢れ出る涙をこらえる事に神経を使い味は分からなかった。

お互いが再会を喜び合い、そこにフランソワも加わり楽しい食事は終わった。



「悪い、俺は本当に眠くなったから、だれか俺の部屋に案内してくれないか」


「で、俺の部屋は何処なんだ。

それにフランソワの部屋も、誰か案内してくれよ」


「フーはアマンダと同室になりました。

フランソワさんは、申し訳ないけど、ここに決まりました」と、二階の角部屋に決まった。


「って、俺の部屋は無いの」


「フーさんはね、私たちの部屋で一緒に寝るのよ。

因みに明日はスーの部屋で、その次は私で最後がメイの順に決まったんで、よろしくですね」



「まぁ良いけど」と、言いアマンダの部屋に案内されると、ベッドの上で寝間着に着替えたアマンダが正座していた。


「おい、アマンダ。

これは一体どういう事なんだ」


「くじで私が一番に当たっちゃって」と、照れている。


「そうじゃないだろう、何でこうなったんだ」


「それはね、みんなで決めたんだよ。

ほら、あの時ハーレムの事をばらしたらみんなうすうすは知ってて、その後は自然にこうなったの。

ごめんね」


「いや、もう良いよ。

もう眠いから寝よう。

アマンダも疲れたろう」


「うん、そうだね」

あの地下室の時のように、俺はアマンダの胸に顔を付けて眠る事にした。

うん、これだ。

この感触久しぶりだ、安心できる。

と、思ったら涙が出てきたがアマンダの胸に顔を付けて眠っていた。

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