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裏切者の粛清

 それからの動きは早かった。仕事なんてものはマルチタスクが当たり前だ。人事評価と下期の目標設定について悩んでいる間に衝撃的なニュースが耳に届いた。

「続いては昨日深夜に発生した交通事故に関するニュースです。昨夜午前2時半頃、阪神高速道路環状線土佐堀出口付近で渋滞により停止していた大型トラックと乗用車に後続の大型トラックが追突。乗用車は原型を留めないほど大破しました。追突した大型トラックの運転手は逃走しており、警察では行方を追うと共に乗用車に乗っていた人の身元の確認を急いでいます」

 これが確実に実行されなければならなかった「お掃除」の顛末。俺は中に乗っていた人物を知っている。少なくとも名前は。それは第2師団長の舛添要。本省人事部長の岩瀬達也。第2師団作戦部長補佐の赤松広。そして暁放送の報道部長兼コメンテーターと言う表の顔を持つ、玉川徹也本省宣伝部統括管理官。

 以上4名の氏名が公表されるのはまだ先の話。だから朝食を食べながら聞いているラジオからこの交通事故について流れてきた時は心臓が止まるかと思った。

「やった!裏切者抹殺や!」

巴は破顔一笑。右拳を握り締めて思いきり振り下ろす。

「バンザーイ」

「バンザーイ」

犬萩と犬樫は巴を真似たのか万歳をした後室内をはしゃぎまわった。

「犬ちゃん達!ドタバタしない!喜ぶところじゃないよ!」

椿は両拳を握り締めてやや前のめりに注意するのだが犬萩と犬樫は聞く耳を持たない。

「椿ちゃん。いつものことじゃん」

桃は俺の湯呑みにお茶を淹れながらぼやいた。

「大体、曹長達を私物化しようって企んでいるならそれは裏切りでしょう。ねえ少佐?」

頷く意外方法が有っただろうか?

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