29. 龍帝戦
忙しくてかなり空いちゃいましたね。せめて、1ヶ月以内に1話投稿したいです。
「ふぅ。馳走になった。魚というのも悪くないな」
「そうだろう?まぁ、当分食べれないようにするけど」
「ほぉ?つまり、儂に勝つと?......良いであろう。では、始めるとするか」
良かった。あの喋り方も疲れてた所だよ。
でも、必要の無いところで戦力を削られたなぁ。魔物を狩ったから皆の疲労度が溜まってる。消しても良いけど、その間、僕は戦闘には参加出来なくなる。まともに動けるのは、精精200人。よくもまぁそれだけの数になるだけの魔物を食べたものだよ。流石龍帝。
さて。やりますか。
「魔物を狩った人は皆休んで。遊撃部隊は準備を。
......その間、僕らは少し早めに始めようか?」
「ならば、準備を止めぬよう、場所を変えねばな。ついてくるがよい」
「ちょ、コン!?」
「いやぁ、ちょっと手合わせしてみたくなっちゃった。それに、弱ってた方が皆もやり易いでしょ?大丈夫。僕も倒せるとは思ってないから」
倒せるわけ無い、スキルすら無いのに。あるのは、魔法だけ。しかも、聖級以上で戦わないといけない。
間違いなく僕の魔力が先に無くなるよ。
まぁ、皆が死ににくくなるようにね
「魔力による身体強化。常時フライの発動。神級魔法、使用開始する」
さて、ここからは時間との勝負でもある。休む暇なんてあげないからね。
「ほぅ。なかなか面白い事をやるではないか。これならば......ぬぅ。喋る暇もくれぬようだな..............................なっ!?」
「魔力量には自信があってね。並の魔力壁じゃあ、防げないよ」
今わかった。龍に魔法が効かないっていうのは、単純に、防御してるからなんだ。貫通できて良かった。今は時間が惜しいからね。
まあ、ちゃっかり追加で3枚くらいかな?完全に防いじゃったけど。
「次は儂が見せてやろう。龍魔法、ライトニング」
龍魔法?とにかく、防御!
「え?う、あああああ!!!」
聖級魔法で作った壁が一瞬で壊れた!?それに、これは聖級魔法よりも強い!
「くっ、エアショット!」
「同じ手は通用せぬわ!」
駄目か......。龍魔法って何!?チート!?理不尽過ぎる!
(それはお前もだろう?)
「リオさん!何かアイデアありません!?」
(ない。が、時間くらい稼げ。何とかなる)
「そんなぁー!?もう、良いですよ!ヘル・ファイヤー!」
「地獄の猛火ときたか。だが、効かぬわ」
腕の1振りで、魔王すらたおすんだよ!?多分。
こんなのを倒そうとしてたのかぁ。こんなの無理に決まって..............................あぁ。そういうことか。
「おぉ?やってるねぇ。俺も混ぜてくれよぉなぁ!」
金髪でサングラスかけてて少し細身の長身。多分190くらい。細身ではあるけど多分筋肉質。格好は、何故か上は何も着てない。下は赤や金色のジーパン。靴は茶色のブーツ。
で、僕の魔法を突破してここに入ってきたんだ。それも、神級のを。
並大抵の強さじゃあない。
それと......柄が悪そう。
「ヘイヘイヘイ!そこにいるのは龍帝じゃねぇか!ま!ファブ二ールよりかは弱ぇだろうがな!」
「ふむ。恐らくそのファブニールというのは龍なのだろう。なれば、聞き過す事は出来ぬな。すまぬ。少し休戦とさせてくれ」
「あ......うん」
あれ?どうなってるの?取り敢えず、もう魔法は解いても良いのかな。
うん。良いよね。
「コン!」
「や、やぁディーネ。何だか、分からなくなってきちゃった」
いきなり知らない人が出てきて、龍帝と戦い始める?ほんと、どうなってるの?
(間に合ったみたいだな)
「リオさんから。......あの人は一体?」
(竜殺し。知らないか?八雲憐のパーティメンバーの1人。確か、名前は......)
「お前らよく聞け!龍帝と戦うこの俺の名は......鈴!私は龍を殺めし者!」
「......女になっただぁ?どんなスキルだよそれ。リオ。教えろ」
(......お前らにも聞こえるな?あいつのスキルは、二重人格 だ。どっちの性格も似てるが、見た通り、姿や声まで変わる、という物だ)
「で、でも、あの人......というか、あの人達が勝てるのって上級龍までなんじゃ?」
.........
(確かに、3人揃ってしまえば、上級龍までだろう。だがそれは単に、3人のスキルの相性が悪いからだ。片や龍殺しであの鈴果の右にでる奴はいない。まぁ、武器の性能のおかげでもあるんだがな)
「武器?なんなんですか?」
(バルムンクとかいう剣だ。)
「バルムンクだと?あぁ、ディーネ、バルムンクってのは、竜殺しの剣だ。ジークフリード?とかいうやつがファブニールを殺し不死身になる祭に使ったというな」
「さっきあの人が言ってた竜ですか」
不死身かぁ。正直なりたくはないけど、凄い竜だったんだろうなぁ。
(だがまぁ。今回は鈴の負けだろうな。相手が管理者であれば、勝てる奴なんて、神か神殺しだけだろう)
あれ、勝てないんだ?
神級魔法を破れるのに?
管理者って、どれだけ強いんだろ?
(あぁ、そうだ。鈴が戦ってる内に、管理者について説明しよう)
「そうだな。何なのかも知らない相手と戦うのは勘弁だろうし、それがいい」
うん、やっぱり、ブイさんも知ってるよね。そりゃ。
まぁ、大体予想は付くけど、皆がどうなのかわからないしね。
(管理者ってのは、まぁ世界のバランスを守る存在だ。バランスを守るためなら、神をも殺す役割だ。そんなやつが、たかが龍であるはずないだろ)
「いや、龍も充分強いんですけど...」
(じゃあディーネ。龍帝が神の魔法に限りなく近いコンの魔法を受けて、あそこまで弱ってないのはおかしいと思わないか?)
「それは、その.....そうですね。おかしいです」
あ~、うん。いくら龍帝でも、神には勝てないもんね。人族から成り上がった神にすら勝てないはず。
でも、それに近い魔法を受けても死なないんじゃ、確かにただの龍とは言えないね。
(で、あいつは龍帝だと言っているが、闘神といい勝負だろう)
「闘神と!?そこまで強いのか...」
あれ、アルさんがびっくりしてる。知らなかったのかな?
まぁ、それはともかく...勝負がついたみたいだね。
「は、ハハハ...。なんだよ。強いじゃ、ねぇか.......」
さて、と。
今度こそ、僕の番かな。
「コン!私も戦うよ!」
「ディーネ...でも」
「俺もやるぜ。せっかくこいつをつくってもらったんだ。あいつには実験材料になってもらわなきゃな」
「ブイさんまで...」
「俺だけじゃねぇよ。皆だ」
「そうだ。せっかく戦う気になったんだから、私も戦わせてもらわないと困る」
「我も戦わなくては、示しがつかんからな」
「自分も。あの国が好きだし」
「話聞いてる限り、あの管理者さんは倒さなくてもいい気がするんだけどね。ミノリもやるよ!ミノリのスキルを舐めない方がいいよ!」
.........皆、ありがとう。
「じゃあ、始めようか。」




