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チート魔術師と神を斬る男  作者: 化原優介
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18. 今後の予定

みんな、元気そうで良かった。

魔術師で馬しゃ............ゴーレム車を何台か作るらしいから、帰り道も楽できるし、あとは村の修復作業かなぁ。

でもまぁ、今はそれより大事な事がある。


「話したい事なんですが、2つあります」


お父さん達も全員聞いてるからって、慣れない喋り方してるよ、この人。

(うるさい!お前が一番関係あるんだからちゃんと聞け!)

あ、考えてる事分かるんだった。聞こう。


「まず1つ目です。この国の王に、魔王を倒したと報告し、コンを貴族の位に上げてもらいます」


「ま、待ってくれ!何故コンなんだ?」


そうだそうだ!お父さん、もっと言ってやれ!

何で僕が貴族なんかにならなきゃいけないんだ〜!

(そんな笑顔で反対するなよ。気持ち悪い)


「それは、2つ目にも関係してくる事ですが、私たちは今この世界を壊そうとしている神を倒そうとしています」


おー。アルさんとブイさんも横に並んだ。打合せしてたのかな?


「神を倒す?いや、この世界を壊そうとしているって、本当?」


リオさん。僕らが元々同じだったったって言っちゃう?

(好きにしろ)


「本当だと思うよ。僕の右腕は闘神様に貰ったものだし、僕は元々この人と同じだったみたいだしね。魔王も、神に騙されて僕らの村を襲ったみたいだし」


「面目ない......」


お、良いね。魔王、空気読めてるね〜。


「まぁ、話を戻すと。コンを貴族にする。それと同時に、この魔王の土地を貰う。書面上の、領主はコンですが、内政はこの魔王にやってもらいます。まぁ、細かい所は私が指示を出しますが......。ここまでで何か意見は?」


「はーい」


「............他に誰か?」


え!?

僕の事無視!?


「はい、質問があります」


「どうぞ」


ディーネの質問は良いんだ?

断ったら水を圧縮して打つけど。


「国王様が、魔王を倒したと信じてくれるでしょうか?」


「勿論、コイツを連れていく。ので、大丈夫だと思います」


「う、うむ。殺されないよう頼む」


魔王を王都に連れていくって結構凄い事だよね......そして僕が矢面に立たされる。

どうかうまく行きますように。


「............他に質問が無いようなら、2つ目に行きますが、宜しいでしょうか?」


どんどん行っちゃえー!


「......えー、2つ目ですが、ロイスリーフ夫妻。コンをお借りしても宜しいでしょうか?」


「そ、それはどう言う内容で?」


お父さん、反対しても良いからねー!


「神と戦う上で、戦力が必要となります。今回のように、魔王が騙されていると言う事が多いので神級魔法を使えるコンは大変貴重な戦力です。

死なせはしません」


まぁ、神を止めなきゃ皆死んじゃうし、付いていく気だけど。


「お父さん、僕は行こうと思ってる。経験の少ない僕が何処まで通用するかは分からない。けど、神を倒さなきゃ皆死んじゃうんだ」


「......よし、旅をして来い。俺は俺で出来ることをする」


「え......もう。コン、気を付けてね。あなたはまだまだ強くなれる。神ってのも倒しちゃいなさい」


お父さん、お母さん。ありがとう。


「よし。王都には、このまままっすぐ行く。ディーネ.....さんは、どうします?」


「わ、私も行きます!」


「で、ディーネ!?」


「おい、シルビア。可愛い子には旅をさせよ。と言うだろう?」


お父さん、シルビアさんの扱い方には慣れてるんだなぁ。


「......わかったよ。ディーネ、くれぐれも、気を付けるんだよ?」


「分かってるよ。お父さん」


良かったぁ。ディーネのいない旅なんてごめんだよ。


「セルベア、お前はどうする?」


...ん?アルさんとセルベアさんって、そんなに仲良かった?


「.....申し訳ございません。私は留まって、執事としての仕事をしなければなりません」


「いいんだそ?セルベア。行っても?」


「......では、休暇の日に行かせて頂きます。1日で、戻ります」


「......セルベアさん、無理はしないで下さいね。知ってますよ?セルベアさんの傷は、普通の人より治るのが遅いこと」


僕が2歳の時に打った魔法。あれを止めた後、気付かれないようにしてたんだとは思うけど、本をとる時とかにぎこちなかった。骨折だと分かったけど、普通の人より1ヶ月位治るのが遅かった。

つまり、今回の怪我も治るのに時間がかかってしまう。

だから、王都には行かないって言ったんだ。


「流石コン様です。えぇ、この怪我も、2ヶ月は安静にしておかないと傷が開くでしょうね」


......ちょっと切っただけでも2ヶ月は安静にしなきゃいけない。

やっぱり、セルベアさんは戦わない方がいい気がするなぁ。


............あ、最も厄介な妹を忘れてた。


「レーラは、皆と一緒に村を立て直してくれるかい?」


「やだ!一緒に行く!」


はぁ。やっぱり厄介だなぁ。

リオさん、弟いるんですよね?何とかなりませんか?

............あ、目逸らされた。


「絶対に行く!」


何か無いかな......良い方法は


「じゃあ、行ってどうするの?」


「え?............え〜と、その............」


あ、考えて無いんだ。

ここから攻めるべきかな。


「レーラ、遊びに行くんじゃないんだよ?本当に大切な事なんだ。それに、僕はお父さん達を手伝って欲しいんだけどなぁ?その方が僕は嬉しいよ?」


「......わかった。お父さん達、手伝う」


お〜。ディーネが言ってた通りなのかな?

レーラが僕の事を好きだって事。

兄妹でのそれは大丈夫なのかな?まぁ、ディーネ一筋......の筈だから関係ないね。うん。


「じゃあ、王都には、俺とブイとアル。そして、コンとディーネだな。旅の支度が済んだら出発だ。準備しとけよ?」


でも、国王様か〜。幼い頃みたいに言葉を丁寧にしないとだねぇ。

でも、僕は何も準備する物が無いからどうしようかな?

............ん?見覚えのある髪。


「よう、俺の命の恩人とその妻。久しぶりだな」


えっ!?

な、何でここにいるの!?


「「ダスティさん!?」」


あの時と何も変わらない、

物凄く強い商売人がそこにいた。


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