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チート魔術師と神を斬る男  作者: 化原優介
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11. 旅路〜1日目

「なぁ、コン。俺、実は魔術師じゃないんだよ」


「いや、魔術師ではないのに飛ぶのが僕より速いというのは悔しいのですが?」


ディーネは、少なくとも上級超えって言ってたけど違うのか。


「そこで、だ。作って欲しいパーツ............材料?............部品。そう!部品があるんだが......いいか?」


「部品ですか?武器その物ではなく?」


「そう、部品だ。組み立て式だからな。昼飯の時にでも資料に纏めて渡すからなー」


「はい。お待ちしてます」


ブイさんの武器ってどんなのなんだろう?

まぁ、昼に分かるよね。

それより、今は馬車の準備っと。


「コンー?馬車の強化付与はまだ?」


「う。左手でやったことが無いから難しくて............。右手は魔法を使えないし」


強化............いつもはほぼ無意識でやってたから、あんまり覚えてないんだよねぇ。

まぁまず。前提として、魔力が少なすぎるんだけどね。


「アルさん、魔王城まで何日でしたっけ?」


「5日だ。やはり、魔力が心配か?」


「えぇ。まぁ、5日もあれば半分位は回復しますかね」


魔力量が多いって、意外と不便な所あるんだよねぇ。

魔術師は魔力がないと、力が出ないから。だから普通は剣士と一緒に行動する事が多いらしいけど、それでも1日休めば元通りになる。

けど、僕は魔力量が多すぎて回復に時間がかかりすぎる。

ヒュドラの時は、昏睡状態で、下手に動かなかったからかな?すぐに回復してたけど。


「え、コン、今魔力無いの?」


「うん。あの弓を作った時にね。実は今も、あの弓に魔力を吸われてるんだ。少しだけどね」


本当に参ったよ。あの弓、作る側には負担が多過ぎないかな?闘神さんもそれが理由で僕に渡したんじゃないよね?


「また昏睡すれば魔力も戻るかな?」


「昏睡すればって、危ないんだからね!あの状態!やらないでよ?」


「じょ、冗談だよ。しないしない」


これはしない方がいいね。うん。したら最後、目覚めた瞬間刺されそうだよ。


「うーん............じゃあコンは休んでて。あとは私達がやるから」


「うん、ごめんね。少し横になってる」


ふぅ、これなら倒れる前に寝れそう。

魔力が無いのがこんなに不便だとはね。

目の前がぼやけて見えるよ。


「あ、セルベアさん。僕は宿で休んでるんで何かあったら言って下さい」


「承知致しました。他の方たちには、私から言っておきます」


「ディーネには言ってるから、よろしく......お願いします......」


あぁ............そろそろ駄目だ。


..............................よし、着いた。これで、寝れるーーーーーーーーー





〜ディーネ〜


「よし!これで終わりっと。セルベアさん!そっちはどうですか?」


「今終わりました。荷物は私が積んでおきますので、ディーネ様はコン様を呼んで頂けないでしょうか?」


............あ、右目が左目より細い。コンが言うには、何か企んでる時の目なんだよね。

本当に嫉妬しちゃうなぁ。コンってば、セルベアさんの事いっぱい知ってるし。確かに私の事も分かってくれてるけど、何だかなぁ。


「わかりました。コンを呼んできます」


セルベアさんは何を企んでたんだろ?

まさか私とコンが2人きりになる事は........................ありえる。セルベアさん。たまに楽しんでる所あるし。

セルベアさんが少し信用出来なくなっちゃうよ。いや、するんだけど。

コンは宿で休んでるんだよね。だったら寝てるのかなぁ。

コン。1回寝るとなかなか起きないから大変だけど............寝てなかったらいいなぁ。


さて、コンは起きてるかなぁ?


「コン!準備終わったよ!......................................................寝ちゃってるのかぁ。入るよ?」


起こさなきゃかー。起きてくれると良いんだけど。

............あ〜。完全に寝ちゃってる。

..............................あれ?違う。もしかして!?


「............息が浅い。昏睡してるの?」


え、えーと!まずどうすれば!?あ、そうだ!セルベアさん!


「セルベアさん!コンが!!!」


セルベアさんは耳が良いから来てくれるはず!

............あ、来た!........................跳んだ!?


「ディーネ様!窓をめいっぱい開けてください!」


え、窓から入るの!?ここ2階............いや、セルベアさんなら大丈夫!


「っ!............ありがとうございます。コン様は......................魔王様の所へ連れていきましょう。医学も齧っているようでしたので」


「はい!」


だ、大丈夫だよね?たす............かるよね?



「うん。比較的浅い。これなら大丈夫だ」


「よ、良かった............!」


「だが」


え?何だろう?


「3日程度、起きない可能性がある」


3日..............................3日って、確か!?


「魔王城到着予定日じゃないですか!?」


「そうだ。だが、それは急いだら3日で着くと言うだけだ。予定を変えて、5日程度掛けて行くという手もある」


「無いな。予定通りだ。こいつからの伝言。

『僕が駄目でも向かって。絶対復活するから』だと」


コン............信じてるからね。


「では、予定通り行きます。レーラを呼んでくるのでゴーレムをお願いします」


コンが戦えなくたって、私達で何とかしてみせる。

お父さん達を助けて、魔王をやっつけてみせる!

私にはあの弓もある。例え倒せなかったとしても、足止め位は出来るはず。

コンにはしっかり休んでもらわなきゃ。

私達だけで成功させるからね。コンーーーーーーーーーーーーーーーーーー

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