ss 出発前夜
読んで字のごとく?ショートストーリーです。
次の話は軽く人物紹介でもしようかと..............................あ、ネタが無い訳では無いですよ(汗)。ww
「コン!魔王と戦うんだから何か鎧っぽいの着てよー!」
ディーネがいきなり言ってきた。それも、ある種の期待を込めて。
ディーネは分かりやすいんだよねぇ。僕だけかもしれないけど。
「でも、動きが遅くなっちゃうかもしれないし............」
いくらディーネのお願いでも、流石にあの理由じゃあ、着れないよ。
「え〜!着ようよ〜!」
「ディーネ。ただ、僕が鎧を着てるのを見たいっていうのだけじゃ、無理だよ?」
「ど、どどどどうして分かるの!?」
あ〜。癒されるぅ〜。ディーネ可愛い〜............
「目が輝いてたよ。それに、あんなにニッコリしながら言われても......」
あれは大抵の人は分かるよ。
「ガントレットとかならいいよ。行こっか、買い物」
「うん!!!」
あぁ..............................こんなに可愛い娘が生涯支えてくれるって幸せだなぁ。
~2時間後~
「迷っちゃったよ〜!う、うぅ............ぐすっ」
ど、どうしよう。
迷うしディーネが泣くし............こういう時は......
「ロイスリーフ家の極意その............九!道に迷ったら壁沿いに歩け!よし、行こう」
~1時間後~
「うわぁ〜〜〜〜〜ん!!!帰りたいよぉ〜!」
はぁ、僕には魔術以外の取り柄が無いんだ。そうに違いない。
「ディーネ、大丈夫だから、ね?大丈夫だよ」
「で、でもぉ............」
「僕を信じて」
まぁ、その結果がこれなんだけど............................。
「おい、ガキども。迷ったのか?」
「あ、はい!」
良かったー。これで帰れる。
「付いて来い。案内してやる」
「はい!ありがとうございーーーーーーーーーーーー」
「待て!そっちに行っちゃ駄目だ!」
後ろから、赤毛の男性が走ってきた。背中には、大きな籠を背負ってる。
「スラム街に子どもを連れ去ってたのはお前か。依頼されたからお前を捕まえる」
「チッ!バレたか!だが、お前1人で何が出来る!?」
「何でも。かな」
赤毛の男性が、まるで残像を見てたかのように消えた。
「ハッ!」
いつの間にか、誘拐犯(?)の手前にいて、手を胸に当てたと思ったら気合い?と一緒に誘拐犯(確定)を3m位飛ばした。
「ふぅ。セーフかな。君達、怪我は?」
「あ、無いです」
まぁ、良かった。今は魔力が殆ど残ってないし剣も無いからろくな抵抗も出来なかったよ。ディーネに戦わせるのは気が引けるしね。
「俺はダスティ。まぁ、旅をしてる武器屋兼何でも屋だ。よろしく」
「僕はコン。で、こっちが............」
「い、今コンって言ったか!?」
どうしたんだろう?いきなり大声出して。ビックリしたなぁ。
「はい、コンです」
「ヒュドラが攻めてきた時、俺もあの村に居たんだ。お前のお陰で助かったよ。俺も多少なら武術の心得があるが、あんな化け物には勝てないからな」
そうだったんだ。この人も、あそこに........。
でも、この人なら勝てはしなくても逃げるくらいなら余裕なんじゃないかな?多少って言ってたけど、達人の域を超えてるよ。多分。
「まぁ、お礼と言っちゃ何だが、値段を下げて提供させてもらうよ。御贔屓にお願いしますっとな。............1つ目の商品は無料だ。受け取れ」
ダスティさんが手を叩くと、いつの間にか宿に着いていた。
「ど、どうやって!?この街では魔法が使えない筈............行っちゃったか」
隣を見ると、泣きつかれたのか、ディーネが寝てた。
あの人とは、またいつか会う気がするなぁ。
今思えば、僕基準の小説だと全然ssでは無いような............気のせいですね!きっと!




