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殴り賢者はバレている  作者: 七風


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「ふふっ。あとでお礼を言わないとねぇ」

『静:だから言ったでしょう! 面倒な事に絡まれるかもしれないから注意しなさいって! まぁ面白かったからいいけどね(50,000円)』


『えっ!? 静さん本人!?』


『5万円wwwww』


『注意してた本人が一番楽しんでるじゃねえか!』


『「面白かったからいいけどね」で全部許してるの草』


『静さん、最初から最後まで見てたんだw』


『妹たちの心配をしつつ、しっかり楽しんでるお姉ちゃん』


『鈴木さん、静さんにも見られてますよwww』


『50,000円は草。静さん、太っ腹すぎる!』


『これがSランク冒険者の余裕か……』


『乙羽ちゃん、あとでお姉ちゃんに怒られない?w』


そして乙羽は、流れてきたスパチャの名前を確認して、いつもの調子で首を傾げる。


「んぅ? あっ、お姉ちゃんだぁ。見てたんだねぇ」


琴が苦笑しながら頷いた。


「静さん、やっぱり心配してたんだね。でも、最後まで見てくれてたんだ」


「いや、最後の『面白かったからいいけどね』ってところが重要だろ!」


柳が笑いながら画面を指差す。


「静さん、絶対楽しんでたじゃん!」


「ふふっ。あとでお礼を言わないとねぇ」


乙羽は嬉しそうに笑った。


一方、画面の隅では、鈴木太郎が何とも言えない表情で固まっていた。


『鈴木さん、静さんにまで見られてて草』


『これ、あとで静さんからも何か言われるんじゃ……』

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