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アラサーの俺がヒロインの友達に転生?ナイワー  作者: 七地潮
〜のんびりいこうよ、え?いけないの?〜
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クリスティーナと兄のこととか色々ね

リズヴァーンから謝恩会で行われるダンスのパートナーに誘われた。

一応婚約者だから、当たり前っちゃあ当たり前か。


以前はこちらから申し込んで、緊張のあまり色々あって、今の俺が目覚めたんだよな。

今度は無事に過ごせることを祈ろう。


まあ、俺は良いとして、兄はどうするんだろう?

きっとリズヴァーンとの婚約話がなければ、俺と踊っただろうけど。

なーんて心配していたけど、兄のパートナーは早々に決まった。


「え?兄から申し込まれたの?」

「ええ、私に予定はないですからお受けしました」

驚いてる俺に、クリスティーナは平然と告げてくる。

え?これは兄ルートか?

兄とクリスティーナ、そしてついでに俺とリズヴァーンの合同結婚式スチルをリアル体験か?


……うわぁ〜〜…。


因みに最近は二人きりの時は、普通に喋らせてもらっている。

楽だ〜。


「……キャシー、何か勘違いしていませんか?

ダンスのパートナーをお受けしただけですよ」

「え?そのままお付き合いとかは」

「あり得ませんわ」

被せ気味に否定された。


「あくまでもアルバート様の風除け要員として、今回のパートナーをお受けしただけで、お付き合いなどは一切ありません」

余りにも力一杯否定されるので、つい擁護してしまう。

「そんなに力強く否定しなくても良いと思うんだけど。

兄って魅力的じゃない?」

「そうですね、アルバート様は頭もよろしいですし、綺麗事ばかりでもありませんし、駆け引きなどもお得意みたいですし、ご自分の能力も把握していらして、それを有効的に使える素晴らしい方ありだと思いますわ」

あれ?なんか思ってたのと違う?

褒めてるけど、男としてはナノっぽっちも見ていない?

仕事人としての評価はめちゃあるみたいだけど。


「褒めくれてありがとう。

でも異性としては見れないって事?」

「キャシー、どこの誰が自分より美人の隣に並びたいと思いますか?」

「え〜、確かにあの美少女フェイスには勝てる気しないけど。

でも兄モテモテだよ?」

「それはそうでしょう、東の領地の跡取りの伯爵令息で、没落しそうにないですし、将来安泰、金も力も地位もあるのですから、引く手数多でしょう」

あ〜、女ってしたたかって事ね。

「じゃあクリスティーナもどうよ?

クリスティーナが義姉になってくれたらめちゃ嬉しいんだけど」


そうだよ、クリスティーナが兄とくっつけば、俺の義姉になる。

俺の秘密を知ってる人が側にいると安心なんだけど。


「キャシー、私は没落した後は貴族社会に戻りたくありません。

だからこそ手に職を付けようとして、コウエンジ様の国の品を扱う店を始めようとしているのですよ」

子供に言い聞かせるように言われてしまった。

「ごめん、クリスティーナの人生はクリスティーナが主役なんだから、自分の思うように生きていきたいよね。

ただ俺としては、クリスティーナが側に居てくれたら嬉しいなって思ったんだ。

でもこれは俺のわがままだよね。

うん、今の話は無し!

とにかく兄のダンスのパートナーだけはよろしくね」

俺が言うとクリスティーナは笑ってくれた。

「ええ、アルバート様はお誘いを断り続けることがとても煩わしそうですから、私が跳ね除けて差し上げますわ。

その分お店経営のオーナーに関しては、色々融通聞かせて貰えるとありがたいのですけど」


なかなかちゃっかりしてるなあ。

さすが儀式も通過儀礼の一環として、担任に頼むくらいあるわ。

割り切りが凄い。

……でも、これって乙女ゲームのヒロインとしとはどうなんだろう。

どんどんかけ離れて行ってるような?

兄もダメとすると、一体誰とくっつくんだろう?


因みに俺のドレスはリズヴァーンが、クリスティーナのドレスは兄が準備してくれる事となった。

どんなドレスに仕上がるかは当日のお楽しみだそうだけど、ドレスより何より、俺とクリスティーナの一番の心配事は、


【試食のし過ぎで体型が変わらないか】


と言う事だ。

オーダーメイドのドレスを作ってもらっても、仕上がるまでに太ってしまうと……。

ス、ストレッチでもしようかな、明日から。


そうそう、クリスティーナから女性の意見も聞きたいからと、企画会議(いや、俺がそう呼んでるだけだけど)に誘われた。

おかげで美味しいものは食べられるし、懐かしい感じの物も見られる。

何より暇が潰れた!


ヤスハル達の国は、本当に日本文化そのままなんだよね。

ユーザーに親近感を持ってもらうとか、受け入れやすいとかなんだろうけど、微妙に名称が違ったりするくらい。

ある意味手抜きだね。


扱う菓子は、店で作る生菓子と、輸入もする干菓子、それと和茶を少々。

和茶に関しては、レシピ付きも作り、最初はレシピ付きを買ってもらい、後は茶葉だけ買ってね、って形。

まあ、お茶そのままだと受け付けなくても、ラテとかにアレンジすれば、幅広く受け入れられるだろうね。


日本の様に持ち帰り様に箱や袋に入れるには、紙の料金は高い。

なので、基本は容器を持って来てもらうけど、料金設定したギフト用の箱や包装紙、巾着なども用意するそうだ。

箱は化粧箱で、化粧箱は大和の国の国花である桜の箔押していて、包装紙は千代紙だ。

他所では目にかかれない鮮やかな千代紙は、飾る人も出てくるんじゃないかな。

巾着や千代紙は別売りもするとか。


しかしまあ、個人的には和菓子が気軽に食べられる様になるのは大歓迎なんだけど、何というかやりたい放題だよね。

小説やゲームの世界に行くって事は、シナリオライターの創造世界だから、ある意味その世界の神?

【この話はフィクションです】の一言である程度好き勝手に出来るもんね。


でも、ここまで日本文化入れて良いのかよ?

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