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アラサーの俺がヒロインの友達に転生?ナイワー  作者: 七地潮
〜のんびりいこうよ、え?いけないの?〜
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クリスティーナ/コウエンジ

キャスティーヌの誕生日に初めて食べた、東の島国のお菓子とお茶がとても素晴らしかったですわ。

そのお菓子などを広げたいと言うコウエンジ様と、新しい事業を展開したいけれど、領地経営をやって行く為に時間に都合のつかないアルバート様。

お話をキャスティーヌから伺った時に、是非私にやらせて欲しいと申し出ましたの。


没落予定の私には、渡りに船とでも言うのでしょうか、販売に関しては以前他の方に伺ったことがございますし、経営は学園で基礎を学んでいます。

4年に進級する時に、経営関係の授業を主に選べば問題ないかと思いますの。


ですからキャスティーヌにお願いし、てアルバート様を紹介していただきましたわ。

その後何度も話し合いをしています。


今のところ決まった事は、先ずはアルバート様がチェックして絞り込み、私も交えて【どう言う感じでどの層に】販売するかを話し合い、決まった品を、私がお店で販売する。

それともう一つは、コウエンジ様の紹介してくださる職人を、アルバート様が雇い、私の店に派遣して、店で菓子を作り、私が店で販売する。

その時に職人に私が面接した製菓の出来る人材に技術を教えて頂き(弟子という事ですわね)、経営状態に応じてですが、いずれ二号店、三号店と展開したいと思ってますの。


サリフォル家の治める土地へも出店したいので、まずは王都での店を成功させて……など、話はどんどん膨らんでいます。


お店を開くとしても、もっと話を詰めてからです。

その後もリサーチや、店を出す場所や建物、周辺への根回しや、従業員を募って教育して……。

やる事は山ほどありますし、準備が整いお店を開くのはまだまだ先になります。


それでもとても楽しく、日々は充実していますわ。


……ですから、キャスティーヌが寂しい思いをしていたと聞いた時には、とても反省しました。

全てはキャスティーヌがいてくれたからこそなのに、その彼女を放っておくなんて、私は配慮が足りませんわね。


………そうですわ!キャスティーヌも巻き込んでしまえば良いのではないのかしら!

早速明日にでもキャスティーヌに話してみましょう。



*****


去年は、この大陸の南の国へ一年間留学していた。

南の国は派手で陽気で、とても楽しく過ごせたけれど、商売的にはボチボチだったかな。


今年は婚約者の泰治が居る、大陸中央寄りのコルスタニル国へやって来た。

コルスタニルの王都は、穏やかな雰囲気の国だね。

この国なら我が国の品を取り扱ってくれるところも出てくるのではないかな。

南の国は大柄で、派手な色彩の物はウケたけど、繊細な細工物や落ち着いた色彩の物は反応が悪かったからね。


まずは学園に転入して、そこで生徒に顔を売り、お茶会を開いて我が国の品を広げる。

いつもの流れだ。


私より先に泰治が学園に通っていたから、その伝手も使おうと思っていたのに、どうも孤立していたようだね。

違う学年の兄妹と仲良くなったくらいだそうだ。


転入してすぐに学園祭があったので、そのメインイベントのトーナメント戦に出て優勝して顔を広げようかな、腕には自信があるから。

と思っていたけれど、惜しくも優勝は逃した。

代わりにと言うのが、ミスターコンテストで優勝したけどね。


学園祭のお陰で顔は売れて、お茶会も開いてみたけど、貴族相手だからなのか、品物はウケてもそれが商売へと繋がらない。

この国では貴族女性は仕事を持たないみたいなんだ。


だからと言って平民だと、ほいほいと店を出すなど出来ないし、今ある店や商人には伝手がない。

何よりこの国には商業ギルドがないから、斡旋もしてもらえないし、思うように話が進まない。


そんな時、泰治繋がりでサリフォル嬢の誕生日会に招かれたので、そのお返しにとお茶会へ招待した。

誕生日プレゼントに渡した我が国の食べ物を、美味しそうに食べていたから、もしかして……と思ったけれど、当たりだった。


そこからは話が早かったね。

サリフォル嬢の友達のヨルハイム嬢と、サリフォル嬢の兄上、アルバート様の二人が主となり、私が一番力を入れたかった、和菓子とお茶を取り扱う予定だ。

勿論我が国の職人を雇ってもらい、技術も広げる予定もある。

包装用に織物を使った巾着や風呂敷、繊細で華やかな和紙を使ってもらう話も出ている。


二人とも頭の回転は速いし、想像力も豊かで、話し合いはとんとん拍子に進んでいる。


現実するにはもうしばらくかかるけれど、私の留学期間中には形になりそうだ。

なんなら滞在期間を延ばしても良いしね。


実は泰治に会いたいが為にこの国へ留学したのだけど、その選択は正しかった。

ああ、やっぱり泰治は私の福の神だな。

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