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アラサーの俺がヒロインの友達に転生?ナイワー  作者: 七地潮
〜のんびりいこうよ、え?いけないの?〜
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アルバート/リズヴァーン

キャシーの身の安全のためにも、リズとの婚約…偽装婚約を承認したのはつい最近なのに、キャシーが別の男性とバザーに参加する事も知らないとは、何を考えているのか。

僕も新しい取り組みに、つい夢中になってしまったのは認めるけれど、リズの立場からすれば、婚約者が別の男と二人で…というのはダメだろう。

勿論キャシーも少しばかり考えが足りなかったかな。

それでもやはりリズが悪い。


「それで、バザーはどうだった?」

キャシーには聞いたけど、あの子は少しばかりうっかりした所があるからね。

「楽しそうにしてたみたいだ。

自分の作った物を買ってくれる人が居るのが嬉しいと言っていたかな」

「楽しんだのならよかった」

「ただ、帰り支度をしようとしていて、ビアトゥールがやって来た時には少し緊張している気がした」

「なに」


ビアトゥールの奴、婚約話も断ったのに、キャシーの周りをウロウロしているのか。

「また誘う様なことを言っていたから、キャスティーヌには断るように伝えたけれど、アルからも誘いに乗らないように言っておいてくれ」

キャシーは人が良いからな、誘われたら断れないかもしれない。

これは後で話しておかないといけないな。

でも、ちゃんとリズも言ってくれたのか。

少しは婚約者だという自覚を持ったということかな。


「リズ…キャシーがビアトゥールから誘いを受けようとしたのは、やはり一人にして寂しかったからだと思うんだ。

だからちゃんとキャシーを見ていてくれ。

寂しい思いをさせないでくれ。

今までは僕が気を付けていたけれど、これからはリズの役目なんだから」

偽造婚約とは言っても、きっとこのまま二人は結婚するだろう。

だって周りもそう見ているし、何よりキャシーはリズが好きだし、リズは…きっとキャシー以外とだと結婚できないと思う。

いや、結婚は出来るだろうけど、幸せになれないだろう。


二人の為にも、お互いをもっと理解し合い、歩み寄って幸せになって欲しいと思う。

幸せにしている二人を見る僕も幸せだし、二人が僕から離れて行く事は無いから、皆で幸せになれるだろう。


だからまず二人が心を通わせあって欲しいものだ。



*****



キャスティーヌを幸せにしようと思っていたのに、アルバートが女性と新しいことを始めると聞いて、アルに付きっきりになってしまった。

新しい取り組みは、そばで聞いてても心が躍る物があり、つい他の事…キャスティーヌのことが疎かになってしまった。


アルからビアトゥールの話を聞き、バザーには俺が付き添うこととなったけれど、キャスティーヌはあまり嬉しそうでは無い。

それもそうだろう、放置してしまっていたのだからな。

キャスティーヌとしては気を使ったようなのだけど、気の使い所が違うのではないのか?


俺は人の心の機微などには疎いと思う。

だからはっきり言ってくれないとわからない。

いや、開き直ることではないが、以前と違って、今のキャスティーヌならキチンと言ってくれる筈だ。

だから本人にも言葉にしてくれと伝えることにしよう。


バザーは楽しそうに過ごしていた。

隣のブースの方々から、からかわれる事もあったけど、概ね問題なく過ごしたと思う。

ただ帰る前にビアトゥールがやって来て、またちょっかいを出しそうな雰囲気だったのには、釘を刺したけれど、どこまで効くことやら。


これからはキャスティーヌからなるべく目を離さないようにしようと思う。


そう言えば謝恩会のダンスにも正式に申し込んでいないな。

次に顔を合わせたときにでも、キチンと申し込む事にしよう。

また誰かが横槍を入れる前に。


………アルのパートナーは誰になるのだろう…。

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