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アラサーの俺がヒロインの友達に転生?ナイワー  作者: 七地潮
〜気がつけば第二の人生?〜
48/112

アスデモスって……

男と婚約話が上がるのはショックだけど、仕方ないよなぁ、今俺女だし。

この世界で結婚しないってのは『自分問題があります』って言ってるようなもんだからね。

だからいずれはってわかってはいるんだけどさ、こう…ねぇ……。

それに恋愛結婚を推奨されてても、やはり家の事をまるっと無視なんてできない。

とりあえず今回は何とかなったからいいか。



……なんて思っていたんだけど、今俺の前には微笑みを浮かべた水色の美形さん.。

「サリフォル様、昨日父から断られたと伺いましたが、何故なのでしょうか」

微笑んでるけど、目が笑ってないよ?怖い。

「何故と仰られても……」

「地位的にも問題ないと思いますし、これでも私、女性には好まれやすい容姿をしていると思うのですが」

ああ、そうだね、イケメンだよね、さすが攻略キャラクターだよね。

でも自分で言う?


「私は婚約者を条件や容姿で選んだりしませんわ」

「なぜですか?

婚約は結婚の約束、結婚とは契約の一種なのですから、条件は大切ですよ。

それに長く一緒にいるのですから、見た目も大事だと思いますよ」


いや、言いたい事はわかるけどさ、身も蓋もなくない?

しかもそれを女性に言うのはどうよ?

「私は、好ましい方と末長く幸せで暮らす事が結婚かと思います」

うん、男と結婚しなきゃいけないとしても、せめて少しでも好きな……好ましい奴とがいいよ。

そりゃあ偽装結婚とかもあるけどさ、離婚が難しい世界なんだから、好意がないと息が詰まると思うんだけど。


「……やはり貴女は貴族らしくないですね」

また言われたこのセリフ、そんなに貴族っぽくない?

言葉遣いだって頑張ってるのに?


「そう仰るのは、貴女に今意中の方がいらっしゃるからなのですか?」

「いえ、いませんわ」

「それなら前向きに考え直してみませんか?」

えらい食い下がるな。

「なぜそこまで仰るのですか?

ビアトゥール様の仰る条件に当てはまる方は、他にもいらっしゃると思いますよ」

クリスティーナとかね。


「そうですね、条件に当てはまると言うのは勿論なのですけれど、貴女の気の強いところも良いとおもいます。

多少の事なら跳ね返しそうですし、追い詰めても逃げ出さなそうですし」

……ん?今何か言った?

後半声が小さくて聞こえなかったんだけど。

「それに、派手すぎない外見も好ましいです。

神職の私の隣に派手な方が並ぶのは、信者の方に良い印象を与えませんからね」

地味で悪かったね、思わず心の中でムッとしたよ。

「………ふふふ、色々顔に出てますよ」

え?マジ?

「そんなに顔に出すのは、社交界でもよろしくないのではないのですか?

貴女は頭は良いのでしょうけれど、精神的に幼いように見受けられます。

もっと心を隠す事を学ばれてはいかがですか?」


えー、にっこり笑えてない?

心って言うか、頭の中のアレコレ隠せてない?

それに幼いって、アラサーのお兄さんだよ?

そんなに子供っぽいのか?


「でもそんなところも調きょ………指導のしがいがありますからね」

!!今調教って言った⁈

え?もしかしてコイツと居るとたまに背筋がゾッとするのって、もしかしてコイツって、Sなのか?


「ふふふ、ほらほら、また表情に出ていますよ。

ああ、婚約したらその辺りを手を取り鞭を取り指導しますのに」

!!!!!!鞭って言ったーーーー!!!

「あの!絶対!無理です!

婚約はキッパリお断りさせていただきます!

他をあたって下さい!!」

「おや?そうですか?

それでは一旦引きますけれど、世界を広げようと言う冒険心が起きましたら、私が新たなる世界へご案内致しますよ」

「けけけけけけ結構です!!」

「ふふふ、恐れているその表情も、とても可愛いですよ」

「し、失礼致しますわ!」

姉貴ーーーー!!

なんてキャラ作ってんだよ!

俺はダッシュで(本当に走るのはNGだから気持ちだけ)その場を去ったよ。


クリスティーナ、ベルアルムのルートもダメだよ、うん、ダメだこりゃ。

★★★お知らせ★★★


話の区切りも有るので、今月は次回から連続投稿いたします。


8月8日の49話から58話まで、毎日更新しますので、よろしくお願いします。


うーん…ありがちな『主人公ピンチ展開』ですけど、苦手な方すみませんと、先に謝っておきます。

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