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俺の非日常な日々  作者: 零堵
~二年目~
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~第六十話~

季節もすっかり、夏になり、暑くなり始めた頃

俺は、今日も、妹の亜季あきと一緒に、学校へと登校していた。

登校途中、なんか視線を感じたので、視線の相手を探してみると、俺に見つめられたのか、ぽっと顔を赤くした、女生徒がいた。

え~っと確か……この子は……

「こ、こんにちはです、真琴さん……」

あ、確か、俺の担任の朝崎翠あさざきみどり先生の従妹の、朝崎志乃あさざきしのちゃんだったかな?

「えっと、志乃ちゃんだったよね」

「はい、志乃です、真琴さん、覚えてくれて嬉しいです」

「そう? 一体、自分に何かな?」

「え、えっとですね? 実は、山野辺パークのチケットを貰ったんです、私、真琴さんと行きたいです……だめですか?」

駄目ですか? とか、言われてもな……

別に、断る理由もないしな?

だから俺は、Okする事にした。

「いいよ、じゃあ、いっしょに行こうか?」

「あ、ありがとうございます! 今日って、学校が午前しか授業ないみたいですから、午後にでも、行きましょうね」

そう嬉しそうに言っている。

なんで、うれしそうなんだ……? と思ってはいたが、深く考えないようにしていた

「ま、まった! お姉ちゃんが行くなら、当然、私も行くよ! いいよね?」

亜季が、ものすごい勢いで言ってきた。

「う、うん、亜季ちゃんもいいよ……」

「やった、じゃあお姉ちゃん、今日は、一緒に遊園地に行こうね?」

「分かった」

こうして、後輩と妹の三人で、遊園地に行く事になったみたいである。

学校にたどり着き、クラスと学園が違うので、そこで別れて、俺は、三年一組に行く。

三年一組に、たどり着き、自分の席につくと

親友の栗谷実鈴くりやみれいが、やって来て、こう言ってきた。

「まこ~、今日さ? 授業が、午前中しかないでしょ?」

「まあ、そうだな」

「だからさ? 午後さ? 遊びに行かない?」

「遊びに?」

「うん、みっきーも誘ってあるしさ?」

みっきーと言うのは、同じクラスで、演劇部員の有栖川美紀子ありすがわみきこの事である。

美紀子だから、俺達は、みっきーとあだ名で、呼んでいるのだった。

遊びにか……まあ、さっき妹と、後輩に誘われたので

「ごめん、無理」

「な、なんで?」

「用事があるから」

「用事って何?」

「用事は用事だよ、だから他の人誘ってね?」

「……そっか……あ~あ、まこを誘いたかったのに……ま、用事じゃあ、しょうがないよね」

そう言って、自分の席に戻っていった。

そして、チャイムが鳴り、担任の朝崎翠あさざきみどり先生が、やって来てこう言う。

「あ~今日は、なんだか午前中までしか、授業がないみたいだぞ、だから、私も午後は、遊びに行くとする、お前らも、いろいろな事をやってみるのもいいかもって所だな、じゃあ授業をはじめるぞ」

いろいろな事ってな……何をやるつもりだったんだ……? と思ったが

まあ、気にしないでおく事にした。

そして、午前中だけの、授業が始まったのであった。

午前中の授業内容は、それほど難しい問題が出されると言う事は無かったが、先生に「ここ読みなさい」と指摘された所を読み上げて、あとは黒板の文字をノートに書き写すだけで、授業が終わった。

午前中の授業が終わり、午後になったので、鞄の中に、持って帰るものを入れて、クラスを出る事にした。

クラスを出て、階段を下りて、昇降口の前までくると、妹の亜季あきと、後輩の朝崎志乃あさざきしのがいた。

「あ、お姉ちゃん、待ってたよ?」

「待ってたって……別に、家に帰っていてもいいと思うけど?」

「真琴さん、このまま遊園地に向かいましょう?」

「このままって、制服のままで?」

「はい、いちいち戻って、時間指定して集まるのもあれなので」

「はあ……まあ、志乃ちゃんが、そう言うならいいけど……亜季もそれでいい?」

「うん、それでいいよ? じゃあ、行こう? お姉ちゃん」

そう言って、三人で、前に行った事のある遊園地、ヤマノベパークに、行く事になったのであった。

ちなみに、移動途中、どういうわけか、腕を組みながら、歩きたいとか言ってきたので、断る理由もないので、そのまま移動する事となった。

右に亜季で、左に志乃ちゃんが腕を組んできて、三人で、くっついたまま移動する事になったけど……まわりの視線って、俺達は、どう見られてるんだ……? と、思ってしまったのである。

そんな感じに、移動して、数十分、目的地、ヤマノベパークに辿り着いた。

人が、そんなにも並んでいなく、スムーズに入園する事が出来て、まず、何のアトラクションを乗ろうか……と、相談した所

新しく完成した遊戯、フルスロットルと呼ばれる、ジェットコースターを乗る事にした。

人が結構並んでいて、二十分ぐらいで、乗れるみたいだった。

列に並んでいると、志乃ちゃんが、こう言ってくる

「真琴さん」

「何かな?」

「私、真琴さんの出演したドラマ、全て見たんですけど、まだ他にも、出演する予定って、あるんですか?」

「あ、それ、私も気になったよ? お姉ちゃん、お母さんみたいに、ドラマとかまた出演するの?」

確か、俺が出たドラマと言うのは、天空カイザーと、すくーる・でっとだったはず……

ほかのって言われても、今の所、ドラマの出演とか、誘われてないので

「今の所、出演する予定は、ないよ?」

「そうですか……でも、ほかに出る事になったら、私に教えてください、私、絶対に見ますから」

「あ、私も見るよ? お姉ちゃん」

「そ、そう……その時なったら、言うよ」

そう話していると、順番がきたので、フルスロットルと言う、ジェットコースターを乗る事になった。

何故か、一番前に座らされて、フルスロットルがスタートする。

最初は、急上昇して、一気に下降して、ダブルループだった。

体にものすごいGがかかるので、ちょっと気持ち悪くなってしまった。

三分ほどで、遊戯が終わり、外に出ると

「す、すごかったね……お姉ちゃん」

「私も、凄いと思いました……足が、がくがく言ってます……」

「確かに、そうだったかも……」

そんな感じに言っていたので、ベンチで少し休む事にした。

少し休んでから、次にお化け屋敷に入りたいと、二人が言ってきたので、お化け屋敷の中に入る。

お化け屋敷の中は、かなり怖い感じのつくりになっているらしく、ところどころに悲鳴が聞こえてきた。

俺にくっつている二人も、悲鳴をあげながら、強く抱きついてくる。

ちょっと歩きずらいんだが……そう言っても、全く離そうとしないので、そのまま移動する事にした。

お化け屋敷が終わって、次に観覧車を乗る事にした。

うん、乗り物の中は、ゆっくりと動くので、少しぐらいは、休めるかな……と思ったからである。

観覧車は、結構並んでいなく、すぐに乗る事が出来た。

でも……女三人で乗るって、まわりから、いったいどういった目で見られてるんだろうな……とか、思ってしまうのも、事実だった。

「真琴さん、今日は、一緒にこれてよかったです、また誘ってもいいですか?」

「ちょっと、お姉ちゃんを誘うなら、まず私に言ってね」

なんで、亜季の了解を取らなくちゃいけないのか、疑問なんだが……

「亜季……別に自分は、OKだけど……なんで亜季に言わないといけないのかな?」

「だって、お姉ちゃんといっしょに遊びに行ったりしたいもん!」

「はあ……」

「じゃ、じゃあ、そうしますね……」

そんな感じな会話をして、観覧車を降りる。

他にも色々乗ろうとしたが、アナウンスで、ヤマノベパレードをお知らせしますって、言ってきたので、どうせなら、ヤマノベパレードを見る事にした。

パレードが通る道の両側に、沢山の人が集まっている。

俺達も、その中に入り、パレードを待っていると、時間になって、音楽が聞こえてきて、パレードが始まった。

「うわ、なんか凄いね?お姉ちゃん」

「確かにそうかも、電飾が派手だなあ」

「確か、かなりの電気を使用するって、新聞とかに前に、掲載していましたよ」

「そうなんだ」

そう言いながら、パレードを見る事にした。

数十分の行進が終わり、パレードが終わる頃には、もう、すっかり暗くなっていた。

あんまり遅いとまずいかな……と思ったので

「じゃあ、もう帰ろうか?」

「はい」

そう言って、ヤマノベパークを出る。

出てから、志乃ちゃんが、こう言ってきた

「はい、そうですね、今日は、ありがとうございました、真琴さん、今度は、二人っきりで行きたいです……じゃあ、それでは」

そう言って、俺達と別れる。

「じゃあ、帰ろうか? 亜季」

「うん、わかった」

そう言って、俺達も、帰る事にした。

帰る途中、亜季が、こう言ってくる。

「お姉ちゃん、今度は、二人っきりでどこか行きたいかも……」

なんで妹も二人っきりで、行きたいとか思うんだ……?とか、思いながら、俺はと言うと

「そ、そう……とりあえず、暇ができたら、考えてみるよ……」

俺は、そう言っとく事にしたのであった。


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