↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
24/26

第24章 冬の稲妻

第一部終了です♪

ありがとうございました。

第二部はも楽しんでいただける様にしたいと思います!



「先日の慰安旅行、、じゃなくて、天狗様のお仕事の依頼料が入金されました〜!!」


「おおおおお〜!!」


「国からのお仕事は太いです!

今回は2本!!!!!」


「おおおおお〜〜!!!!」


「と言うことで今週の金曜日25日にクリスマス会を開きます〜イエーイ!」


「あんた何言ってんの? よくメンバー見なさいよ 悪魔2人に死神に妖怪よ」


「100歩譲って、妖怪はいいとして、

200歩譲って、死神もいいとして、

1000歩譲っても悪魔はダメでしょう〜」


「えっなんで?」


エカテリーナが言うには、クリスマスはキリスト教の行事なんだって。

それをなんで悪魔が出席しなきゃいけないのか、

そもそもそんな行事潰さなきゃいけないのが悪魔の仕事だって言ってる。


全く細かいんだから、、、


「良いじゃん!じゃあ忘年会なら良いんでしょ?」


頭が良いくせに、そういう頭の切り替えとか、この悪魔は融通が利かない。


チャラ男を見ると、やはり呆れた顔をしている。

なので、空手の型を作って威嚇したら大きくうなずいていくれた。


「仕方ないわね〜聖歌とか歌わないんだったら参加しても良いわよ」


わらしちゃんにおねだりされて、ドンキでメデューサのサンタの衣装とか買ってあげてるくせに、、、、、


と、いうことで今招待状を書いている、

2枚書いてめんどくさくなったので、

メールで送る、携帯持ってない人には、伝言で伝えてもらうようにした。


「クリスマス会と言ったら、やっぱりプレゼント交換でしょ?」


素敵な企画をしたつもりだったんだけど、

また、エカテリーナに文句をつけられた、、、

何とかねじ伏せて承諾をさせた。


私はプレゼントを買いに浅草橋に行ってこよう〜


金曜日の朝浅草橋で買ったプレゼントを抱えてKGBに行くと、わらしちゃんがメデューサの掃除をしている。

脚立を上がろうとしているので駆け寄って脚立を抑えた。


「おはよう。わらしちゃんいつも掃除してるの?」


「うん、これはあたいの仕事」


ほっぺたについている鳥のフンを、

たわしで擦ってとっている。

ほっぺたにたわし、、 なんか痛そうだけど まぁ、石像だからいいか。


衣装もチェンジするらしい、

普通のサンタの格好から、ミニスカサンタの衣装に変えている。

ドンキでエカテリーナに買ってもらったらしい。


少し雨が降ってきた、

お店の傘立てからクリスマスっぽい緑と赤のチェックの傘を選んでくる。

わらしちゃんに渡すといつも無表情なのに、ちょっと嬉しそうな顔してくれた。


さてと、今日もお弁当の準備始めますか!


クリスマスの料理の主役は、

やっぱりすき焼き、

何故かと聞かれたら、

それは私の大好物だから!


依頼料も入ったので、ちょっとお高いサシの入った黒毛和牛を買ってある。


あまり贅沢もできないので、水増し用の100グラム148円のオージービーフも大量に買っておいた。


ケーキはCIAがトップスを買って来るって言ってる、

神様へのお供えがチョコレートケーキだと言う事を

もうすでに疑問に思っていない。


お弁当容器の回収組が戻ってきた。


エカテリーナも今日はレンタカーで到着。


「ちゃんと駐車場止めなさいよね、コンビニの店長に怒られるんだから。」


「わかってるわよ。この間怒られたから、 荷物を下ろすだけよ。」


そう言うと、エカテリーナは大きな紙袋をKGBに運び入れていた。


ちゃんとプレゼント持ってきてるじゃん!


ゲーエルウーやめたから、

最近は電車で来てる。

ぶつぶつ文句言いながら。


そろそろ引っ越しもしなきゃいけないらしい、

セーフハウスがどうのこうのって言ってるけど、

場所聞いたら、横浜だって言う。


大五郎さんもいつまでもKGBの倉庫兼更衣室てわけにもいかない。

今日ノアルに相談してみよう。


カランカラン


KGBの中に入る、

たぬきのお父さんは家族がいるから参加しない。

なので、今大五郎さんが豪華なお弁当を渡している

私も浅草橋で買ってきたライトダウンを家族3人分押し付けていると、

エカテリーナが大きな紙袋を2つ持ってきて足元に投げるように置いていった。


でたでたツンデレ悪魔。


紙袋の中は、子供のおもちゃや女性物の下着 、スウェット 、靴下とか、

プレゼントというより生活用品 、

不覚にもちょっと鼻の奥がツンとしてしまった。


レジの上の神棚のクシナダヒメに柏手でご挨拶、

亀戸駅前で買ってきた姫様の最近のお気に入りの天然たい焼きをお供えする。


まねきねこを一撫でして厨房に入る、 冷蔵庫の中には、

黒毛和牛!

鍋も大きい土鍋を2つ用意した、カセットコンロも買った、

準備は万端。


大五郎さんと配達組が休憩終了までまだ少し時間がある。

カウンターとテーブルでも拭いてこようかな、

雑巾でカウンターを拭いていると、ノアルがやって来た。

だいぶ顔色が良い。

例の件は執行猶予が取れたらしくて、今は保護観察中の身だ。

掃除をしながら、さっきの相談をしてみた。

ノアルは親に相談してくれると約束してくれた、

ちゃんと仕事してるみたいで、私も嬉しい。


カウンターに座って何もしないびんちゃんを追い立てながら掃除を続ける。


大きな蝿飛んでいる、

びんちゃんのドレッドに止まった。


今日は見て見ないふりをしといてあげよう。


レインコートを着たわらしちゃんが、

チロとチビを抱えて土地神様と入って来た。


厨房ではパーティーの食事の準備を始めている。


死神ちゃんとチャラ男がカセットコンロをテーブルとカウンターに置く。


大五郎さんが土鍋を持ってくる 、河太郎さんが他の料理も運んでくる。


「それでは皆さんまだ来てない人もいますけど、和牛が硬くなってしまうので、そろそろ第一回KGBクリスマス会を開催いたします!!」


「みんないつもありがとう〜乾杯〜ぃ!」


黒毛和牛はやばかった。

気を失いそうになったが、

わらしちゃんとびんちゃんに取られるので持ち堪えた。

偉いぞ私!


CIAも遅れてやってきた。神棚にトップスのチョコレートケーキをお供えして。

柏手を打っている。


エカテリーナに遅れて来た事に対して文句を言われている。


黒毛和牛も尽きかけた頃

雨がひどくなってきた、 雷も鳴っている。


雪だったらよかったのになぁ〜窓の外を眺め、遠くで雲の中を走る光を見ていた。


遅くなってしまった。

出雲から錦糸町まではさすがの私でも遠い。


今日は何やら外国の神様の誕生日を祝う会と忘年会ということで、嫁から召集がかかった。


神に感謝すると言う事は良い心がけだ。


雨が強くなったな、

店の前に傘をさした石像がいる

なんだ?

こやつは生きておるのか?


と思ったその瞬間、雷が石像の傘に落ちた。


どおおおおお〜ん!!!!


衝撃とともに、外が一瞬明るくなった

と思ったら、店の電気が消えた。


やばい、狙いをつけていた肉が見えないではないか

もう少しで食べ頃だったのに!


誰かがブレーカーを上げてきた 、電気がつく、

びんちゃんに取られてた、、


カランカラン


誰か来た?


スサノオ様?


「長年の夢が叶いました ありがとうございます」


「メデューサ!!!!!!」


雷の電気ショックで頭の蛇は真っ直ぐだ!


「うそぉぉぉ〜お!!!」


「戻ったぁぁ〜!!」


「お帰り〜」


「なんだあの石像動けたのか」


みんな驚いている。

私もびっくり。

お店の中は大歓声に変わった。


メデューサは、訳がわからないと言う顔をしながら 愛想笑いをしている。


今サングラス外すなよ!

と警戒していたら、

わらしちゃんが次に私が狙っていた肉を.....


また取られた....


オージービーフ 冷蔵庫から持ってこよう。


ドアを開けてお店の外に出る。


雷の被害が出ていないか、エカテリーナと2人で確認に行く。


スサノオさんが階段を上ってくる。


「エカテリーナ、今ふと思ったんだけど、

もうゲーウルウーやめたんでしょう?

じゃあもう世界征服できないね」


エカテリーナは店の中を一瞬見た。


「何言ってんの?あんた」


「世界は自分で作るものなのよ」      


「メリークリスマス!エカテリーナ」


「だから私は悪魔だって言ってるのに...」


***


雨がやんで雪に変わった。


すき焼きの魔力によって忘れかけていたプレゼント交換を行なった。


エカテリーナに回ってきた紙袋がカサッと動く。


「…..何これ?」


中からトカゲが顔を出して舌をピロピロしてる。


「きゃあああああっ!」


「それチロの、、、」


わらしちゃんがボソッと言った。


「チロがさっきあたいにくれたから、あたいがチロの分として入れた」


チロはお尻を上げて伸びをしていた。


雪が錦糸町を白く染めてゆく。


第一部 (出会編) 完


第二部に続く





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。