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奴隷日記  作者: 幽霊配達員
白の書
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後日談

 ここ数日続いていた武闘大会もいよいよ大詰め。

 テレビを見ては迫真の戦いに刹那家みんなで盛り上がっていたな。

 因みに一番近所の地区予選で勝ち上がった魔女は早々に姿を消していったっけ。

 レベルの高さが窺えてもう、遠い目しかできなかったな。

 特上級魔法はポンポンと放っていい代物じゃない。

 決勝大会用に作られた会場が、終わった頃にはボロボロに崩れ去っているとか……

 とても精巧に作られていて豪華で凄かったのに。

 折角の会場が勿体ないって漏らしたら「毎回こんなもんだし、なんなら毎回違った戦いの跡を残すから暫く人気の観光スポットになるわよ」と千羽が補足してくれた。

 どうやら大会会場は、激しい戦いの跡を残して初めて完成する仕様になっているようだ。そう考えると味が出ているように感じられる。

 そもそも会場を守る防御魔法じゃ闘技者の激しい攻撃魔法を防ぎきれないのもあるらしいけども……

 撤去は40年後との事。そりゃ4年ごとにこんなデカい会場を残していたら土地が足らなくなるわな。

 ちなみに試合前のピカピカの会場も写真には収めてあるみたいだから、改めて見比べるのもおもしろいかも。

「気になるんだったら一緒に行ってあげるわよ。ただ人気のスポットで予約を取るのに時間がかかるだろうからすぐにとは言えないけどね」

 千羽からのお誘いに二つ返事をする。楽しみで仕方がない。

 直にあの激しい戦いを見るのは恐ろしいけれども、終わった戦場を見るならそこまで危険でもないか。係員による厳重な警備もされてるだろうし。

 喜んでいたら当の千羽から面倒そうな顔をされてしまう。もう発言の撤回なんて認めないぞ。

 亀夜からは温かい微笑みをもらって、子虎は眉を八の字に歪めながら困った微笑を浮かべられてしまう。何か悪い事でもしたかな。

 氷竜からはチっ、て舌打ちが聞こえた気がした。表情をにこやかによく繕えてるなって思う。

 しかし観光かぁ。そういえば海とか山には遊びに行ったけど、遠くの街には行った事なかったけか。楽しみだな。

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