ギルドミーティング
ハルモニア大陸を出航してから3日目の昼、部屋のドアをノックする音で私は目を覚ました。寝惚け眼でドアを開けると、黒のタンクトップにデニム生地の短パン姿のサクラが立っていた。
「おはようでござる、シノブ殿。これからミーティングをするみたいでござるよ」
笑顔のサクラを見て少しほっとする。つい先日、暗黒神ザナファの手にかかり、目の前で砕け散った姿が、まるで夢だったかのように思えてくる。
「わかった。ちょっと顔を洗ってくるよ」
サクラには少し待ってもらい、私は急いで洗面所へと駆け込む。正面の鏡を覗き込むと、猫耳のような寝ぐせがついていた。櫛でとかしてみるものの、まったく直らない。待っている皆を待たせるわけにもいかず、仕方なく冷水で顔だけを洗う。
部屋に備え付けられていたパジャマを着ていた私は、着替えようかとも思ったが、サクラのラフな格好を思い出し、このままでもいいかと軽く考えた。
「じゃ、行くでござる」
サクラの話では、大食堂に集合してミーティングを行うらしい。そういえば、大陸を出航する前に、今後の活動方針について話し合うと言っていたのを思い出す。
神様の話では、ゲームで実装済みのレイドボスがこの世界にも存在するという。暗黒神ザナファよりも強いレイドボスが多数出現するかと思うと、楽しみよりも不安の方が先に立つ。ミカさんと合流できて戦力は増強されたものの、プレイヤー人数が圧倒的に少ない状態で挑まなければならないわけで……。
そんなことを考えながら歩いているうちに、皆が待つ大食堂へと到着した。船内とは思えないほど優美な装飾が施された広い食堂には、大きなテーブルを囲むように、すでに皆の姿があった。
皆は軽装ながらもきちんとした服装で席についており、私とサクラだけが少し浮いた格好をしているのは一目瞭然だった。
「シノブはずいぶん可愛い格好だね。サクラは……目のやり場に困るな」
ミカさんの言葉を聞き、サクラは満足そうに口角を上げる。私以外、全員が中身は男性という異様な状況。その中で、露出癖があるのではと疑いたくなるほど大胆な格好をしているサクラ。あの表情は、自分より美しいミカさんに精神的な勝利を収めたつもりなのだろう。……小賢しいな。
中身が男性だと分かっていても、外見は紛れもないグラマーな美女。男たちの視線がサクラの胸元や太腿へ自然と集まっているのがよく分かる。ステータス補正の影響で、そうした視線に敏感な私は、少し呆れてしまう。これが男の"性"というやつか。
「ミカエル殿も、自分の身体を堪能したのではないか?」
「なっ……い、いや。未だに直視ができない」
ミカさんの初々しい反応に笑いが起き、なんだか懐かしい空気に包まれる。ゲーム内でもギルドメンバーで集まり、こうして世間話をしながらミーティングをしていたものだ。本当に懐かしい。
赤面するミカさんは、いつものように騎士鎧を着こなし、その美麗さに一切の隙がない。中身が男性だったのは少し衝撃的だったけれど、常に余裕を感じさせる所作はゲーム内と変わらず、リーダーとしての器を感じさせる。
執事姿の船員が全員分の紅茶を用意し、静かに部屋を後にする。よく見るとアルラトの姿はなく、この場にはギルドメンバーだけが集められていた。
「さて、皆集まったようなのでミーティングを始めようと思う。少し長くなるかもしれないが、休憩を挟みながら進めようと思う。よろしくお願いします」
ゲーム内と同じように、ミカさんが司会進行役となってミーティングが始まった。
今回の議題は、"神の存在と、今後の活動方針について"。まず、神様との会話で得た情報をまとめた書類が全員に配られる。その内容は、大まかに次のようなものだった。
●神との質疑応答
①「神」(親子?)が存在し、この世界を創造した。そして「約束の刻」が来るのを待っている。
②この世界は現実世界の物理法則をベースに、ゲーム「SMO」のシステムや法則を加えて作られている。運営会社のサーバー内にある超圧縮された雑多なフォルダへ偽装された状態で存在しているらしい。
③現実世界の肉体は生存中。どういう理屈か分からないが、精神のみがこの世界のアバターへ定着している(肉体と乖離せず、リンクした状態を維持しているらしい)。
④この世界に転移したのはミカさん、ドッちゃん、サクラ、咲耶、ハーデス、シノブの6名のみ。そして神は、私たちを"招待"したと言っていた。
⑤現実世界とこの世界では時間の流れがまったく違う。この世界の1年は、現実世界では数分程度。
⑥この世界に蘇生薬は存在しないが、「ヒルドルの盾」のような特殊効果を持つ武具を使用すれば蘇生は可能。
⑦ワープポータルが使用可能になった。恐らくゲームと同じく、一度訪れた場所や階層へは一瞬で移動可能。ただし、ハルモニア大陸から他の大陸へ直通するポータルは存在しない(これはゲーム設定通り)。
⑧階層レイドボスである魔人アルラトは、ダンジョン配置を解除され自由行動が可能になった。さらに、回復魔法で傷が癒えるようになった(神が設定を変更?)。
⑨神の能力なら、いつでも現実世界へ戻ることが出来る。約束の刻が過ぎれば帰還できる?
⑩ゲームで実装されたレイドボスが全て存在している。現在は未活動?
●今後の活動方針
①実装レイドボス対策
『黒龍ファロール』、『守護神メジェド』、『永劫神ガタノソーア』、『百鬼夜行:空亡』、『G.O.O:クトゥル』、『聖神ヒプノス』、『創造神アザドゥ』。
②未討伐
『赤龍ヴルドゥ』(友好的?)、『次元鍵主:魔人ヨグトス』(所在不明)、『千貌混沌:魔人アルラト』(仲間?)
それぞれの項目に目を通す。さほど多くはないが、その内容は濃いと一目で理解できた。……これは、長いミーティングになりそうだ。
「まず項目①の――神の存在について、皆はどう思う?」
さきほどまでの和やかな表情とは打って変わり、真剣な面持ちのミカさんが問いかける。
神……神様、GOD。
私が体験した神は、時間や事象、因果すら操り、奇跡のような出来事を意図的に起こしてみせた。そして、私の笑顔が見たいとも話していた。私の率直な感想は、「何かを企んでいて、それを公言したいけれど必死に我慢している」というものだった。
喋り方、言葉選び、声の抑揚。それらのすべてから違和感というか、明確ではないけれど、どこか不自然さを感じる。直感に近い感覚だからこそ、うまく言語化できない自分が少し情けなかった。
「②にも記述がありますが、現実世界の物理法則にゲームのシステムを追加するなんて可能なのでしょうか? ……実際、出来ていることは私たち自身が実感しています。そう考えると、神を名乗るには十分すぎる能力ではありますね」
最初に口を開いたのは咲耶だった。
普通に考えれば、現実世界とゲームが融合した世界を、ここまでリアルに再現する技術なんて聞いたことがない。技術が日々進歩しているとはいえ、新たな世界を構築し、精神だけを分離してサーバー内に隠し、それを現実世界とリンクさせている。
あり得ない話だけど、現実に私たちは"その世界"で生活している。だからこそ、否定することすら許されない。
よくよく考えたら、神様であると同時に、とてつもない技術力を持つシステムエンジニアなんじゃないか――そんな考えが頭をよぎる。そのことで、ゲームの世界を構築したメンバーの1人だったハーちゃんへ自然と視線が向いた。皆もハーちゃんの意見を聞きたいのか、自然と視線が集まっていた。
「ゲームとして世界を構築する事は可能だ。だが、精神をアバターとリンクさせ、その世界で五感を与える事は不可能だ。なぜなら、この状況こそが"ムーンショット計画"の最終到達地点だからだ」
聞き慣れない単語が出てきた。「ムーンショット計画」ってなんだ? その疑問に答えたのはドッちゃんだった。
「2020年頃から始まり、現在に至るまで実現できていない計画の名前だな。人口減少・気候変動・医療などの難題を科学技術で解決するために設定した10個の目標に基づく国家規模の大型研究開発プロジェクトの総称だ」
・・・何か大きな話になってきたぞ。国家規模のプロジェクトって。
「その一つに、"身体・脳・空間・時間の制約から解放された社会を実現する"という目標があるんだ」
身体・脳・空間・時間の制約から解放――。
神様が話していたことが全て事実だとしたら、この世界はまさにそれが実現した場所という事になる。でも、それが事実なら、神様は天才科学者や凄腕システムエンジニアなどで、この世界そのものが複数の人間が関わるプロジェクトなんじゃないか?
そのテストケースに私たちが偶然選ばれた? 運営を統括している会社に勤めているハーちゃんならいざ知らず、一般プレイヤーで部外者の私たちが、何の通告も契約もなくテストに参加させられるとは思えない。
「新技術のアルファテストという説は、ハーデスが否定していましたね」
「そんな技術が完成したら、まずは学会に報告する案件になるだろう。フルフェイス型モニターデバイスにも、そんな隠し機能は搭載されていない」
――確かに。ゲームデバイスは装着することで音響や映像をより臨場感の高いものへと仕上げ、多言語相互翻訳の誤差をほぼ無くした画期的なアイテムだった。でも、精神を分離して五感を感じさせるなんて不可能だ。
それこそ、未来技術でよく見るような身体の一部を機械化し、首元へケーブルを直結するような装置でもなければ無理なんじゃないかな。そんな装置だとしても、安全性の面から認可は難しいだろうと、素人の私でも容易に想像できる。全ての問題を解決し、社会的にも認可される完成度なら、それこそノーベル賞ものの発明なんじゃないだろうか。
皆もそれぞれの仮説を出し合い、ああでもない、こうでもないと議論を重ねる。この話題だけで二時間半近く議論が続いた。
「では、本物の神ってことでござるか?」
「神かどうかは分からんが、興味深い人物ではあるな。案外、今も我々の会話ログを見て、ほくそ笑んでいる可能性は高い」
ハーちゃんの言葉に、皆が一斉に周囲へ視線を走らせる。当然、何かが見えるわけではない。ただ、神様にはゲームで流れるログウィンドウのように会話内容が丸見えだとしたら、どんなに小声で話そうとログとして保存されているはず。そう考えると、全てが監視下にあるようで息が詰まりそうになる。この世界でも、何か不正に抵触したらアカウントBANとかあるんだろうか……。
「神は"僕と生みの親"という表現をしていた。だから少なくとも神は1名……いや、1柱というべきか。2柱存在するのだろう」
日本の風習では、古来より神様や霊的な存在を「柱」と数える。詳しくは覚えていないけれど、柱を立てて神様を招き迎える儀式に由来すると聞いたことがある。ハーちゃんがわざわざ言い直し、不敵に笑ったのは、どこか皮肉めいた意味も含んでいるのだろうか。
「"約束の刻"ってのは、何なんでござろう?」
「決まった日時や時間があるような言い方でしたね。誰かと何らかの約束をした日なのでしょうか?」
「でも、その日と私たちって何の関係があるのかな?」
「この謎技術と、この世界を公開する日とか?」
「我々の都合を無視して行うことではないだろう。コンプライアンス的な問題になるぞ」
「しかし、"君たちには、その時のために近くに居てもらいたかった"……とも語っていた。だから我らの協力は必須事項なのは間違いないだろう」
ミカさん、ドッちゃん、咲耶、ハーちゃん、サクラ、そして私の六人がこの世界へ転移させられたのには、明確な理由があるという事か。
「現実世界とこの世界の時間の流れが違うのって、どうして?」
私が一番不思議に感じていた項目⑤について、ハーちゃんが答える。
「"オーバークロック"のような機能が搭載されているのだろう」
……うん、わからない。オーバーは「超える」、クロックは「時計」。そのままの意味で捉えていいんだろうか。
「分かりやすく説明すると、CPUやGPUなどのコンピューターパーツを、メーカーが指定した標準動作周波数よりも高い周波数で動作させる技術だ。それにより、ゲームスピードを加速・減速・停止できるようなものだな」
「じゃあ、私がカジノで体験したのも、神様がそのオーバークロックを使ったってこと?」
あの時、私の意識ははっきりとしていた。世界は時間ごと凍結したような状態で、唯一動いていたのは私とスロットマシンの画面に映る妖精だけだった。
「シノブの話が事実であるなら、オーバークロックよりもさらに上位の所業だ。オーバークロックは全てが高速化・減速・停止する。個別に識別し、それぞれの周波数を変更するには、かなり高度なシステムが必要となる」
「そ、そうなんだ」
なんとなく理解する。気になったのは、男の人って得意分野の話になると、やたら早口で饒舌になるのは皆共通なんだろうかということだ。サクラも、好きな話になるとよくこんな感じで語り始める。
「シノブちゃんの件は別として、この世界は常に加速した状態にあるという事ですね。だから現実世界との時間経過に乖離が発生している……と」
相対性理論みたいなことなのかな? たしか、光に近い速度で移動する物体では、外部と比べて時間の流れが遅くなるという話を聞いたことがある。RPGでもゲーム内の1日が現実では数分程度という作品は珍しくない。それに近い感覚なんだろうと納得する。
「神は時間すら自由にできるという結論か。まるでゲームや漫画の世界だな」
ドッちゃんが呟いた言葉が妙に印象に残った。私たちは本当にプログラムの中にいて、神様の掌の上で踊らされているということなんだろうか。
「……でも、それだと時間を進めて"約束の刻"を早めることだってできるんじゃないでしょうか?」
咲耶の言う事はもっともだ。約束の刻まで時計を進めれば済む話だ。それとも、何か別の制約のようなものがあるのだろうか。
「時間以外にも……そうだな、複数の条件が必要なのだろう。その中の1つが"我々がこの世界にいる事"なのだろう」
なるほど。話が少し繋がってきたような気がする。皆も納得した表情で頷いている。当たらずとも遠からず――そんな感覚を皆で共有しているような気分だった。
「しかし、ミカエル殿が蘇生を使えるというのは、かなり心強いでござるな」
「うんうん。ミカさんがいれば、今後の旅の安心感が増すよね」
「……」
今まで死と常に隣り合わせだったこの世界に、蘇生というセーフティネットができたわけだ。しかもミカさんは攻撃役と盾役の両方をこなす上位ランカープレイヤー。こんなに心強い存在はそうそういない。
「面目ありません」
急に咲耶が落ち込んだ様子で項垂れた。聖職者最高位の「アークビショップ」でありながら蘇生が使えない事を、責任に感じて謝ったのだと気付く。
「い、いや、それは咲耶が悪いんじゃないと思うよ」
不本意ながら咲耶に責任を感じさせてしまった私は、慌ててフォローする。ゲーム内では使えていたけど、この世界では蘇生方法自体が存在しなかった。ただ、それだけの事だ。実際、咲耶がいたからこそ助けられた場面は沢山ある。咲耶が責任を感じる必要なんて微塵だってありはしない。
「……ふん、自称神が意図的にシステム改変したのだろうな。他にも様々な改変があるかも知れんな」
「そうだね。ぼ……私はまだこの世界に来たばかりで知識は浅いけど、この地声みたいに分かりやすいシステム改変が他にもあるんだろうね」
そうか、確かに有名声優を使った音声システムも再現されていないんだっけ。これも意図的にネカマプレイを白日の下に晒すための改変なのだろうか? お遊びなのか、それとも再現できなかったのか……それは分からない。
「ワープポータルが使えるようになったのは良い事ですね。遠距離移動が楽になります」
「そうだね。野宿の回数が減るのは嬉しいよね!」
キャンプは嫌いじゃない。でも、野宿は似ていて非なるものだ。やっぱり、お風呂やトイレといった生理的な事情は、現代日本人の私からすると整備された文明の便利さを捨て切れない。ハーちゃんの魔法で即席のトイレやお風呂を作ってもらっていたけれど、設計は専門外なので完成度には限界がある。特に、先日まで数ヶ月にわたって潜っていたアビスダンジョンは、まさに地獄だった……。
それに、信頼はしているけれど、皆の中身は男性で女性は私だけだ。身の危険を感じるわけじゃない。でも、ほんの少しだけ不安に思う気持ちはある。それを察して、年長者のドッちゃんが見張り役を引き受けてくれていたりするわけで。
でも、ワープポータルが解放されたという事は、設置されている場所さえあれば、どんな長距離でも一瞬で移動できる。場所によっては、お風呂やトイレのためだけに一時的に街へ戻ることだって可能になるわけだ。
「項目⑦と⑧もシステム改変だな。しかも、リアルタイムで自由に変更可能なのだろう」
システムエンジニアのハーちゃん目線からすれば、神様はその場でシステムを書き換えているように見えているらしい。MMORPGでは、システムやデータを更新する際、一度サーバーを停止し、アップデート用のパッチファイルを配布しなければならない。
しかし、この世界ではそういった気配を一切感じなかった。もしかすると、私たちの意識ごと時間を停止させ、その間にパッチを適用しているのだろうか。それとも、そんな手順すら必要ないのだろうか。
「……まさか、神様と戦うなんて展開はないよね?」
私は冗談めかした口調で皆に問いかける。皆は顔を見合わせ、乾いた笑みを浮かべた。
「……それこそ、我々を閉じ込めたままサーバーを停止させれば、それで終わりだ。そもそも、ゲームサービスが終了した時点でサーバーはダウンしているはずなのだがな」
ハーちゃんの話では、ネットゲームはサービス終了と同時にゲームサーバーへの接続ができなくなるという。しかし私たちは今も、現実世界に肉体を残したまま、精神だけをこの世界へリンクさせられている。
いったい、どういう状況なのだろうか……。神様は「私たちは生きている」と話していたけれど、それすらも本当なのか分からなくなってきた。
「怖いでござるな」
「ええ、あまり考えたくはありませんね」
サクラと咲耶も、突きつけられた現実に身を震わせる。神様の機嫌次第では、私たちは永遠にこの世界で生き続けなければならない可能性も、決してゼロではないという話なのだから。
「現実世界へ戻れると話していた。今は、その言葉を信じるしかない」
ドッちゃんが落ち着いた口調で皆に語りかける。そう、"約束の刻"を迎えるまでは、神様の言葉を信じるしかない。今は、それだけだ。
「――前半はここまでにして、少し休憩にしましょう」
ミカさんの一言で、大食堂を包んでいた張り詰めた空気が少し和らいだ。
咲耶が席を立ち、大食堂の扉の前で待機していた護衛の騎士へ何やら声を掛ける。しばらくすると、数名の執事とメイドがワゴンに料理を載せて運んできた。
出来立ての美味しそうな料理が、大きなテーブルへ次々と並べられていく。どうやら時間を見計らって準備してくれていたようだ。本当にありがたい。
そういえば昨日も一昨日も、手持ちの保存食と部屋にあった果物を口にした程度で、ほとんど布団の中で寝て過ごしていたんだっけ。そのことを思い出した途端、急にお腹が空いてきた。
こうして私たちは、休憩を兼ねて少し遅めの昼食をとることになった。
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