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二泊三日

たくさんのアクセスありがとうございます!

 センチュリオール魔法学院へは、相手方の都合により1週間後に行くことになった。それまでこれといって準備しておくことはないので適当にギルドの依頼でも受けることにした。学校?ははは、気が向いた時に行くよ。まあ、合併したら毎日行くだろう(確信)。


 そんなことを思いながらギルドの扉を開く。


「こんにちは!」


 元気よく挨拶をしながらカウンターまで進む。しかし、俺が一歩歩くごとにそれまでガヤガヤしていた声が次第に(しぼ)んでいき、終いにはシンとなった。明らかに俺の言動に注目しているようだ。


 この数日こんなんばかりなので特に気にすることもないが、噂っていうのは怖いもんだ。今日は総長コートを羽織っているわけでもないのに、ドウラン祭の優勝者と俺が一致してしまっているのだろう。お喋りな奴がいるに違いない。


「今日はどうされましたか?」


 顔馴染みになった受付のお姉さんが若干顔を引きつらせながら尋ねてくる。


「いや~特に決めてるわけでも無くて・・・狩り系で何か良い依頼ありませんか?」

「そうですね・・・レオナルド君はまだFランクですからね・・・えーと失礼じゃなければでいいんですけど、ドウラン祭で優勝したのって君で合ってるかしら?」


「はい。」


 まあ、特に隠すことでもないし素直に応えることにした。すると聞き耳を立てていた冒険者たちがザワザワしだした。やっぱりそうだとか、半殺しだの囁き合っている。


「そうなのね。その・・・Fランクの冒険者が受けられるレベルでは君が満足できる依頼なんてないと思うわ。」


 あ~なるほど、確かにホーンラビットを狩ってもなんの暇つぶしにもならない。お姉さんの言葉に納得してしまった。


「そこで提案なんだけど、ランク上げの試験を受けてみたらどうかしら?」


 どこからともなく現れたギルド長もウンウン(うな)りながら肯定する。どうやら冒険者ランクを上げるには、地道に依頼をこなす方法とテストの2種類があるらしい。普段学校に通っている(今日はサボってるけど)俺にとっては願っても無い方法だ。


「昇級試験ですか、何をするんですか?」

「そうだな、その時々によって試験内容は変わるんだが、今回は二泊三日で魔物の調査を行ってもらう。ここから南西に20キロ進むとオークの集落があるらしいんだが、その集落の調査をお願いしたい。どうだ?やってみるか?」


 ふむふむ。いつのまにかギルド長が説明を始めたけど・・・それは、まあ、おいといて・・泊りで試験を行うのか。ランクが上がれば1日では行えない依頼も出てくるだろうから、戦闘能力だけでなく夜間警備や食糧調達能力なども必要というわけか。面白そうだ。


「明日からでもいいですか?」

「ふっもちろんだ。」

「じゃあその試験受けます!」




 ママンにお別れを告げてから次の日ギルドを訪れる。とても心配してくれたけどただの調査だしそんなに危険でもなさそうなのでオッケイしてくれた。なんでも今ママンは、ルークたちから猛烈にお願いをされて彼らを徹底的に(しご)いている最中らしい。うらやまちぃ。


「おはようございます!」


 冒険者でごった返す中でギルド長と受付嬢のお姉さんが俺を待っていた。・・・もう一度言おう。受付嬢のお姉さんが待っていた。明らかに遠出する恰好で・・・てか冒険者ルックで。


「おう、待っていたぞ。準備はいいか?」

「はい、バッチしです。」


 ちゃんと昨日のうちに必要なものは取り揃えている。なにせお金がいっぱいあるのだ。


「けど、なんで受付のお姉さんがそんな恰好をしてるんですか?」

「なんでって・・・今回はマリーが試験の監督を務めるからな。それについでに仮想護衛対象として同行してもらう。調査だけでなく護衛依頼も体験できるんだ。一石二鳥だろ?言ってなかったか?」

「は?」


 聞いてね~よ!これからこんな綺麗な人と2人で二泊三日だと!?


「えっとマリーさんって・・・受付嬢じゃないんですか?」

「もちろんそうだがマリーは特別でな、ギルドの職員でもあるし、もともとは冒険者だ。だから大抵の事はこなせるポテンシャルを持ってる。それに本人もやる気満々だ!」

「え・・」


 なら・・・問題ないですね・・・・。


「よろしくお願いしますね。」


 お姉さんがペコリと頭を下げる。かわゆい、ゆいゆい。おもわず顔がニヤけそうになるのを我慢して握手をする。・・・・小さい、細い、良いニオイ、かわゆい。


 アオハルかよ!






 ~ある屋敷~




「おじき!奴に動きがありました!」


 ドタバタと若い男が近くまでやってくる。

 

「なに!?」

「どうやら冒険者ギルドの試験のために女一人と街の外に出るようです!」

「ふっご苦労、よくやった。」


 これはチャンスだ。街中で襲撃するのはリスクが高すぎるからな。


「全員戦闘準備だ!」

「「へい!」」


「何をしている?お前たち5人もだ!お前らはすでに俺の顔に泥を塗ってんだ。次は無いと思え。」

「「はい。」」


ブックマークポチポチしてくださってありがとうございます!続けられてるのは皆様のおかげですね。読んでくれる人がいるなら更新しないとなと気が引き締まるんで。





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