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夜の見回り

夜の街。いつもと変わらない風景が桔梗の目の前に広がっていた。

「静かですね」

腰に愛刀を差し、桔梗は夜の街を歩いていた。今日は、桔梗が街の見回りをしていた。

そして、単独では、まずい、ということでコンビを組んでいる美穂が一緒にいた。

「でも、逆に私は不気味に感じますが」

「ええ、そうですね」

美穂の意見に桔梗も同意していた。

いつもと変わらない。それはある意味で違和感や不気味さを感じさせていた。

「相手は、何を仕掛けてくるか分かりませんから」

「で、でも一体、どんな方法で」

「それはまだわからないわ」

美穂の疑問に桔梗はそう答えるしかなかった。

(情報が少なすぎですね)

襲われた仲間の証言では、相手の手口は解明できないでいた。

「方法は、どうあれ警戒を緩めてはいけません」

「は、はいっ」


それから暫く、二人は見回るコースを歩いていたが何も起きる事はなかった。

「起きませんね」

「ええ」

それでも二人は周囲を警戒した。こういう時に足元をすくわれるからだ。

そして、その警戒のおかげか

「珠依さん」

美穂が桔梗に警戒するような面持ちで言った。

桔梗は、刀に手を添えて辺りを警戒した。

その時。

キンッ。キンッ。

桔梗の背後で金属音が響いた。

背後を見ると美穂が二本の小太刀を手に持ち警戒していた。

「天塚さん」

「飛び道具です!恐らく、手裏剣かと思います」

「ありがとうございます」

そして桔梗も警戒していると街灯の灯りに反射して光る何かが飛んできた。

桔梗は、抜刀と同時にそれを弾いた。

キンッ。

「隠れてないで出てきたらどうですか」

桔梗は、見えない相手挑発するように叫んだ。

すると建物の影や角からゾロゾロと桔梗達の前に現れた。

現れた者達は全員仮面を着けていた。

次々と剣などを抜いていく。


「油断してはいけませんよ」

「わかってます」

桔梗の囁きに美穂もいつものよそよそしさが消え覚悟を決めた面持ちをしていた。


それを最後に仮面の集団が桔梗達に襲い掛かった。


「はぁっ!」

桔梗が仮面の一人を切りつけた。

そして、休む暇もなく新たに斬りかかってくる。

桔梗は攻撃を避けると横凪ぎに振るった。

「グゥッ!」

その一撃は当たり、その場に崩れ、倒れた。


「キリがないです」

美穂も数人相手に善戦していた。

両手に持つ小太刀を下段、上段、右切り上げ、左切り上げ、と素早く相手を斬っていく。

「くそっ」

「方位して迎え撃て!」

しかし、指示を出し、動こうとしてもそうはさせない、とばかりに桔梗が炎の斬撃を放つ。

「ギャッガッ!」

「ガッ!」

斬撃によって吹き飛ばされた者達は白い煙を上げながらそのまま倒れ動かなくなった。


「さあ、答えなさい。あなた方が何者なのかを」

刀をむけて桔梗は、問うた。

その時。集団の中から一人の人物が前に出た。

その人物は、桔梗達を見ると呟いた。

「さて、どう、斬ろうか」

桔梗は、この時、その人物から、獰猛な殺気を感じたのであった。

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