夜の戦闘
もし、間違っていたり、おかしな所があれば、御指摘を御願いします。
突然の事態に男達は困惑し驚愕もしていた。
しかし、集団のリーダーらしき男は集団の前に出た。
「なかなかだなお嬢さん、いや、風紀組、組長、如月 雪奈さんよ」
「あら、私の事を知ってるの?」
「当然の事だ」
男は当たり前のように言った。
「しかし、よく分かったな。俺達の事が」
「簡単よ。あんな都合のいい大火災なんて〝何かある〟って言っているようなもんでしょう」
「そうか。少し、派手にし過ぎたか」
二人はまるで世間話をしているようだった。だが、二人の気配は警戒心で空気ははりつめていた。男の部下達もその空気に気づいているのか戦闘準備をしていた。
数秒の沈黙。
「組長のお嬢ちゃん。悪いが見逃しちゃあくれねえか?」
男が沈黙を破り、自分の得物に手をかける。
男の問いに。
「いや」
雪奈は即答した。
次の瞬間。白銀の少女と男達は激突した。
そこから少し離れた通り。
桔梗達はそこにいた。
「今の爆発は!」
「さっきの銀行辺りです!」
桔梗は内心でしまった。と思った。
しかし、その言葉を押し殺して言った。
「行きますよ!」
「は、はい!」
桔梗が走り出した。
美浦も慌ててその後を追った。
桔梗達が向かっている頃。雪奈は男達と戦っていた。
「ハァーーーーーッ!」
気合いの一撃が男達の一人に振るわれた。
「ぐあっ!」
その場に倒れる。
「くそっ」
リーダー格の男はおもわず舌打ちをしていた。
男の計算は狂ってきていた。
その理由は男が思っていた以上に雪奈が強かったからだ。
今も何人かは倒されていた。
自分の手下達には動揺が走っていた。
男が思案している時。
「ねえ?そろそろ、諦めてくれない」
雪奈の声が響く。そして、自分の愛刀をむける。
冗談じゃない、男は心の中で叫んだ。
ここで捕まれば水の泡になってしまうからだ。
(くそ、くそ、こんな所で)
男がそんな事を思っていた時、ある事を思い出した。
絶望しかけていた男の顔に秘かに獰猛な笑みが浮かんだ。
雪奈はその笑みに気づく事はできなかった。
「さあ、どうする?」
男の異変に気づかず、男達に問い掛ける。
「へっ、調子に乗るのもいい加減にしなよ」
男はそう言うと自分の懐に再び手をかけた。
「させない!」
雪奈は阻止するために素早い動きで男に接近する。
しかし、それが仇となった。
雪奈はそこで初めて男が笑っている事に気づいた。
「くらいな!」
次の瞬間。
雪奈と男の間に眩い閃光が爆発した。
「しまった!?」
雪奈は叫んでいた。しかし、時はすでに遅く、閃光は雪奈から目の光を奪った。
雪奈は直ぐ様、地を蹴り後方に跳んだ。
その一瞬の隙を男は逃さなかった。
「おらぁ!」
「くっ」
男の反撃にあい右肩をかすった。
肩からは紅い血が流れ出していた。
「ち、流石だなあ、だが、こっちにとっちゃ、ありがたい方向に傾いてるなあ」
男が笑みを浮かべて迫る。
雪奈には男の声しか聴こえなかった。さっきの閃光弾によって目が見えなくなっていたのだ。
(やられたわ。目は少しすれば、回復するけどこれはまずいわね)
刀を構えながら雪奈は見えない状態で立ちはだかる。
しかし、形勢は、雪奈に不利に傾いていた。
その時、今度は、雪奈と男達の間に炎が上がった。




