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黒髪と白銀の決着

闘いの場は、今、白く染まっていた。

まるで、その場だけ、冬が訪れたかのようなそんな光景が決闘場には広がっていた。そして、それを裏付けるかのように気温も変わっていた。

(一瞬にして!?)

桔梗はただ、驚くことしかできなかった。

しかし、桔梗の回りだけは白く染まらなかった。

さっきまで包んでいた炎が白い正体である〝雪〟を溶かしたからだ。

決闘を見ていた生徒達もあまりの出来事に言葉をなくしていた。

「如月流魔法剣技〝雪景色〟」

そう呟く声が凛と響いた。

如月生徒会長は、毅然と立っていた。

正に白き世界の女王の如く。

決闘場は、暫く静寂が続いていたが、

「さすがね。珠依桔梗さん」

如月生徒会長が口を開如月生徒会長の視線の先には今だに炎を包んだ桔梗がいた。しかし、さっきよりはその炎が弱くなっていた。

(これが、生徒会長の実力・・・)

桔梗は気持ちが緩みそうになったが引き締めた。まだ、決着はついていないからだ。

刀を持つ手に力がこもる。

それに比例するかのように桔梗を取り巻く炎はさらに強くなった。

それを見ていた生徒会長は笑みを浮かべる。

「さすがね。選んで〝正解〟だったわ」

如月生徒会長も力を強めたのか雪景色はさらに激しさを増した。

一方は熱気の世界。もう一方は冷気の世界。

それぞれ相反する世界の境界線では水蒸気が出ていた。


そして、二つの世界はぶつかった。


そして、決着がついた。

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