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女神に騙され異世界へ!貰ったチートは欠陥品の詰め合わせでした。〜雑魚い俺には努力が必須ですが、大成するのは間違いなさそうです〜  作者: ゴローさん
第五章 傲慢帝国(帝国編)

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第60話 今から私と

『ここでの修行はもういいから、アンタら帝国に行きなさいな。』


俺が次にする修行について考えていると、肩のあたりでぷかぷか浮いてるフレイヤがそう言い放つ。


「帝国?帝国ってあの、ホム、ホム…なんだっけ?」


「ホッホムート帝国だね。かの傲慢王が支配している。嫌な国さ。」


そう言うのはゾフィー、俺の保護者でチョー強い。

Sランク冒険者でも嫌って何があんの?


「あ!私も聞いたことあります。すごく偉そうで、傲岸不遜な嫌な奴だって!」


聖女であるフレイの耳にも届いているらしい。

でもねフレイ、多分帝国の王様なら、実際に偉いと思うよ?


『ま、そう言われても仕方ないわね。あの国、邪神が作った国だから。』


何でもないふうに言ってるけど、女神であるお前も原因の一部だぞ?フレイヤ。


「うーん、そこで何すればいいわけ?」


『今、あそこでは革命の機運が高まってるわ。でも、このままだと確実に失敗する。なんてったって相手は邪神の加護をもつ男だからね。』


革命の機運ねぇ。

俺のリンリンセンサーがビンビンに反応してるぜぇ?

見えた!


「ふーん、つまり…。」


と、俺が喋る途中で、ゾフィーが続ける。


「レジスタンスに協力して、革命を成功させろ!ってところかな?ふふ、楽しそうだねアキーラ君。」


あ!先に言われたぁ!

しかもこっち見て笑ってる!

もー!


「国家転覆ですか!?……うーん、でも神託ですし、やらなきゃですね!アキ様!」


相変わらずストッパー不在だなぁ!


「でもまあ、しゃーないか。世界の歪みを正すためだ!国家転覆でもなんでもこーい!!」


「「おー!」」


『あ、ちなみにワタシは行かないから、よろしくねー。』


ええ!?

フレイヤ来ないの!?

なんで!!


『……そんな顔しないでよ。結構こうやって顕現し続けるのも辛いのよ。ほら、ワタシ滅びかけだし。』


「それは全然笑えない冗談だな。……また会えるんだよな?」


『だいじょーぶ。アンタが帝国から帰ってくる頃には、信心集めて元気になってるわよ。』


「そっか、わかったよ。じゃ、ちょっと行ってくるわ。」


『ええ…、お願いね。それじゃ、失礼するわよ。』


その言葉を最後に、フレイヤは消えた。


あいつの言葉をどこまで真に受けるべきか、正直よくわからん。


……ただ、もし、時間があまり残ってないとしたら。

そんなに猶予はないのかもしれん。


「ま、考えてもしょーがないか。」


「だね。アキーラ君、ここは行動あるのみだ。ちなみに、アキーラ君はこの大陸の地理、頭に入ってないよね?」


「とうぜん!」


「素直でよろしい。じゃあ問題、今いるここ、この国の名前は?」


「フレインガルド神国!」


「正解!じゃあ、私達が出会ったシュタットの街があるのは?」


「えーっと、ノマルト王国、だよな?」


「それも正解。この2つの間にあるのが、ホッホムート帝国だね。」


「なるほど!ってことは、シュタットに帰るよりは、近いってことだな!」


「ホッホムート帝国自体はそうだね。帝都は北の方にあるから、距離としてはどうだろう……、倍くらいかな?」


倍!?

ここまで来るのに1ヶ月半くらいだっけ…?

ってことは往復で半年もかかるの?


「まぁ、これは普通にいけばの話だからね。今のアキーラ君ならそんなにかからないさ。」


「ほーん?その心は?」


「身体強化で走り抜けよう!私は抱っこでいいよ!」


欲望100%やんけ。

そういうのもっとやり取りしてからじゃない?


(ああ、アキーラ君が速すぎるぅ!)

(こ、これは抱っこしてもらわないとおお!)


とかの後じゃない?


「それじゃあ私はおんぶですね!!アキ様、よろしくお願いします!」


お前もノリノリなん?

もう少し罪悪感とかないの?


聖女だろ?


神の教えに背かない?


「アキ様なので、大丈夫です!」



「……ほんきなの?リンリンが2人を?」


「「もちろん!!」」


「むり!むりだよ!いやだ!」


「む、私と引っ付くの、そんなに嫌かい?」


「それは好き!」


「じゃあいいよね?」


「わかった!」


「アキ様、さすがにチョロすぎませんか?」


「む!フレイは自分で歩くか!?」


「あ、ウソですウソ。うれしいな〜。」


「はっはっはっ!」


今夜は祭りじゃー!


ワッショイワッショイ!


「それじゃあアキーラ君、今から私と戦ってくれないかな?」


……は?

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