表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女神に騙され異世界へ!貰ったチートは欠陥品の詰め合わせでした。〜雑魚い俺には努力が必須ですが、大成するのは間違いなさそうです〜  作者: ゴローさん
第三章 女神復活(神国編)

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

52/53

第52話 困ってる?ならいいよ。

『アンタねぇ!もっと空気読みなさいよ!!どう考えても跪いてハハァ〜ってする場面でしょーが!!』


「知りませぇーん!何で俺がクソ女神に跪かないといけないんですかぁぁぁ!?」


『あのねぇ!ワタシこれでも一応神なんですけど!女神フレイヤ!わかるぅ!?』


「…知ってるよ。邪神と戦って、残り少ないリソースを俺なんかに使って、ボロボロになりながら守ってくれた。だろ?」


『ア、アンタ、そういうの急に言うの、やめなさいよね…。』



……………、

ん?


何か、静かすぎるような。


そう思って周りを見渡す。


……皆、何でそんな目で俺を見る?



『アンタの態度がデカすぎるからでしょ。』


「は?いやいや、そんな訳──」


「アキ様!めめめめ、女神様に何て口を!!」


「あ、アキーラ君んんん!君は自分が何をしてるのか、わかってるのかね!?」


「……さすがに私もちょっと驚いたよ。アキーラ君、誰が相手でも変わらないね。」



「いやいや、だってこいつ、クソ女神だよ?」


『この世界でそんな事言ってんの、アンタだけよ。』


「マジ?」

『マジよ。』


マジかぁ……。


『はぁ…もういいわ。アンタが変わってなくて安心したわよ…。』


「おーん?ほんで、なんでここに、呼んだわけ?はよ話せ。」


『前言撤回、アンタ態度デカくなってない?』


「色々あったからな!あれから!」


『……ま、それもそうか。まぁいいわ。で、本題だけど』


俺を含む、周りの皆が息をのむ。


『……この世界、ちょーっとヤバいかも。助けて?』


「は?」


ヤバい?世界が?助ける?誰が?


『アンタよ、アンタ。アキーラに言ってんの。……アンタも会った、あいつ。邪神からね。』


「邪神?邪神リサ?あいつ、なにしてんの?」


『色々とちょっかい掛けまくってるわよ。シュタットにいた頃は大人しかったけど、最近はまた活発になってるわ。ここだって、もう安全じゃない。何があってもおかしくないわ。』


「もう起きてるぞ?」


『へ?』


「いや、もう起きてる。教皇、死んだし。」


「殺したのはアキーラ君だったんじゃ?」


あ、ゾフィー!ダメだよ!


『死んだ?メティアが?なんで?』


「え?何か女神に見捨てられたーとかで、邪神の石?みたいなの食べて化物になったよ。大変だったんだぞ!」


その言葉にフレイヤが黙り込む。


『………ああ、ホントだわ。ワタシが眠りについてる間に、好き勝手暴れたみたいね…。』


お?なんか怒ってる?


『とにかくこうしちゃいられないわ、ワタシ今、アンタに取り憑いてるからさ、ちょっとメティアの部屋まで行ってくんない?直接見たい。』


ええ?取り憑いてんの?お寺とか行ったほうが良いかなぁ。


『なんで祓おうとしてんのよ!神だって言ってんでしょ!いいから早く行け!』


はいはい、行けばいいんでしょ、行けば。


「アキ様とお話する女神様…、かわいい…。」

「う、うーむ。これが女神フレイヤ様?…ぐっ、頭が…。」

「ふふふ!アキーラ君はホント面白いなぁ。」




そうして、教皇メティアの自室に舞い戻った俺達。

フレイヤはずっと黙って、壁をジーッと見てる。

なんなん?姑か?

メティアさん、ここに埃があるわねぇ。って?


『……ちょっとアキーラ、茶化してないで、ここ。心眼でよく見て。』


「ん?どれどれ……。んー、んん?何も無いけど?」


『バカ、アンタ浅いのよ。もっともっと、深く見なさい。表層だけでなく、深部も、全てを見るの。』


「深部ぅ?ぬぬ、ぐぬぬぬ……。」


フレイヤに言われて、いつも以上に心眼を意識する。

戦うときよりもずっと、深く、全てを見通す。

そんなつもりで──


「っ!!こ、れは……。」


『見えた?アンタ、かなーり気に入られてるわねぇ。』



血にまみれた壁には見えない文字でこう書かれていた。


たのしかった?また、あそびましょ?



これは、宣戦布告なんかじゃなかった。

あいつ、邪神にとっては、ただの遊びだったのか。


俺はその認識の違いに気付き、背筋が寒くなる。


教皇を操り、化物とさせ俺に殺させる。

自分の仕業という事を伝える為だけに、罪のないシスターを殺して、わざわざ教皇の部屋に飾った。


全部、あいつにとっては俺との遊びな訳だ。


『アンタ、このままだと、何も守れないまま死ぬわよ。』


「俺もそんな気がしてきたよ。クソ女神。」


『はぁ、巻き込んじゃって申し訳ないけど、全部話した方が良いわね。アンタも納得しないでしょうし。』


『ま、こんな場所でする話でも無いし、場所、変えましょ?』




女神のその一言で、周りの人間は一斉に動き出す。

それは神からの啓示なのだと言わんばかりの勢いだ。


物凄いスピードで、女神様にふさわしい場所

(教会比)へと連れて行かれた。

何でも、塔の上の聖堂ができる前まで使っていた大聖堂らしい。


「ほぇ〜、でっけー聖堂!」

『爆発しそうな事言うんじゃないわよ…。』



え?しないでしょ。……しないよね?



『ふふ、ここも久しぶりね。あっちに出来てから、来る機会無かったしねー♪』


そう言いながら、大聖堂の中を飛び回るフレイヤ。

あ、聖女が祈ってら。


『っと、こんな事してる場合じゃなかったわね。それじゃ、本題に入りましょうか。』


今明かされる、衝撃の真実!ってか?



……

…………

………………



「千年?千年も前から戦い続けてんの?」


『そうよ。ある時は王国と帝国に分かれて殺し合い、ある時は勇者と魔王に分かれて大陸の覇権を賭けて戦って。……そうやって争い続けてきたわ。経済戦争なんてのもあったわね。』


「経済戦争って、何でもありだな…。そんな昔から、嫌がらせされてんのか。」


『アイツが、本格的にこの世界にちょっかいを掛けてきたのはその辺りね。そっからは対策と対応に追われる日々だったわ。』


「じゃあこの世界の住人の才能をマクロで決めてるって言うのも…。」


『…邪神の対応でそれどころじゃなくなったから、よ。』


なんだよ、ちゃんと理由あんじゃん。


「まぁ、いいや。それで、その戦争の状況は?」


『連戦連敗ね、負ける度に少しずつ力を奪われて、今やワタシも虫の息、次負けたら消滅かしら?』


「そんな、女神様が…。」


涙目になるフレイ。まぁそりゃ、こんなんでも拠り所だからな。


「で?俺はどうすりゃいいわけ?このまま道連れなんてゴメンだぞ。」


『それはワタシもゴメンだわ。……アキーラには悪いけど、神の遣いとして、邪神と戦ってもらいたい。』


ほーん、まぁ正直、予想通りだなあ。


「……困ってんのか?フレイヤ。」


『………うん。』


「そっか、じゃ、いいよ。助けたる。」


『…………ぐすっ、アリガト、アキーラ。』


そうして俺は神々の争いに本格参戦することになった。


………絶対に何とかしてやるからな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ