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女神に騙され異世界へ!貰ったチートは欠陥品の詰め合わせでした。〜雑魚い俺には努力が必須ですが、大成するのは間違いなさそうです〜  作者: ゴローさん
第三章 女神復活(神国編)

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第49話 アクドより、あくどいゾフィー、かわいいな

「だから!何度も!言ってるだろう!!こっちは被害者なんだよ!!」


やぁみんな!リンリンだよぉー!


ぶっちぎりぶちギレゾフィーの横で、震えてまぁす!


「だいたい聖女がアキーラ君を連れていって、そちらの教皇が刺したんだ。それは聖女の証言でわかってるんだろう?なぜアキーラ君が罪に問われなければならない!!」


「わ、我々としても、教皇が殺された事実を軽く見るわけには…。」


「それは!教皇が!アキーラ君を!刺したからだろう!!何度言わせる気だ!!」


物凄い剣幕でぶちギレ続けるゾフィー。

守られてるのでありがたいが、とても怖い。


そしてこんだけぶちギレかまされても折れない枢機卿もすごい。尊敬しちゃう。


「ゾフィーリア殿、市井の者たちも、聖堂で何かが起きたことに気付いています。あなたがドアを破壊した音は、街中に響きましたからな。」


「ふん!それは貴様らが非協力的だからだろう。正当な行為だね。」


そうかなぁ?リンリンあれはやり過ぎだと思うよぉ?

多分枢機卿と一緒に来たよね?ゾフィー。

枢機卿カギ持ってんだから待てば良かったんでは?


「しかしですな、我らにとって、聖堂は神聖なものなのです。それは市井の民にとっても同じこと、あなたならおわかりでは?」


「ふん!事態は一刻を争う状況だった!現にアキーラ君は死にかけていたし、そちらの聖女も危険な状態だっただろう!!それとも二人とも死ねばよかったとでも言うのかい!?」


「い、いや、そこまでは…。」


「なら、なんの問題もないはずだ。そうだろう?アクド枢機卿。」


「ぐぬ、……まぁ良いでしょう。部下に調べさせたが、あなたは相当高名な冒険者であられるようだ。1つ、こちらのお願いを聞いていただければ、今回の件は水に流しましょう。いかがか?」


「断る!貴様らが謝る立場だろう!何を勘違いしている!!」


当たり強くない?大丈夫?

今絶対、アクドさん落とし所作ってくれてたよ?


「しかし、それでは…。ぬぅ。」


あ、ほら。困ってる。

もー!ゾフィーもダメだぞう!


「なぁ、ゾフィー。俺はもう気にしてないよ。アクドさんの話、聞いてあげよう?」


「む…、アキーラ君がそう言うなら…。むむ、しかし。」


「…ほぅ。これは。なるほど…。アキーラ君と言ったかな?本当に申し訳なかったね。我々も教皇の行いを恥じているのは本当なんだよ。だが、宗教というのも、中々難しくてね。」


「いいよいいよ、フレイも凄かったし、アクドさんもバランス取るの大変でしょ。これはお互いに不幸な事故って事で行こうよ。」


「ああ、ありがとう。理解してもらえて嬉しいよ。それで、お願いなんだが…。」


「貴様!まだ言うか──」

「ゾフィー!ハウス!どうどう!待て待て!!…いいから、一回聞こう?」

「アキーラ君…、もう!知らないよ?」


「よろしいですかな?…それでは、こちらのお願いは教皇がああなってしまった原因の解明と、処罰。」


「それは…。」


「ええ。わかっていることは多くありません。おかしな事と言えば、以前リサと名乗る女が、教皇との面会をしたことくらいで。」


「……リサ?リサ!?リサって言った!?言ったよね!?それってあれでしょ?金髪でポニーテールの!!」


「む!お知り合いですかな?…仰る通り、金髪でポニーテールの均整の取れた体つきの女ですな。人受けするタイプの顔で──」


「あ、そこまではいいです。」


やめろよ!全年齢向けだぞ!


「む、そうですかな?しかし…。」


「いらないいらない!誰かわかったよ!そんで、その人を捕まえればいいの?」


「ああ、まぁ、端的に言うとそういうことですな。難しければ、首だけでも、構いません。」


首だけって…、生々しいなぁ。

でも、リサって、邪神だぞ?無理じゃない?


「……はぁ、わかった。なら、君たちの依頼は、リサと言う女の捕獲、もしくは討伐。確認はリサ本人か首から上をここに持ち込むことで行う。それでいいかい?」


「うむ、構わん。よろしく頼む。」


あれ?ゾフィーにリサが邪神って言ったよね?言ったよな?あれ?


チラッとゾフィーを見る。

目が合う。


ニコッ!


かわええ…。

違う違う。


あれわかってて言ってんな。

後で理由聞こうっと。


「じゃあ、我々はこれで失礼するよ。聖堂の修復が終わったら、祭壇まで案内してくれるかな?」


「ああ、それについては神託も出ているし問題ない。宿屋を教えてくれたら、そこに伝言を出そう。」


「ありがたいね。宿屋はここだ。じゃあ、よろしくね。行こう、アキーラ君。」


はぁーい。




教会を出てきた俺達はそのまま宿屋の部屋に直行した。


ようやく、気が抜ける…。

聖女フレイと会ってからこっち、ずっと張り詰めっぱなしだったもんなぁ。


ちょっとダラダラしよ。

ダラー。ワンダラー、ツーダラー…。

あ、魚食べたい。…海遠いし無理か。


そういえばゾフィーにあれ聞かないと。


俺はベッドでゴロゴロしたまま、ゾフィーに話しかける。


「なーゾフィー。」


「んー?どうしたんだい?」


ゾフィーも羽織っていたローブの埃を払い、イスに引っ掛けてから、こちらに座る。


「なんでさっきの依頼受けたん?邪神討伐とか無理ゲーじゃない?」


「そうだねぇ、普通に考えたら命懸けだよねぇ。」


やっぱわかってたんか!なんでや!死にとうない!


「じゃーなんで受けたん?死にたくないよ?」


「あはは。それは私だってそうさ。でもさ、アキーラ君。あの依頼って、いつまでにすればいいの?」


いつまで?いつまで?期限ってこと?そんな話したっけ?


「わからん!!」


「ふふ、かわいいね。ヨシヨシ。まぁ、結論から言うと、その通りだね。わからない。つまり、決めてないんだ。」


それはつまり…。


「向こうが何か言ってきても、まだ調査中です、と言えばいいのさ。依頼ってのは、そういうもんだ。枢機卿も、冒険者の相手は慣れてないみたいだね。教会騎士ならすぐ動いたのかな?」


あくどい!アクドさんよりあくどいぞ!ゾフィー!!

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