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女神に騙され異世界へ!貰ったチートは欠陥品の詰め合わせでした。〜雑魚い俺には努力が必須ですが、大成するのは間違いなさそうです〜  作者: ゴローさん
第一章 欠陥品の始まり(シュタットの街編)

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第4話 事情聴取は任意ですか?

「ぬおおおお!!間に合ってくれえええ!!」


辺りは既に薄暗く、太陽も顔を隠そうとしている。


(そんなこと考えるヨユーあんのぉ?走れ走れー♪)


うるせぇ!クソ女神がぁぁぁ!!


(ほらほら、後ろからみーんなついてきてるよー!がんばれがんばれー!)


は?うぇ!?マジじゃねーか!!


クソ女神の声に後ろを振り向くと、

ゴブリンゴブリンゴブリンゴブリン、うさぎ?


とにかく大量のモンスターが、俺の後を追いかけてくる。


(あんだけ騒いだらねぇ。ワタシはここでーす!って宣伝してるようなもんだし?)


もっと早く言えよ!


かなーり薄暗い中、街の入り口に立つ門番さんが、中に入っていく。


「あー!門番さん!待って!まだ閉めないでぇー!」


頼む!気付いてくれええー!!


(うーん、えいっ)


俺の祈りが届いたのか、門番さんの一人と目があった。

あ!こっちに来てくれる!


「助けてぇぇぇ!!」


「待ってろ少年!今行くぞ!!」


俺は今、この世界で初めて優しさに触れているぜぇ!!


(ワタシはー?)


お前がカウントされるわけねぇだろうがぁ!





「は、は、はぁ、はぁ、あ、ありがと、ございます……。」


「大丈夫だったか、少年。もう大丈夫だからな。さっ、続きは兵舎で聞こう。」


あ、これって、モンスタートレインになる?

やばい?




「ふむふむ、それは災難だったなぁ。それじゃあ、特に当てはないんだな?」


「あ、はい。この街に知り合いはいなくて、ですね。何か働き口があるといいんですが。」


「それなら冒険者ギルドだろうなぁ。登録に当たって必要なのは金だけだし、無かったら借りられる。」


冒険者!これってテンプレか!?


「あ、その冒険者?ってやつ、なりたいです!ならせてください!!」


「おいおい落ち着け。とりあえず今日はもう遅い。飯もまだだろう?味はそれなりだが、兵舎で食って、寝てから明日行きなさい。……ああ、私はガルドという。この街の門番をやっている。何か困ったらいつでも来るといい。」


ガルドさん…、惚れてまうやろぉ!!


「あ、ありがとうございます!お言葉に甘えさせていただきます!」


「はっはっはっ!気にするな!誰かを守ってこその門番だ!」


俺達は一緒の釜で飯を食い、一緒のベッドで寝た。

なんでぇ!?




チュンチュン……


そして、朝。


「すまんな少年!ベッド足りてなかった!はははは!!」


「いや、いいんすけどね、借りてる身ですし。」


「少年の前に来ていた子がいてな。その子に既に貸していたのを忘れていたよ!すまんな!」



ガルドさん。

良い人なだけに責めれない……!!


「まぁ気を取り直して、ギルドへ行ってこい!」


「あ、そうですね、確かに!ありがとうございました!」


「おう!気をつけてな!っと、そうだ。シュタットの街へようこそ!!」


……シュタットの街?

チゲ鍋か?




兵舎から出て、街を歩く。

地面は土で、馬車の轍や人の足跡が残っていて、少し歩きにくい。

だが道自体の広さはそれなりで、馬車同士がすれ違うくらいはできる。


周りの建物のほとんどは木造だな。

文化レベルはそんなに高くないのかな?

いや、魔法もあるみたいだし、地球と比べてどうこうってのも変か。

入門時に触る石もあったし。

青だと普通、赤だと犯罪者ってやつ。


そんなことを考えながら歩いていると、街の中心部にやってきた。

真ん中に噴水があって、放射状に建物が並んでいる。


その一角に、ガルドさんに聞いた冒険者ギルドが……、あったあった。

あの剣と盾の看板だな。


「し、失礼しまぁーす……。」


恐る恐る扉を開き、中に入る。


おお、定番だ。


ひろーい空間の手前には、丸テーブルに椅子が複数。

ここで依頼が終わったら打ち上げすんのかな?


右側にはでっかい掲示板があって、依頼表だろうか?手のひらサイズの紙がビッシリと貼られている。


左側には螺旋階段があって、職員さんかな?

何か書類を持って登っている。


The!冒険者ギルド!って感じだなぁ!



………っと、見とれてても仕方ない。

とりあえず受付に行こう。

(圧倒されてんじゃーん。話しかける勇気、あるかなー?)


「あ、あの!すみません。自分、ここに登録をしたいんですが!!」


「はい。冒険者ギルドへの登録ですね。登録料として500イェンいただいていますが、お持ちですか?」


「持ってないんですが、借りることはできますか?」


「大丈夫ですよ。その場合は、ギルドで立て替える代わりに奉仕依頼を受けていただきます。こちらをご利用されますか?」


奉仕依頼とはなんぞ?

………でも、他に選択肢無いし、しゃーないか。


「……はい、それでお願いします。」


「かしこまりました。それではご説明させていただきますね。ギルドへの登録料を免除する代わりに、奉仕依頼で返済をしていただきます。また、返済するお金は1000イェンとなります。」


ふむふむ、貸した金の倍、働いて返せと。


「返済は半年間、つまり6ヶ月の猶予の間に行ってください。依頼にもよりますが、奉仕依頼は性質上報酬金が低く設定されています。だいたい100イェンくらいですね。」


100イェン。つまり10回くらいはタダ働きしないといけないわけね。


「あ、半年間ってことは、えーっと、何日ですか?」


「6ヶ月ですので、180日です。60週間ですね。」


ほうほう、1ヶ月30日、1週間が6日、かな?覚えとこ。


「以上が奉仕依頼の説明となります。わかりにくいところはありましたか?」


「えーっと、大丈夫、だと思います。」


「ふふ、わからなければ、いつでもお聞きくださいね?あ、私はリサと申します。よろしければ今後ともご贔屓に。」


そう言って、ニコッと笑う受付嬢ことリサさん。

なんか、ちょっと引っかかるな。


「それでは、続きまして、ランク制度のご説明に入りますね。まず、ランクはFからSまでの7種類。基本的に実績の無い新人の方はFランクからの開始になります。詳細は公表していませんが、依頼の実績を基に査定を行い、一定の評価を得られた方にランクアップの打診を行います。……とりあえずは、これくらいですかね?それでは、こちらの水晶に触れていただけますか。証明書を発行いたします。」


おお!異世界あるある!ギルドの水晶!

ピカピカ光っちゃうかな!?


どれどれ、ペタッとな。


………

……………

…………………

「…はい、登録完了です。お疲れ様でした。カードは明日以降の発行になりますが、依頼は受けられますか?」


あれぇ!?何もないの!?

(ぷぷぷ!何も光らないなら、『才能ナシ』ってやつぅ?)

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