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女神に騙され異世界へ!貰ったチートは欠陥品の詰め合わせでした。〜雑魚い俺には努力が必須ですが、大成するのは間違いなさそうです〜  作者: ゴローさん
第一章 欠陥品の始まり(シュタットの街編)

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第10話 過ぎたるは及ばざるがごとし。ほんと

「え、えっと、あたし、こういうの初めてで…。あ!名前!あたし、エルザって言うの!」

「あ、俺はアキーラ。アキーラ・リンリンだ。アキーラって呼んでくれ。アキ君でも可。」

「ア、アキ君は、まだ早いだろ…。その、あたしもエルザでいいから。」

「お、おう。よろしくね?」

「うん!よろしく!それで、武器が欲しいんだよね?何か得意なのはあるの?」

(ぺッ。つっまんねーのぉ!!)

おい!黙れクソ女神!やっときたテンプレチョロインなんだ!これはおれのものだ!!

(アンタ、その子も生きてる1人の女の子だよ。ちゃんと大切にしてあげてよ)

だから急に冷静になるのやめてよぉ!!


「あー、エルザ。友達になってくれてありがとう。それで、武器なんだけど、今までまともに戦ったことがないんだ。俺みたいなのでも使えそうなのを、見繕ってくれると助かるんだけど…。」

「もちろんさ!うちはアドバイスだってやってるんだ!そういうのは得意!アキ、アキーラに合うものを見繕ってあげる!」


うおお、その道のプロのアドバイス!チョーありがてえ!いただきます!!


「マジ?チョー助かる!色々教えてくれよ!」

「うん!じゃあこれとかどうかな?割と売れ筋の剣なんだけど。」


どれどれー?鑑定!


赤竜の剣:赤竜の鱗を鍛え直し、刀身に使用した。割と使う人選ぶ。ヤメトケ。


「ブフゥ!!ナニコレェ!!」

「…え、ちょっと微妙すぎたかな…。えっと、じゃあ…これは!?これは自信作なんだ!」


そう言って持ってきたのは明らかにさっきより格上のオーラを出している両手剣だ。もうわかってるけど一応…鑑定…。


フェンリルの両手剣:神獣フェンリルの牙を芯に作り上げた稀代の鍛冶屋エルザの最高傑作。その牙に切れぬ物無し。お前には過ぎたシロモノ。


…アカン、アカンでぇエルザはん。アンタの前に居るのはクソ女神が言うには雑魚雑魚リンリンなんだ。

こんなレベルカンストしたやつが裏ボス周回して作るような武器使える訳ねーのよ。

俺この武器でスライム倒すの?大丈夫?

スライムから訴えられない?


「…これも、ダメ?うちにはこれ以上の武器置いてなくて…。ゴメンねアキーラ、あたし、アキーラの力になれなくて…。うっ、うぅ…。」

(あー!泣ーかした!悪いんだー!)

うわあああああ!!違う違うエルザ!逆だよ!

俺が弱いのおおお!!

「ち、違うよエルザ。俺には過ぎた武器ばかりで、正直こんなすごい武器を買うお金も無いんだ。気持ちは本当に嬉しいんだけどさ。」

「…そうなの?あたしアキーラの役に立ててる?」

「すっごい立ってる!立ちまくりビルディング!!」

「び?何それ…フフフ。ありがと。」

「いやいやこっちこそ。マジでありがとな。」

「ところで、予算はどれくらいなの?よかったらその中から選ぶよ?」

「お?マジで?一応予算は100イェンくらいで、頑張ればもうちょっとは…。」

「100ぅ!!?たったの100イェンでここに来たの!?アキーラ!あんたちょっと武器舐めてない!?」

うえええええ!?そんな怒られるのこれ!?

「ええええ…、ちなみにそちらの赤竜さんは…?」

「この剣は1億イェンだよ!っていうか数打ち品でも100イェンじゃ何も買えないよ!どんだけ安くても1000イェンはするし、逆に安すぎるとすぐ壊れるよ!」

えええええ…そうなのぉ?そんなの誰も言ってくれなかったよ?リサさん俺の経済状況わかってるのに何で止めてくれないの?

(アンタが行きたいって言ったからでしょ!人のせいにしないの!)


「そ、そうなんだ。ごめんね。俺ちょっと世間知らずでさ、着の身着のままでここまで来て、ようやくお金がちょっと貯まったから調子に乗ってたみたいだ。ほんとゴメン。」

「あ、ゴメン…。あたしもそんなつもりじゃ…。」


…………。

めっちゃ気まずいよぉ…。

もう買えなそうだし帰ろっかなぁ…。

(まぁお前にはまだ早い!ってやつね。諦めて次行こー!)

だなぁ…。

「悪いな、邪魔しちまって。これ以上いても悪いからそろそろ…。」「待って!!」

「じゃあこれ、この武器、貸してあげる。私が見習い時代に作った習作だけど、そのへんの数打ちには負けないよ。」

「おお…、って良いのか?さっきも言ったけど、俺金持ってないぞ?持ち逃げしたらどーすんだ?」

(アンタ、そんな事言うやつはそういうことやらないわよ…)

「それでも大丈夫。あたしは、アキーラを信じた。あんた、良い面構えしてる!きっと成り上がれるさ!私はそれを信じた。投資ってやつだね。」

そう言ってエルザはまぶしく笑う。

本当に魅力的な笑顔だ。


「そうか…。そこまで期待されちゃあ、裏切るわけにゃーいかねぇな!ありがとよ、エルザ!この借りは必ず返すぜ!」

「…うん。きっと、あんたならなれるさ。」

「じゃあ、そろそろ本当に行くよ。商売の邪魔しちゃ悪いしな。」

「そんなの気にしないでいいけど…。引き止めるのも野暮だね。うん、いってらっしゃい。」

「ああ、じゃあ、またな。」

「…!うん!また!メンテナンスもやってるから!絶対来てね!!」


そうしてエルザの店を後にする。

全く俺ってやつは罪なやつだぜ。


(今回ばかりは否定できないわねー。ちょっと女たらしカモ…?)


ああ?エルザは良い子だぞ!


(むぅ、そういう意味じゃ…。まぁいっか。)


んー?何だ、声のトーンいつもと違う?


(そんなことよりさー!エルザにもらった剣、鑑定してみよーよ!)

あ、確かに。

なんか最近素直になってきてる気がするし、1回やっとこう。鑑定!


エルザの片手剣:稀代の鍛冶屋エルザが初めて打った剣、習作ではあるが、数打ち品を遥かに上回るレベルになっている。忘れるな、英雄も初めから英雄では無いのだ。


なんかすっげぇ武器もらっちまった!!

明日から、毎日19時に1話更新していきます。

大丈夫、58話までストックは出来てる!

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