バナナ魔王が去り平和を取り戻したキャンディ王国
そして、心臓から自分のチートポイントを抜かれたミーナはへたり込む。
素早くカオリは支える。
チートポイントを抜くのは、俺も抜いた後のような爽快感と喪失感があるな。
いわゆる賢者タイムだな!
「あんがとなミーナ。まぁ、お前もこの城のどっかに住めよ。悪さしねーならここの住人も許してくれるよ。お前はバナナを植えたかっただけだろ?」
「そうだけど……ここには住めないわよ。私はカオリと仲良くないし、ライバルだし!」
「どーゆー所がライバルなの? ミーナちゃん?」
「全部よ! 全部! この天然腹黒女!」
わ! という顔をした
カオリは微妙に照れている。
いや、褒められてねーぞ
ミーナも何か文句言ってるが話題を変えよう。
「バナナっていえば、お前のパンツもバナナ柄だよな? さっきの戦いの最中に俺の顔にパンツが飛んできたんだけど、この国ではバナナ柄のパンツ結構売ってるのか?」
「は? バナナ柄のパンツなんて私だけよ。ホラ見てミーナ……」
『うぴょーん!』
俺とカオリは驚愕した!
この女……パンツはいてねぇ……。
色々と可哀想なので、俺達は指差して現状を伝える。
「……あれ? 私、今日パンツ履き忘れてた? ひゃあ!?」
やっと気付いたな……。
流石にそこは大事にしろよ。
誰かに貫かれるまではな。
案の定、ミーナは激怒してる。
コイツもタフだな。
「もしかして、あの爆風の時に脱がせたの!? このド変態! 責任取って結婚しなさいよ!」
「結婚? いや、俺は取ってないぞ? それに結婚するなら処女もらうぜ?」
「ななな……ハレンチバナナ!」
『ハレンチバナナ?』
と俺とカオリは顔を? にしてるとミーナはワタワタしながら逃げて行った。
パンツをはいてない尻を丸出しで……。
そして平和になったキャンディ王国の住民にもう安心だぜ! と説明すると、各々の生活に戻った。
そしてカオリから何かの表を見せられた。
「チートポイント表……?」
「そ、チートポイント表」
どうやらこのダンポコワールドのランキングらしい。
どーれ、俺のランキングは……。
「うわ! 俺は最下位だと!? つか、十万に近い奴もいるし、ヤベーよ! 日刊ランキングだと一位だけど、累計だとまだまだだぜ……。評価しちくり」
「評価するには良い事してチートポイントを得ないとね。一緒に頑張ろう!」
「おう! 俺より強い奴の処女を奪いに行くぜ! アデュー!」
とりあえずこんなハッタリかましとけば、俺のパワーを知るモンスターとかは悪さしないだろ。
怪しげな奴等が数人、今の戦いを観察してたからな。
牽制にはなっだろ。
「とりあえずチートニートオンラインのパワーがあれば大丈夫だろ。これからは何でも屋でもするか。この国で依頼を待ってれば色々便利だろ。それがチートポイントを楽に溜める作戦だ!」
「おー、考えたね。流石は私の処女に釣られてこの異世界に来ただけあるね」
そうだな……確かに処女に釣られて来たし、俺はどーしょもねー野郎だ。
けど、そんな俺でもチートポイントを集めただけで処女を奪うって事はしたくねーよ。
だから、俺はこの恩人でもあり、好きな女のカオリに言う。
「ポイントは溜めてもしょうがねーよ。テックルより仕事するわ。お前がしたくないのにポイント溜まったらするのもどうかと思うしな」
「溜まってる癖に」
「兎にも角にも! 俺はこの異世界で何でも屋をする! 戦いから猫探しまで何でもするぜ!」
「一人で?」
「もちろん、カオリとだ! いいな!」
「はいな!」
「そして、俺がこの世界の本当の勇者になったら、お前の処女を貰うぜ!」
「やっぱり? いいけどね!」
そしてキャンディ王国に平和が戻り、俺はカオリと共にVRMMOでもしていた何でも屋・チートニートスペシャリスト。略してCNSを開業し、異世界で働く事になった。
処女の為なら頑張るぜ! アデュー!




