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チートニートスペシャリスト・魔眼の勇者  作者: 鬼京雅
キャンディ王国を支配するバナナ魔王ミーナ編
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バナナゴスロリ魔王ミーナ現る

 ある日、VRMMOチートニートオンラインをしてる俺ことアデューは突如、謎の美少女に異世界に召喚された。

 俺はその姫の国を支配するモンスターを倒して世界を安定させる為に、千の軍勢を倒す事になったぜ。

 その報酬は姫の処女!!!

 これはたまんねぇ報酬だ!


「チートポイントを十万集めて魔王を倒したら、処女をあげます!」


 と言うカオリの話によると普通の人間は魔物は見えないらしい。

 なーのーで!

 皆は俺に頼らなくてはならないのだ!

 現実ではニートだった俺がチートのスペシャリストだ……考えただけでゾクゾクしてションベン漏らし……て、ねーよ! いや、マジで! ちょっとは漏れたけど、これは想定の範囲内だしな!

 これにはチートポイントを溜めないとならないらしく、モンスターを倒せば倒すほど、チートポイントが貯まるようだ。


 つまり、敵を倒せば倒すほど世間からは信頼され、俺は無敵になるんじゃねーか!

 ヒャッホー!

 こんないい人生感じた事ねーよ!

 VRMMOチートニートオンラインのチートニートスペシャリストのアバターのまま召喚されたから俺は最強。こんなチートパワーがあったら性格も変わっちまうぜ! ヒーハージーハー!

 ダンジョンがポコポコと現れる大陸だか何だか知らんが、ダンポコワールドの勇者になって、あのカオリ姫とフィーファーしてやるぜ!

 右手にチートソード、左手にニートソードを構える赤いブレザー姿の俺は魔眼の右眼を赤く輝かせ言う。


「さーて、これから魔物退治だぜ。一気に倒して、俺の魔眼の勇者っぷりを見せてやろーじゃないの! どうせなら、一気にやってやるぜ!」


 これで勇者の俺を崇めるんだ!

 ズバババッ! と回転斬りをかまし、その衝撃で出来た円の周囲のモンスターを把握して飛び上がり、両手のチートソード・ニートソードのオーラを飛ばして倒す。そして地面に着地する俺はモンスターの群れに突っ込み、バッサバッサと倒す。


「正に俺、最強!」


「おー、もうあんなに倒してるね。どもども。ご苦労様。私の目に狂いは無かったようね。えっへん!」


 と、城の王の間のベランダからカオリは豊かな胸を揺らしながらそんな事を言っていたらしい。

 そしてモンスター達は動きが止まり、俺を見据えていた。


『……!』


 明らかに強い俺のパワーにモンスター達は驚いているな。

 まだ変身してないモンスターの奴が震えながら話して来る。


「俺達魔物であるモンスターをどうやって見分けたんだ!?」


「クックック……知りたいか? 知りたいか? ならば教えてやろう。この龍王の力すら秘める俺の魔眼の力をな……」


『……』


 モンスター共は俺の魔眼の話を聞いて驚いてるぜ。

 中々、話がわかる奴らかも知れんな。

 コイツ等にも俺の勇者としての偉大さを教えてやらにゃならん。


「ちなみに魔物だけじゃなくて、オッパイのサーチも出来るんだぜ? どーだ? スゲーだろ?」


『何だとぅ!?』


 ハハッ!

 超絶メラメラ驚いてやがるなモンスター共は。

 ハッハーッ! モンスターも所詮、オッパイには勝てねーか。

 子供だな! まぁ、俺もだけどな!

 そして俺は城のベランダにいるカオリを指差して言う。


「ちなみにあの姫のオッパイサイズ知りたい?」


『教えて! 教えて! 教えてーーーん!』


「ククッ。お前等の気持ちは痛いほどわかった。……教えてやらんでもないが、この偉大なる魔眼の勇者であるこのアデューをお前達も俺様を讃えろ! お前達のチートポイントが、俺の無双生活を最強にさせるんだ!」


『イエッサー!』


「なら倒されてくれ。倒れたらコソッと教えてやるよ」


『エエーーッ!?』


 そんなこんなで一気に十人の魔物を無双した。

 倒れる魔物は人間の姿から魔物に変わる。

 敵である以上は一度は倒さないとな。

 まずはこのキャンディ王国の勇者として認められないと仕方ねーし。


「一気に来てくれれば一気に倒せるが、とりあえず百人ぐらい倒しておくか……チートソード! ニートソード!」


 俺は二つの剣にオーラを込める。

 これが必殺の不死鳥。

 チートニートスペシャリストの最強の一撃!


「アカシックブラスター!」


 二刀の剣から不死鳥が飛び出し、一気にモンスター達を倒した。

 すると、一人の少女がモンスターの群れの中から現れた。

 俺の魔眼が赤く光る。


「ふーん。ここのボスはお前か」


 どうやらボスが現れたぜ。

 普通の人間の少女の姿をしてやがるが、俺の魔眼からは逃れられない。

 龍王の力すら秘めている俺の魔眼からはな……。


「お前がこのキャンディ王国を裏で操っていた魔物か。真の姿を現せ。その美少女の姿は偽の姿だってわかってるんだぜ! 艶やかじゃねー魔物野郎が!」


「ククク……ならば見せてやろう。我の真の姿をな……」


「どーせゴブリンかオークとかだろ? こういうのはテンプレなんだよ。お前みたいな序盤のボスが強いわけねーし!」


 俺は鼻くそをほじりつつ、そのボスが変身するまで待つ。

 そうそう、俺はゲームについては詳しいんだ。

 白い煙が晴れて行き、細身のシルエットが現れた。

 さて、ブチのめしてやるぜ……ん?


「……」


「どうした? 私の姿に驚いているのか? それは普通の反応だ人間よ」


「そうだよそうだよソースだよ! つーかその姿、人間と変わらねー美少女じゃねーか!」


「私は魔族のミーナ。バナナゴスロリの魔王なのよ。私の美貌を見て、見てミーナ」


 長めの金髪ツインテール。

 髪飾りにバナナとかがあるからバナナ好きなのか?

 服装がゴスロリになって中々の……いや、かなりの美少女じゃねーか……。

 おいおい! これがボスならこれからどうやって倒せばいいんだよ!

 チートポイントの為とはいえ、美少女を倒すのは気が引けるな……ん?

 そういや、異世界に召喚されただけでこの世界はゲームじゃないんだよな。

 まいったぜ!


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