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チートニートスペシャリスト・魔眼の勇者  作者: 鬼京雅
魔王神サターン出現! 連れ去られた美少女とオッパイを救出せよ!
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魔王神の腹心との大食い勝負!

「店主はいるか?大食いバトルしたいんだけど?」


「いいだろう小僧!このヒナンゴウゴウで大食いするとは地獄の閻魔でさえもションベン漏らすぞ!」


「……どこだ?」


厨房にいるらしいが店主の姿は見えねー。

にしてもヤクザのような声だな。

すると、ドスドスドス!とムダに足音を立ててその黒髪ツインテールにロリ少女は現れた。


「あれ?アイス屋ギルドのコンさん……に似てる」


「ん?姉を知ってるのか小僧?」


何やらコワモテの店主かと思えば、そこにはコック姿の黒髪ツインテールのロリ少女がいた。

ダンポコワールドのキャンディ王国のアイス屋ギルド・コンさんの妹らしい。けど、見た目はロリだが性格はコンさんと同じでキツイぜ……。


「姉と知り合いか勇者アデュー。ま、姉にはよろしく言っておいてくれぃ」


と、ロリ少女のサチは言った。

すると、腕組みする魔王神サターンの腹心・ユイは、


「ムダ話はいい。とっとと勝負するぞ勇者アデュー」


「そうカリカリすんなよ。ハゲるぜ?」


「私はハゲてない!少し薄いだけだ!」


「……そっか。悪い」


何か言ってはいけない事を言ってしまったようだぜ。

そして俺とユイはテーブルにつき、サチの料理を待つ。ここで勝てば楽に魔王神タワーに入れる。大食いバトルは厳しいが、上手く勝ってカオリ達を救出してやるぜ。


のほほ!と店の内部を見つつキョロキョロするゴッドは問う。


「この店はヒナンゴウゴウと言うらしいが、酷い名前じゃな。店主はちゃんと料理を出してくれるようじゃないか。アイスが無いからかのぅ?」


「このテーブルにある紙を見ると、店主の気分で出すメニューがわからねぇから店の名前がヒナンゴウゴウらしい。客がメニューを選べねーのは辛いな。それに、ムカつく客はウンコ投げつけるらしいぞ」


確かにこりゃヒナンゴウゴウだ。

あのサチの性格からすると、問題も多かったんだろうな。けど、魔王神シティーでやってくには丁度いいのかも知れんが。

そして、自信満々の魔王神の腹心に俺は問う。


「このシティーの人間は大食いが多いのか?やっぱ、大食い王とかいるんか?」


「私はこのシティーの次期大食い王だ。いつかは現大食い王のサターン様にも勝つ」


「部下が上司に下剋上か。いい関係だぜ。まぁ、俺がお前の自信をへし折ってやる!」


そして、サチはロリロリしながらごはんとか卵とかを鍋にブチこんでヒーハー!してる。

俺は対戦方法を決める。


「中華三番勝負だ!」


「受けて立つぞ勇者アデュー!」


よし、これで勝負方法は決まった。

三番勝負だから先に二勝すればいい。

そして、一敗しても問題は無い。

あえて捨て試合を作る事も必要になるかもな。何せこっちは大食いは得意じゃねー……。


(魔法でゴッドの胃袋を使わしてもらうか。じゃねーと大食い自慢になんて勝てねーし……)


すると、目をキラーン!と光らせるユイは言う。


「無論、魔法などは厳禁よ。勇者だからそんな卑怯な手は使わないわよね」


「わ、わーってるよ。それよりサチが厨房から出てきたぜ」


テーブルに凄まじい勢いでサチは皿を置いた!


「チャーハン食わんかいワレぇ!」


と、そのロリや容姿からは想像出来ない声で言う。


中華の基本中の基本。

山盛りの美味そうなチャーハンが出てきた。

それをゴッドが俺達が一皿食べ終わる事に均等にチャーハンを皿によそる係だ。その審判と雑用を司る神幼女ゴッドにかけ声を頼む。


「制限時間十分!よーい、のほほ!」


『ドンじゃないのか!?』


と、俺とユイは突っ込みつつ一番目の勝負。

チャーハン対決は幕を開けた。


「うおおおおおっ!」


「はあああああっ!」


チャーシューの細切れとネギが絶妙にマッチしてて、ごはんは食べやすくパラパラで、油っこくもなくていくらでも食べれそうなほどに美味い!


ユイは阿修羅のような形相でチャーハンを食らう。それに俺も追いすがる。

コイツはデッドヒートだぜ!

ほぼ互角だが、十皿超えたぐらいでユイのペースは更に加速しやがる!


(スゲーペースだなユイの奴……。そんなに美味そうに食ってるとは思えん……少し早いが切り札を使うか……)


もう切り札を使う時が来るとはな。

手を上げる俺は料理長サチから一つのビンを貰う。


「あんをかければまだまだ食えるし!」


「あんか……考えたな」


「こりゃドーピングでも何でもねーぜ?味と食べ方を変えただけでチャーハンを食う行為には変わらない」


「そんな事はわかってる。私にもあんを貰おうか勇者よ」


「へっ、余裕だなユイ」


結構余裕こいてくれんなユイ……こっちは最初から胃袋がクライマックスだぜ!

時間は容赦なく過ぎて行く。


「時間じゃ!十分経過したから一番勝負チャーハン対決終わり!」


「くそっ……時間か!」


ゴッドが一番勝負の終わりを告げた。

ユイは百皿。

俺は五十二皿。

勝負は圧倒的に俺の敗北だ。

完全勝利のユイはドヤ顔で言う。

ウゼー……。


「まずは一勝。次で終わりだ勇者よ」


「ゲームは勝つまでわからねーからゲームなんだよ。ツメが甘いと、ハゲるぜ?」


「毎日育毛してるわよ!ハゲ!」


「俺はハゲてねーよ」


ニシシ!と笑うゴッドは言う。


「下の毛はまだまだハゲじゃのう!」


「……ゴッド。お前後でチートモードでグリグリするから」


「ほげぇ!やめてケロ!やるならユイにやるのじゃーーほげぇ!?」


ゴッドの頭にオタマが直撃する。

それは厨房の王様から飛ばされたモノだった。


「ウルサイ!黙って次の料理を待ってろ!」


ヒビってションベンを漏らすゴッドは黙る。


ま、ゴッドはほっておこう。

俺は勝負に集中しないとな。


とにかく、チャーハン勝負には負けた。

だが、まだ三番勝負だからわからん!

最後の勝利者こそが勝者だぜ!


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