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チートニートスペシャリスト・魔眼の勇者  作者: 鬼京雅
魔王神サターン出現! 連れ去られた美少女とオッパイを救出せよ!
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魔王神シティーでの大食い勝負へ

魔王神サターンの監視下におかれる悠久の都・魔王シティー。

そこに俺とゴッドは到着した。


魔王神シティー。

手前に観光客などを招き入れる飲食やファッションを中心とした商店街。左奥に夜に輝くきらびやかな繁華街があり、右奥に観光名所のようなオシャレな建物や公園などがある。


「魔王神シティーも案外普通な街だな。もっとダークな街かと思ったぜ」


「のほほ!魔王神に認められた経済的に豊かな者や面白い人間はここに来られるからのぅ。魔王神とて経済が潤わなければ生活は成り立たないという事じゃ」


「魔王神もそんな事を考えなきゃいけないとは、世知辛い世の中だぜ」


俺とゴッドはぶらぶらと街の中を見物しながら歩く。中々活気があるな……ここにいる人間達はここにいたくているんだな。魔王神サターンは信頼されてるとなると、この街で暴れるのはこっちには不都合だ。となると、早めにあの魔王神タワーに進入しないとならんな。おそらく、この街で仲間を作るのは厳しいだろう……。

露店街に入って、食べ物のいい匂いと商売人の掛け声が飛んできやがる。


「らっしゃい!らっしゃい!」


ジャンプするゴッドは目を大きくしながら叫ぶ。


「おいアデュー!豚マンがあるぞぇ!豚、豚、豚マーンちょ!」


「わーった、わーった。買えばいいんだろ。おっさん、豚マン二つな」


「のほほ!五つにしてくれ!おっちゃん!」


と、ゴッドは勝手に注文しやがる。

ま、いいか。とりあえず豚マンとか、豚汁があるからそれを買いつつ街を歩く。


「そういえばアデューよ。この豚汁にはアイスとコラボレーションしたアイテムがあるのじゃろう?あの露店には売ってなかったがのぅ」


「ん……そうだったな。ちょっとしたら食えるようになるさ。今はこのシティーを探索するぞ。いいな!」


「のほほ!わかってるぞぇ!」


とりあえず俺は豚汁をゴッドが飲み干す前に隠れて買っておいたバニラアイスを入れて豚汁アイスとして食べさせた。ゴッドの味覚は何となく俺にはわかるから、ゴッドの奴はのほほ!と興奮しながら豚汁アイスを食ってやがる。本当に不思議な神幼女だぜ。


「豚汁アイス最高じゃ!アデューお前は中々の勇者じゃて!」


「おう、とりあえずこぼさず食えよ……?」


ふと、俺の目に白い巨塔が写る。

どうやら視界を遮るミストジャマーのせいで遠くからは見えないのかこのタワーは。サターンの奴は外からの敵は一応警戒してるって事か?

……ん?あの豚のマークのタワーは……。


「あの豚のマークのセントラルタワーが魔王神サターンの城か……まさに白い巨塔だな」


街の奥には豚のマークが頂上に描かれた白い巨塔が存在した。それは明らかに魔王神サターンの居住だろう。ま、わかりやすくて探す手間が省けて助かるぜ。


「おいゴッド。もっと静かに歩けよ。ここは敵地なんだからな。いきなり敵が奇襲してきても助けてやらんぞ」


「のほほ!ワシはカンチョー以外の攻撃は効かないのじゃ!」


「……嘘つけ。鼻つまみの術」


「ほげぇ!?鼻をつまむな!呼吸が出来ずに死ぬぞぇ!?」


「ほら、鼻をつまんだだけで大変な事態じゃねーか。全く困った神幼女だぜ」


と俺がゴッドで遊んでいると、いきなり魔王神サターンと似た、水色のスカートがやや長いセーラー服を着たショートカットの少女が現れた。


「私は魔王神サターンの腹心・ユイ!お前が勇者アデューか?」


「ん?そだけど?ナンパなら間に合ってるぜ?」


「ナンパじゃない!」


と、ツンツンしたショートカット美少女のサターンの腹心・ユイに出会った。どうやら単独で俺を倒して手柄を上げたいらしいな。よほど自分に自信があるか、自信の力を過信して相手との力の差を測れないか……ま、そんな事はいいか。


「で、ユイちゃんよ。サターンからの命令で俺達がこの魔王神シティーに来るか見張ってたのか?」


「これは私自身の意思だ。サターン様はほっとけと言われていたが、そうはいかぬ!」


ここで戦うと騒ぎになるな……かといってこのユイは人の話を聞くようなタイプじゃ……。


「おいアデュー。あそこの店、大食いチャレンジって書いてあるぞぇ?あんな奴は無視してあそこに行こう」


「そーだな……」


大食い商店ヒナンゴウゴウという看板がある店だ。中華系のメニューを扱った店のようだな……。

俺はふと思いつく。


「おいユイ。大食い勝負でもするか?」


ピクン……とユイのショートカットは左右が跳ねた。コイツ、まさか大食いか?


「大食い勝負か……そんな事で私に勝てると思うのか?この私は大食いなんだよ。サターン様とて驚くほどにな。迂闊な勇者だよ全く」


「やっぱりそう?けど、やろうぜ。あの店でじっくりとな」


サターンの腹心なら魔法とかで洗脳されてる可能性もある。ならば、このユイには色々な面で勝たないとならんな……。


「どうした勇者アデュー?早く店に入ろうではないか。それともここで戦うか?その神幼女と共に」


「サターンの腹心なら丁度いいさ。お前の心を折って、俺の仲間にしてやるよユイちゃんよ」


俺はユイの得意とする大食い勝負をする事にしたぜ。艶色には食えそうもねーから、のほほ!と食い散らしてやる!



大食い勝負を魔王神サターンの腹心・ユイとする事になった。その俺達はこの魔王神シティーでも有数の大食い推奨店・ヒナンゴウゴウに入店した。店内はこじんまりした狭い店で、開店したばっかの時間なのか客はいない。ゴソゴソと奥の厨房で音がするから、おそらく店主だろ。

けど何だ? なにやら嗅いだ事のある匂いだぜ……。

まるでアイス屋ギルドのコンさんの匂いがする。


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