映画館、建設開始
# 第四話 映画館、建設開始
それから、半年。
映画の、技術、開発は——
グスタフ率いる、職人集団、五十人が、フル稼働で、進めた。
並行して——
エトワール王国、主要十都市に、映画館の、建設を、開始した。
王都、エトワール都。
南部、ルミエール市。
北部、ヴェルダン市。
東部、オーリス市。
西部、エトール市。
中央、ロワール市。
そして、四つの、地方都市。
各、映画館は、千席。
建設費、各、金貨、千枚。
合計、金貨、一万枚。
——うん、莫大な、投資。
——でも、私の、貯金で、十分、賄える。
私の、貯金は——
ベルロワ・カーヴの、収益+特許ロイヤリティ+ファッション業+雑誌+グッズで、累計、金貨、五万枚を、超えていた。
ベルロワ子爵、モンペリエ伯爵、ヴァランシエンヌ公爵——
三人の、お父様も、それぞれ、追加投資、を、申し出てくれた。
——皆、私を、信じている。
——絶対、回収する。
私は、心の中で、誓った。
そして——
半年後。
エトワール都の、本宮、映画館、第一号——
『シネマ・エトワール』、完成。
オープニング、上映会の、観客は、五百人。
皇族、貴族、神官、軍人、商人、そして——選ばれた、平民、五十人。
スクリーンが、白く、輝いた。
そして——
オーレリアンの、デビュー公演の、録画が、流れ始めた。
紅い瞳。
暁色の髪。
紺色のコート。
不死鳥の歌声。
——スクリーン全体に、彼が、映し出された。
会場が、静まった。
そして——
歌が、終わった、瞬間——
会場が、爆発した。
「な、なんだ、これは——!」
「不死鳥が、目の前にいるみたいだ——!」
「何度でも、見たい——!」
私は、舞台袖で、にっこり、笑った。
——よし。
——映画、革命、成功。
——次は——
——スター・サバイバル、応募、開始。
---




