115/131
結婚式の準備
身分制改革法、可決から、二ヶ月。
私は、結婚準備の、最終段階に、入っていた。
「お父様、結婚式の、場所、決まりました」
「どこ」
「大神殿」
ヴァランシエンヌ公爵は、目を、丸くした。
「マルセル神官に、祝福、いただきたい」
「招待客は、千五百人。エトワール王国の、貴族、商家、平民代表、獣人、他種族、ガイア・サヴァージュからも、ガストル王陛下を、含めた、使節団、招待、します」
「ルリアージュ、お前、本当に、革命的な、結婚式に、する、つもり、だな」
「はい」
私は、にっこり、笑った。
ドレスは、エヴリンが、デザインした。
純白の、絹地。
裾には、銀の、刺繍で、星と、薔薇の、模様。
背中は、暁色の、グラデーション。
ヴェールは、瑠璃色の、絹。
そして、特別な、装飾——
襟元に、銀色の、不死鳥の、羽根(セラフィムから、贈られた)。
腰に、暁色の、不死鳥の、羽根(オーレリアンから、贈られた)。
——二人の、不死鳥族の、祝福、を、纏った、ドレス。
オーレリアンの、礼服。
紺色の、長いコート。
胸元には、暁色と、瑠璃色の、紋章。
「ルリアージュ嬢、絶対、世界一の、花嫁に、なります」
エヴリンが、目を、潤ませた。
---




