王宮、最後の激震
合同議会、開催。
王宮、大議事堂。
出席者、五百名。
私は、議事堂の、中央に、立った。
「皆様、本日、私、ルリアージュ・ド・ヴァランシエンヌが、最後の、改革法案を、提出します」
「『身分制改革法』」
議事堂が、ざわめいた。
保守派から、激しい、反発。
「な、貴族の、特権を——」
「身分制度の、廃止——」
「これは、王国の、崩壊だ——」
「いいえ」
私は、首を、振った。
「これは、エトワール王国の、再生、です」
そして、セラフィムが、議事堂の、中央に、立った。
「私は、不死鳥族、最後の、二人の、一人、セラフィム」
「私は、エトワール王国の、貴族の、特権を、見てきた」
「そして、その、特権が、いかに、無数の、才能を、葬り去ってきたか」
「身分制を、なくす、ことで、エトワール王国は、世界で、最も、輝く、国に、なる」
セラフィムの、青い瞳から、銀色の、光が、放たれた。
不死鳥の、神聖な、力。
議事堂の、保守派、貴族たちが、息を、呑んだ。
そして、最終、採決。
賛成、三百五十票。
反対、百五十票。
——可決。
議事堂が、爆発した。
「可決——!」
「ルリアージュ嬢、万歳——!」
「エトワール王国、革命——!」
私の、目から、涙が、止まらなかった。
——コレット。
——あんたの、夜明け、ついに、エトワール王国の、根底まで、達した、よ。
身分制改革法の、可決を、受けて——
公爵令嬢×不死鳥の、結婚——
法的に、完全に、合法化、された。
「ルリアージュ」
オーレリアンが、議事堂で、私を、抱きしめた。
「次は、結婚式、だ」
「うん」
私は、にっこり、笑った。
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