ガイア・サヴァージュとの、同盟
決闘から、二週間後。
ガストル王と、私たちは、獣人連邦と、エトワール王国の、同盟を、締結した。
『シルフィム条約』。
内容:
1. 両国の、相互、外交関係の、樹立
2. 両国の、自由貿易協定
3. 文化交流の、促進
4. 軍事的、相互不可侵
5. 獣人と、人間の、相互、移住の、自由
「ルリアージュ嬢」
ガストル王は、条約署名の、後で、私に、声を、かけた。
「貴方の、おかげで、両国の、未来が、変わった」
「ガストル王陛下、ありがとうございます」
「貴方の、エトワール王国への、帰国に、私の、特使を、同行、させたい」
「特使?」
「ガイア・サヴァージュの、代表として、エトワール王国に、駐在させる。セラフィムだ」
——!
——セラフィムが、エトワール王国に、駐在?
私は、振り返った。
セラフィムが、隣に、立っていた。
「ルリアージュ、俺、エトワール王国に、行く」
「セラフィム——」
「俺、これからは、お前たちと、共に、生きる。新しい、世界を、見て、新しい、自分を、作る」
——よし。
——セラフィム、エトワール王国に、来る。
エトワール王国への、帰路で、セラフィムは、オーレリアンと、リアナと、レオンと、すっかり、家族の、一員に、なっていた。
特に、リアナは、セラフィムを、お兄さんのように、慕っていた。
「セラフィム兄様、エトワール王国の、街、案内するね!」
「ありがとう、リアナ」
セラフィムの、青い目に、優しい光が、宿っていた。
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