65.
※今話は残酷、グロテスクな表現が多い為(多種多様の地雷あり)、苦手な方は回避願います!
読まれる方は自己責任でお願いします!
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「女王に侍るしか能の無い奴等め、腐ってやがる。」
「「「「「何っ!」」」」」
私の言葉に激昂して剣を鞘から抜き放つ。
女王が選び抜いた見目の良い(顔だけ良い)専属護衛ではないとばかりに剣を構える姿は一見隙がないように見える。
だが、私とて無駄な戦闘はしたくない。
「影縫い」
という訳で、しばらくはじっと動かずにいて貰う事にした。
物凄く恐ろしい目で睨まれる中、扉の前まで行くとドアノブに手をかけた。
が、魔女だけあってその辺り抜かりなく結界が施されている。
少し厄介だが解除できない訳ではない。
“結界壊し”を唱えようとしたところで、壁をぶち破って何かがこちらに向かって突進して来る。
“解除”
女王の専属護衛達にかけていた“影縫い”を解除した。
突進して来る何かから一斉に避けた。
ドッグォォォンッ!!
扉に体当たりするかのように突進したそれはそ勢いそのままに部屋の中に飛び込んだ。
「キィヤ――ッ!!」
耳を劈くような甲高い悲鳴が響く。
「「「「「っ!?」」」」」
護衛達が一斉に部屋へと雪崩込んだ。
一足遅れて部屋に入った私の目に飛び込んだのは女王を襲うミノタウロスのような魔獣だった。
一見ミノタウロスのように見えるが体は犀のような固い皮膚で覆われ異様に長い三対の手足は蜘蛛を思わせた上、指まで異様に長かった。
頭は牛のようだが長い犬歯があり、口からは大量の涎を垂らしている。
ブフォーッ、ブフォーッ。と荒い息を吐きながら女王にのしかかっている。
その光景に恐怖した護衛達は一歩も動けず、顔面蒼白で固まっていた。
「この…ダラァァァッ!!」
何とか勇気を振り絞った一人が斬り掛かったが長い腕で弾き飛ばされ壁にめり込んだかと思うと、ゴキャッ!!という嫌な音がした。
「「「「「…。」」」」」
護衛達は言葉を発する事ができず更に悪くなった顔色で仲間だった男の亡骸から目を離せないでいる。
やっぱりモルガーナに顔だけで選ばれた護衛達だったようだ。
そう思うも、このままでは次々と新しい魔獣が生まれ出てくるだけ。
しかもモルガーナと魔獣の間にできた子どもなんて、想像しただけで厄介な事この上ない。
「仕方ない…か。」
ミノタウロス擬きに向けて左の掌を翳す。
「地獄の業火」
《ブゴォルゥォアアアーッ!!》
火だるまになったミノタウロス擬きが断末魔を上げながら藻掻き苦しんで消し炭になった。
「良かったわね乙女のままでいられて。(純潔かどうか知らんけど。)」
私がそう言うとモルガーナの眉間が深い皺を刻み、怒りからか茹で蛸のように真っ赤になった。
「小娘――っ!!」
叫びながら飛び掛かってくる。
「魔女ならばせめて魔法で来なさいよ。“盾攻撃”」
モルガーナに向けて左の掌を翳した。
真っ直ぐ突っ込んで来ていたモルガーナの顔面に見事にヒットした。
両手で顔を覆って座り込んでいる。
掌を翳したまま次に備えていると、顔を上げ、きっ!と睨み付けてくる。
「せっかく助けてあげたのに。まぁ、いいわ。決着をつけましょう。」
この時の私はモルガーナに勝てると思っていた。いや、思い上がっていたのだ。
彼女の持つ魔銃の存在を忘れていたのだから。
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お付き合い(お読み)いただき
ありがとうございます!
(*・ω・人・ω・)




