7/24
悶える青
この世に完璧などない。
それは、昔から存在するルール、
そして人が飽くこともなく追い求める夢。
でもいつしか人は諦めていったのだろうか、
いつ諦めていくのだろうか。
消えるときか。
泣くときか。
はしるときか。
それは誰にも分からず、誰も知らない。
勿論、それは彼も同じ
でも彼は、薄らんだ心を消せなかった。
どうしても、どうやっても彼は手放せない。
だが、周りは彼を糾弾する。
落ちて落ちて、壊れていくそんな囁きを、
彼の耳に詰め込んで、
そして彼は詰められる。
楽になれと幸せになれと糾弾する。
それを手放せと詰めていく。
彼は、泣きじゃくることさえ出来もしない
かれはただ心を塞ぐことしか出来ないのだ。
けれど彼の手は欠けていた。
炎が悪を燃やすように、
炎が罪を購わせるように、
彼の手を腐らせた。
彼の欠けたそこから蛆虫のように、
囁きは絶えず漏れだすのだ。
彼はなにもできずなにもしない。
それはいつしか嫌った、あいつに似ていた




