表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
玩具の鍵  作者: 甘味処 雨
腐食の讃歌
7/24

悶える青

この世に完璧などない。

それは、昔から存在するルール、

そして人が飽くこともなく追い求める夢。


でもいつしか人は諦めていったのだろうか、

いつ諦めていくのだろうか。


消えるときか。


泣くときか。


はしるときか。


それは誰にも分からず、誰も知らない。

勿論、それは彼も同じ


でも彼は、薄らんだ心を消せなかった。

どうしても、どうやっても彼は手放せない。


だが、周りは彼を糾弾する。

落ちて落ちて、壊れていくそんな囁きを、

彼の耳に詰め込んで、


そして彼は詰められる。


楽になれと幸せになれと糾弾する。

それを手放せと詰めていく。


彼は、泣きじゃくることさえ出来もしない

かれはただ心を塞ぐことしか出来ないのだ。


けれど彼の手は欠けていた。


炎が悪を燃やすように、

炎が罪を購わせるように、


彼の手を腐らせた。


彼の欠けたそこから蛆虫のように、

囁きは絶えず漏れだすのだ。


彼はなにもできずなにもしない。

それはいつしか嫌った、あいつに似ていた






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ