第2話 我々キノコ派は同志を募集中です。⋯⋯ねぇ、お願いだから誰かあたしの味方になってよ!1人は嫌なの!!byあたし
お互いに自己紹介…‥いや、僕はしてないけど……とにかく!自己紹介が終わり、ついに町へと向かい出した僕たちは、10歩も行かないうちに立ち止まった。
「そういえば、町への道がわからないや」
「あ、ですよね?悠一君、道知ってるんでしょうか?とは思ってましたけど」
『だよね。「よし。行こう!」とか言って歩き出したから、あたしも、あ〜そっか、道分かってるのかーって思ってたのに、なんかカッコ悪いよ?』
「すみません。なんだかその場の勢いで歩き出したら、あれ?これどこへ進めばいいの?となりました。でも大丈夫。ソラさん(天使様だよ)から地図とコンパスもらってるから」
『あー言ってたね、そんなことも。その使い方もわかっちゃうんでしょ?その頭の中にある本で』
「そうなんだよ。ちなみに、太陽の位置から時間もだいたいわかるよ。あ!ちゃんと地図にバツ印が付いてて現在地って書いてある!さすがはソラさんだ。めっちゃ気が利く。あーでもそうか、あっちの白い部屋にいたときはこの字って異世界の字で書いてあって読めなかったけど、今の僕には読めるのか!」
「確かにそうですね。わたしもちゃんと読めます」
『あたしも!』
「え?」
『え?』
「波美は天使の特典をもらってないはずなので、この世界の言葉や字は分からないと思ってましたけど、本当に読めるんですか?」
「『あ!本当だ!』」
「もちろん、分かるほうがありがたいですが、悠一君はなにか知ってますが?」
「うーん、何も聞いてないし、降霊術の能力にもそれらしいことは何も無いな。でもそうなると、やっぱりソラさんがやってくれたんじゃないかな?だってソラさんだし」
『まー分かるんだから問題なしでしょ。ってかじゃあ、あたしがもし言葉や字が分かんなかったらいちいち悠や姫璃に聞かないといけなかったってこと?危な!よかったーちゃんと分かって』
「いえ、わたしは毎回翻訳しないといけないのではと思ってましたよ?正直に言えば、少し大変だと思っていましたね」
『あー、確かに毎回翻訳してもらうのはメンドいし、さすがのあたしも悪いな〜とは思っちゃうよ?あたしが姫璃の立場で悠に毎回翻訳してって言われたら絶対にヤ。あははっ』
「そんなに言わなくてもよくない!?……でも波美さんを呼び出したのは僕だから、この先なにか波美さん関係で面倒事があっても僕が責任持ってなんとかするよ。できる範囲でだけど……」
『最後のできる範囲ってのがなかったらよかったのに……。でもあたしも、悠が困ってたら助けてあげるから、安心してよ。できる範囲でだけどね!』
「わたしも!もちろんわたしも、悠一君のためなら何でもしますから言って下さいね」
『え〜姫璃、何でもしてあげちゃうの〜?いいのかな〜そんなこと言っちゃって〜?』
「?本当に困っていればそうしますよ?波美は違うんですか?」
『くっ!いやでもさ、なんでもはちょっと言い過ぎだと波美ちゃんは思っちゃうな〜って⋯⋯』
「いえ、でも、悠一君は人が嫌がることを要求する人では無いですからね。なので、大丈夫ですよ!」
『くっ!!確かにそうだけど!悠はそういう人だけど!いや、あたしだって分かってるよ!?う~ん、おかしいな特別悠ごときの理解度で負けたからってどうでもいいはずなのに、なんか悔しいのはなぜ?ちょっと今波美ちゃん悔しいんだけど!』
「ごめん2人とも、助けてくれるのはうれしいんだよ?だけど、さすがに恥ずかしいからやめてくれる?あといつものことだけど、悠ごときってのもやめてほしいな〜って」
『はいはい、いつもの照れ隠しですよ。悪かったですね。ごめんなさいね悠〜』
「うんまあいいんだけど。とりあえず、波美さんは僕たちと同じ特典をもらっていると考えておこうか。じゃあ、気を取り直して、地図によると、北東の方角みたいだね」
『そういえば、これから行く町の名前はなんて言うの?』
「あぁ、そうだった。僕もそれは知らなかったな。うっかりうっかり」
「頭の中にある本だと、キノコの村、らしいですね」
「『キノコの村?』あー確かにそうなってるね。それとこの森もキノコの村って名前らしいよ」
『……いや、もっとなんか、名前らしい名前なかったの?もっとよく考えて付ければいいのに、なに?キノコの村って』
「説明によりますと、このキノコの森は美味しくて、栄養価の高いキノコが取れるらしいですね。それをキノコの村の人が収穫して、キノコ料理を作って販売してるみたいです。店で出したり、屋台で売ってるみたいですよ」
『じゃあもしもキノコ料理がダメな人がそこに行ったら「キノコの村」じゃなくってシンプルに「イヤな村」になるわけか。もしくは「地獄村」』
「そうなるかは分かりませんけど⋯⋯。でも、わたしは問題ないですし、悠一君もキノコ大丈夫ですよね?」
「うん、まあ嫌いじゃないけよ。波美さんは?」
『いやあたしはほら、好きか嫌いか以前に幽霊だから食べられないっていうか……』
「あ!そうだった!ごめんね、波美さん」
『別にいいよ。あたしも別にキノコって好きなわけじゃないし。でももしデザートの村ってのがあったらショックだよ⋯⋯』
「それなら大丈夫ですよ、波美。この世界って、あまりデザートというものは無いみたいですから」
『あ、そうなんだ。じゃ、いっか。⋯⋯いやでも、無いのもそれはそれでさみしいな⋯⋯。てかさ、キノコの森って⋯⋯そんな名前のお菓子あったよね?日本に』
「ねえ波美さん、その話やめない?」
『悠はこの前聞いたら、タケノコが好きとか意味不明なこと言ってあたしの敵になったけど、姫璃は?悠の味方?それともあたしの味方?』
「あの波美、この話やめにしませんか?」
『なんで2人ともやめようとするの?ね〜え〜!もしかして姫璃も敵になっちゃうの〜!?違うよね?キノコ好きだよね!?いいんだよ?悠に気なんか遣わなくても!てかここで姫璃もタケノコ好きだとか言い出すと、あたし1人ボッチじゃん!!ヤだヤだ!!ボッチとか悠みたいじゃん!!』
「波美さん⋯⋯ダダこねるのやめなよ。姫璃さんも、僕と同じでタケノコ派で──」
『悠には聞いてない!あたしは姫璃に聞いてるの!それに中学からあんまり会ってないんでしょ?だったらその間に我々キノコ派の同志になってるかもじゃん?ね〜姫璃〜?』
「ごめんなさい波美。わたしもタケノ──」
『聞ーこーえーなーいー。あたしは何も、聞ーこーえーなーいー』
「いや、波美さん?別にそんな両手で耳塞ぐなんて子どもみたいなことしなくても⋯⋯。それに僕はキノコも好きだよ?前も言ったけどさ」
「わたしもそうですよ?両方美味しいでいいじゃないですか」
『ほんと?2人はキノコ、好き?』
「うん、好きだよ」
「はい、わたしも好きですよ」
『だよね!キノコ美味しいもんね!2人なら分かってくれると思ってた!!』
「まあ、タケノコのほうが美味しいけど」
「そうですね、わたしもタケノコのほうが美味しいと思いますけど」
『ちょっ!なんでそういうこと言っちゃうの?なんかきれいにまとまりそうだったのに!』
「いや、真実を言ったまでで⋯⋯ねぇ?」
「⋯⋯まあそうですね」
『もういや!こんな敵だらけのところになんていられない!!早くキノコの村へ行こうよ〜』
「別にキノコの村だからって、キノコが好きとは限らないけど⋯⋯。そうだね。じゃあ、よし、出発だ!」
ちなみにみんなはどっち派かな?できれば、波美さんの味方が増えてくれるとうれしいな。もちろん君がタケノコ派ならそれも十分うれしけど、今のキノコ派って波美さんだけだから⋯⋯やっぱりちょっとかわいそうでしょ?
⋯⋯まあ僕はキノコ派に乗り換えるつもりは無いけどね☆
などと話を脱線させて雑談した後、僕らは再び歩き出した。
ソラさんが言うには半日ほどで街……いや、村か。村に着く距離らしい。僕たちが歩き出したときには11時くらいだったから(さっきも言ったが太陽の位置で時間が分かる)、1時間ほど歩いてから、座れそうな石を見つけたので、そこで昼食を取ることにした。
というか、帰宅部な僕の割には1時間歩いても大して疲れなかった事に驚いた。靴も変わってるんだけね。って思ってたら、頭の中にある本で、体の中にある魔力で体力や筋力が多少なりとも上がってるんだって。すごいよね。
「……マズいわけじゃないけど、美味しくはないね。このパン。干し肉もそうだけど」
「それでも、長期間保存するためのものなので、仕方がないのでは?もちろん、美味しい方がいいですけどね」
「うん、だよね⋯⋯。でも本当に、マズくはないからまだマシだね」
『そういえば2人とも、その天使な人にお金もらったらしいじゃん。しかも30万円!!ちょっと見せてよ!』
「説明聞いてたときも思ったけど、結構すごいよね、30万円って。大人ならそうでもないかもだけど、高校生にとっては大金だよね。そういえば、確認してなかったな……」
「ああ、そうでしたね。コンパスと地図を使って、今、パンと干し肉、あとはこのひょうたんで作られた水筒?を出しただけでしたね。ちょっと見てみましょうか。わたしも気になりますし」
僕たちはカバンを開けて、中を確認した。すると、奥の方に巾着袋があった。結構重い。おそらく異世界なのだから、金貨や銀貨が入っていると思いながら、それを開けると……。
「あれ?なにこの、1万円って書いてある金貨?は?」
確かに金貨っぽいけどなんか違う。
「本当ですね。こっちの銀貨?には千円って書いてありますよ」
『銅っぽいのには、大きめのには十円、小さめのには1円ってあるね』
「いや円ってことはこれ日本円?異世界だよね、本当にここって」
『そういえばまだ、それらしいのは見てないね。ドラゴンとか!』
「いや、ドラゴン出てきたら僕たちゲームオーバーじゃない?でも確かに、日本では見たこと無いような動物とかはいないね」
「あれじゃないですか?天使の人たちが分かりやすくしてくれたとか。ああ、頭の中にある本にも単位は円ですね。別の世界に来たという感じはしませんが⋯⋯わかりやすくていいのでは?」
『わかりやすいのはいいけどさー。面白みがないよね。面白みが。それってほんとにあたしたちのためなの?その天使たちの手抜きじゃないの〜?』
「ちょっと波美さん!!!」
『「!」なによ悠?びっくりするんだけど?』
「いくら波美さんでも、天使様を、ソラさんを侮辱する行為はこの僕が許さない!!!(怒)」
『いや別に侮辱したわけじゃないけど……。えっと、ごめんなさい?』
「あまり誠意が感じられないけど、初犯だから許してあげよう。でも今後は気をつけてよね!!」
『いや初犯って……。(ちょっとちょっと姫璃!悠、どうしちゃったの?なにか悪いものでも拾い食いしちゃったのかな?てかあたし、悠のこと怒らせちゃったぁ。大丈夫かな?ねぇ??ねぇ???)』
「(わたしも悠一君が声を荒げるとことは見たことがない気がしますね。せいぜい愚痴を言うくらいで、本気で怒るところは初めてみます)」
『(え!ウソ!?マジで?いや、確かにあたしもちょっと不機嫌っていうか、不貞腐れるなるくらいなら見たかもだけど……。あれ?あたしやっちゃった?かなりマズい?)』
「(とりあえず、許してくれたので、これからは気をつければいいのでは?)」
『(そ、そうだよね!あたしと悠の仲だもんね!だ、大丈夫!……だよね?お願い!そうだと言って!)』
「(え?はい、だ、大丈夫ですよ!きっと。それにしても、波美って思ってたよりもあれですよね、打たれ弱いと言いますか……さっきも悠一君に対していちいち翻訳するのは嫌とか、悠ごときに、とか言っていたじゃないですか)」
『(や、あれはいつもの軽い冗談だって悠も分かってるやつじゃん?ちょっとしたじゃれ合いじゃん?あたしだって別に、イジり合いで怒った感出されてもヘコまないけどさ⋯⋯でもさっきの悠ってなんかガチだったじゃん。冗談じゃなかったじゃん!そりゃヘコむよ……)』
「(あーですよね。わたしもあんなふうに大声出されたて怒られたらしばらく立ち直れないですね)」
『(だよねだよね、あれだね、ふだん怒らない人が怒ると怖いってやつだよ。実体験しちゃったよ〜……こんな体験したくなかったよ〜……)』
「なに2人してコソコソしてるの?というか聞いてる?ソラさんの素晴らしさについてせっかく僕が語ってるのに」
「『何か知らないうちに始まって(た!)』ました!」
「いいかい2人とも、ソラさんはね、」
『(⋯⋯そういえばふと思ったんだけど、ソラさんって女の人なの?)』
「(そういえば性別は聞いていませんでした。わたしは女性の方でしたけど⋯⋯。名前だけ聞いても性別は分からないですね)」
『(ね〜。でも、こういうのって、きれいな女の人が出てくるのが普通っていうか、テンプレじゃない?いや、男の人が出てくることももちろんあるけど⋯⋯)』
「(あのすみません、テンプレってなんでしょか?)」
『(テンプレってのは⋯⋯なんていうのかな、ああ、お約束展開っていうやつだよ、うん』
「(?すみません、そのお約束展開という言葉もよく⋯⋯いえ、何かで聞いた気はするんですが⋯⋯)」
『(えーっと、そうだな〜。う〜ん⋯⋯あ!姫璃って、少女マンガは読むって言ってたよね?ベッタベタなテンプレでいうとさ、例えば主人公が登校してるとき、曲がり角で知らない男子とぶつかって、何よあいつ〜とかって思いながら教室行って、ホームルーム始まって、先生が今日は転校生が来てるぞ〜ってなって、一体誰だろう?ってワクワクしてたら朝ぶつかった相手で、2人声を合わせて「「あ~朝の人だ〜!」」みたいになるやつだよ。ここで転校生が全然違う人なわけないじゃん?これがテンプレ)』
「(ああ、なるほど。そういうことですか。つまり、天使の話に戻ると、物語にはきれいな女性が出てくるものだ、ということですね?⋯⋯あ、もしかして悠一君ってその天使の人を好きになってしまったということなんでしょうか?それであんなに怒っていたと。⋯⋯いえ、待って下さい。あくまでも、物語では、ですよね?そうなんですよね?)」
『(うん、物語ではそうかなって。特に男の子が読む本だったら、ぶっちゃけイケメンが出てきてもね、っていうか⋯⋯。ほら逆に少女マンガでやたらと美少女出て来てイケメン少なかったら大炎上でしょ?)』
「(ええそうですね。理屈は分かります。で、結局悠一君が会ったのは女性の方なんですか?好きになっちゃったんですか?)」
『(いや知らないよ!てか話し合ってても分からなくない?もう直接聞くしかないんじゃ⋯⋯)』
「(では波美、よろしくお願いします)」
『(なんで!?自分で聞けばよくない!?)』
「(それはそうですが⋯⋯。いいじゃないですか!なんだかこういう事って聞きにくいじゃないですか!さっき言っていたようにじゃれ合いみたいな感じで聞いてくれれば⋯⋯!)」
『(そりゃいつもならそれでもいいかもだけどさ⋯⋯。今あたし怒らせちゃったばっかじゃん?しかもその天使のことで。だからしばらくは遠慮させてもらっちゃおうかな〜なんて⋯⋯。てか逆聞くけど、姫璃があたしの立場だったとして、「ねぇ悠~もしかして、ソラさんって女の人?その人に恋しちゃってるの〜だからさっきガチギレしてたの〜プギャー」って言える?)』
「(あの⋯⋯今聞くことでは無いかもしれませんが⋯⋯)」
『(うん?)』
「(ぷぎゃー、って何でしょうか?)」
『(ちょっと今その質問やめてくれる姫璃?そうだよ!今聞くことじゃないんだよ姫璃!答えたくなくてごまかしてるの?)』
「(いえ、そんなことは⋯⋯。質問に答えれば、わたしも無理です。ええ、そんな状況になれば大人しくしていますよ。そしてできいる限りご機嫌を取りますね。波美、分かりきったことをわざわざ聞かないでもらえますか?それで?わたしは答えたので、そろそろ『ぷぎゃー』の意味を教えてもらってもいいですか?)」
『(⋯⋯⋯⋯プギャーってのは、まあ、相手を煽る言葉だね。煽り文句?挑発してるっていうか⋯⋯。うん、そんな感じだよ)』
「(なるほど。ありがとうございます。これでまた悠一君が知っていることを知ることができました。えへへっ。ではお礼にわたしが天使のことを聞きましょう。ぷぎゃー)」
『(!?何、姫璃?ケンカ売ってるの?)』
「(いえ、せっかく覚えたので、実際に使ってみようかと思いまして。あ、もちろんさっきのぷぎゃーは冗談ですよ。すみませんでした。⋯⋯でもわたしだって、波美と悠一君みたいなじゃれ合いをしてみたかったんですよ⋯⋯。やり方、間違えちゃいましたか?)」
『(うっ。そう言われると何も言えないけど⋯⋯。まあ何ていうの?こういうのは信頼関係っていうか、相手がどこまでなら言ってもいいかを見極めないといけないわけ。でないと単に相手をディスるだけになっちゃうから。そうなったらただのイジメでしょ?イジメ、ダメ、絶対。だから、あたしが言ってるのは本心じゃないよ、冗談で言ってるんだよ。ただあなたと楽しくおしゃべりしたいだけなんだからね!ってのをお互いに理解してないとダメなんだよ。で、もちろんあたしも、相手にイジられてもそれが分かってるから⋯⋯まあ何言われてもいいわけじゃもちろんないけど、相手は悠だし?さっき姫璃も言ってたけど、こっちがほんとに嫌がることは言わないんだよね⋯⋯。あんまり言い返して来ないし⋯⋯。あたし的にはもっとバンバン言い返してくれていいんだけど⋯⋯。でもそういう気が弱いっていうか、優しいところは割といっしょにいると安心するんだよね⋯⋯)』
「(あの、波美?)」
『(!いや、違うし。悠はチキン野郎だって話だし。とにかく、イジメにならないようにお互いをそんちょーし合うことが大事なわけよ。OK?)』
「(いえまあ、分かりますけど、その⋯⋯)」
『(?また分からないところがあったの?いいよ?この波美ちゃんに何でも聞いて?)』
「(それでは、聞きますが⋯⋯楽しくおしゃべりしたいだけなら、別に相手が嫌がるようなことをわざわざ言わなくてもいいのでは?もし間違えて、相手を深く傷つけてしまったらその関係は終わってしまいますし⋯⋯)」
『(いや確かにそうだけど!こうさ⋯⋯何でも言い合える関係っていうかさ⋯⋯ほら、他の人にこんなふうに言ったらダメだけど、この人なら許してくれる!だってあたしたち友だちだもん!みたいな⋯⋯)』
「(⋯⋯分からないこともないですよ?ええ、わたしもそういうことがしてみたいと言いましたし⋯⋯。ですがやはり難しいですね。今こうして悠一君と一緒にいられるようになったのに、少しふざけて怒らせてしまって、これからはもう別々に行動しようなんて言われたらと思うと怖いです。⋯⋯悠一君は優しいので、実際はそんなことは思っていても言わないでしょうが、だからこそ、気を遣わせたくはないと言いますか⋯⋯)」
『(あ~そだね。それはあたしもそう思うよ。じゃあもしもそんなことがあったら、あたしも一緒に謝ってあげるから。1回挑戦してみたら?ほら、全くケンカしない関係よりもする関係のほうがいいみたいな話あるじゃん?あれ?あったよね?)』
「(ふふふ、そうですね。ええ、わたしも聞いたことがあります。では本当に危なくなったら一緒に謝って下さいね。波美がそうなったら、わたしも一緒に謝りますから)」
『(うん、約束!)』
「(はい、約束です!)」
「──で、その時ソラさん、なんて言ってくれたと思う?なんと⋯⋯ってちょっと2人ともまた僕の話聞いてなかったんじゃない?」
「あの、悠一君!」
『(がんばって、姫璃!)』
「うん、なに?ソラさんへの質問?何でも聞いて!」
「えっとその、ぷぎゃーです!」
「『!?』えっとごめん。もう1回言ってくれる?よく聞こえなかったんだ」
「ぷ、ぷぎゃーです!」
……何ということでしょう。なんだか知らないけど、姫璃さんに煽られました。というか、姫璃さんそんな言葉知ってたんだ⋯⋯。あれかな、ちょっとだけ、ソラさん語りでお気に召さないことでも⋯⋯いや、気に入らないから煽るってなんだろう?もしかして、僕のソラさんへの思いはその程度なのかしらプププってことなのかな?でも姫璃さん、ソラさんと会ったことなかったはず……だよね?姫璃さんを担当してくれた天使様の名前忘れちゃったけど、名前は違ったはずだし⋯⋯分からない。僕には姫璃さんの考えが分からないよ⋯⋯。
ただ、その姫璃さんの横で、あたしは関係ない!知らない!この子ナニイッテルンダロウ?みたいな仕草をしている金髪幽霊が何か知ってそうだから、ちょっと話を聞こうかな☆
というわけで、事情聴取完了です。
「つまり波美さんたちは、ソラさんが女か男かを考えてたら、テンプレの話になり、姫璃さんが意味を聞いてきたので例えをだして説明したんだけど、余計な一言を加えた結果、姫璃さんが余計な言葉を覚えてしまったということで間違いないんだね?」
『まあそうだけど……でもあんなこと言うとは想像できなかったよ、さすがのあたしも』
「悠一君、波美は悪くないんです。悠一君が知っていることをわたしも知りたくて興味を持ってしまったわたしが悪いんです。使い方ももっと勉強しますから。だから怒らないであげて下さい」
『姫璃……』
「(だって約束しましたもんね。わたしも一緒に謝りますよ!)」
『(うぅ、ありがとうねぇ姫璃ぃ〜)』
「いや変な言葉を教えたのはまあいいんだよ。とりあえずはね。うん。ただ、別の問題があるでしょ?」
『?なにかあったっけ?』
「あぁ、あれじゃないですか?この世界のお金の単位が円だったことじゃないですか?、なんでだろうねーという話だったじゃないですか」
『あ、そういえば。完全に忘れてたよ。そうだったそうだった。ごめんね悠。で、悠はなんでだと思う?』
「いやそれも気にはなるけどソラさんのおかげでわかりやすくていい、てことにするよ。というか、2人とも本当に分からないの?」
「『?分からない』です」
「じゃあ言うけど、前回同様……いや、1時間くらいは歩いたけど、今回も、結局ほとんど喋ってばかりだからね?最悪前回は顔を合わせて自己紹介をして、この人はこんな感じの人なんだよ〜ってのを分かってもらうためのものだと思えばあれでも良かったかもだけど、今回はさすがに村までいかないと行けないのに、このペースで大丈夫かなと思うんだよね。もし今回も村までたどり着かないとそろそろクレーム入ってくるんじゃないかな?」
『いや何の話をしてるの!?そんな心配いらないから!』
「わたしたちのペースで行けばいいと思いますよ?ほら、ウサギとカメの話があるじゃないですか」
『?あれはカメみたいにコツコツがんばれみたいな話じゃないの?あぁ、話しながらでいいからとにかく歩け!進め!ってこと?』
「いえ、そうではなくて、なにかで聞いたのですが、他にも解釈があるみたいで、ウサギの視点で見れば、途中で休憩しつつ自分のペースで行くことも大切だっていう話ですよ。もちろんカメのように継続して頑張ることも大事ですが、頑張りすぎて体を壊してしまっては意味がないですからね」
「『おぉ~なんだかちょっと感動』」
「ですよね!わたしも最初に聞いたときに、素敵な考え方だと思いました。」
『分かった?悠、あたしたちもウサギみたいに行けばいいんだよ。ゆっくり、自分たちのペースでね!』
「うん。僕が間違ってたよ。そうだよね。変に急いで体壊しても意味ないもんね!ごめんね2人とも。でもゆっくりってのはどちらかといえばカメなんじゃ?」
『細かいことはいいの!そういうのも含めて、あたしたちらしさを出していけばいいんだよ!あ、じゃあカメがダメならウサギみたいにメッチャ休憩しながら行くってことで!』
それと、誤解がないように一応言っておくけど、カメが悪い無わけじゃないからね?本当に、コツコツ努力できる人はそれだけで尊敬対象だからね?でも頑張り過ぎも良くはないから適度に息抜きしてって話だから。
⋯⋯え?お前たちはもっと頑張って話をもっと進めたほうがいい?休憩が長すぎる?⋯⋯まあ、うん。休憩とりながら、ですね、ええ、やっぱり、体は大事、ですので、ええ、自分たちのペースで、行ければな、と、思っているわけ、でして。えっと⋯⋯。
⋯⋯今後もこの物語はこんな感じで進めて参りますので、ご理解頂ければ幸いです。m(_ _)m
「あの、ところでなんですが、改めて悠一君に聞いておきたいんですが、ソラさんは女性の方なんでしょうか?それとも男性の方なんでしょうか?」
「ソラさんは男の人だよ」
「あ、そうなんですね。では、これも一応確認しておきたいんですが、ソラさんに恋をしているというわけではないんですよね?いえ、していても問題があるわけではないんですが……、悠一君は異性愛者ですか?という話ですよ?」
「僕は異性愛者だよ?まあソラさんが僕に結婚しようって言ってきたら頷いちゃうと思うけど」
『え!悠はソラさんだったら結婚しちゃうの?』
「?なに言ってるの波美さん?僕ごときがソラさんと釣り合うわけないじゃん」
『いや自分で言ったんでしょ?そっちこそなに言ってるの?』
「はぁ……全く……波美さんは常識がないね。波美さんはゴキブリと結婚できるの?」
『ねぇ悠は何いってんの?怖いんだけど……』
「それくらいに僕とソラさんには隔たりがあるってことだよ」
『……姫璃?もう悠は置いていこう?あたしたちだけで異世界堪能しようよ!女同士だから気兼ねしないしさ。うん、そうしよう!』
「……でも波美って悠一君からは3メートル以上離れられないのでは?」
『あ……ちょっと悠!なんとかしてよ!』
「なんとかって……。というか、なんで僕を置いていこうとしてるの?」
『そうか〜。悠は束縛する系の男だったんだね〜。あたしガッカリだよ』
「いやこれは関係ないでしょ。僕はちゃんと相手のことを考えられる人間だからね」
『でもさっきはあたしも姫璃と一緒に話し込んでたからあれだけど、その間ず〜っとソラさんのこと話してたわけでじゃん?ほんとに相手のこと考えられるなら、あたしたちの態度見て、あ~興味ないみたいだから他のもっとおもしろい話しよ〜って思わないの?』
「あ、やっぱり聞いてなかったんだ。いやでも、本当に良い人なんだよソラさんは。そんなソラさんの話を聞いてああ自分もこんな人になりたいなって思えばいいじゃん?すごくためになる話だよね」
『も〜さっきからソラさんソラさんってなに?洗脳でもされたの?それとも変な宗教にでも入ったの?あ、言っておくけどソラさんをバカにしてるわけじゃないからね?悠をバカにしてるんだけだからね?』
「(一応先ほどの反省を活かしているんです……かね?)」
「!宗教!なるほど、ありがとう波美さん。そうか、ソラさんの素晴らしさを伝える宗教を作ればいいのか!!僕がこの異世界に来た意味が分かった気がするよ。よし、僕はこの世界でソラさん教を作るんだ!!!」
そんなふうにこの世界ですべきことが決まった素晴らしいときに、茂みがガサガサし出した。
『ほら、悠が訳分かんないこといい出したからなんかヤバい音がしてるじゃん!!これゼッタイなんか出てくる流れじゃん!!』
「!これがさっき教えてもらったテンプレですか……」
『いや姫璃、今はいいんだよそういうことは!魔獣!ゼッタイ魔獣が出てくるって!あたし分かるもん!』
「いやまだ決まったわけじゃ……。リスみたいな小動物かも──」
その時、グルルルという唸り声が聞こえてきた。はい、ピンチですね。そうですか。どうしよう?
とりあえず出しっぱなしだったお金や地図を急いでカバンに仕舞い、ゆっくりと後ずさる。姫璃さんと視線を交わして……反対方向に駆け出した!
「「いぃぃーやぁぁぁー」でぇーすぅー」
『こういうときにしゃべれるって結構余裕?てか、悠、なんか他に魔法とか使えないの?』
「僕は降霊術だけだよ。あ!でも波美さん呼び出してるわけだから、『行け、波美さん、噛みつきだ!』って言ったら戦ってくれるというのもワンチャンある?」
『あるわけ無いでしょ!乙女に噛みつけなんてできるわけ無いじゃん!なに考えてるの?』
「じゃあ技は任せるから、ゼイゼイ、フウフウ、頼んだよ!」
『いや別に、無理して会話してくれなくてもいいからね。息切れてるじゃん……』
波美さんの言葉をありがたく受け取り無言で走る。でも道らしい道はなく、とにかく走りにくい。
『うわヤバ!黒いオオカミみたいなのが、木とかの障害物軽々避けてるすご!速!』
魔力で体力や筋力が上がってなかったら今頃ギブアップしてたね。うん。
『てか、悠が死んじゃったらあたしも死ぬんじゃない?ちょっと悠も姫璃ももっとがんばって!』
そう言いつつ自分は僕たちの少し上をフワフワついてくる。もちろん木もすり抜けるから避ける必要もない。といっても反射的に避けようとはしてるけど……。
『?ねえなんか飛んできてない?後ろの方に……』
なにが?なんて聞き返す余裕はない。息が苦しくなってきた。誰かタスケテー。
『うわヤバいヤバいヤバいヤバい、追いつかれそうなんだけど!!!』
「えーと、これでいいですよね?えい!」
姫璃さんがなにか言った後、ゴオウ!!!メキメキメキ!!!
という音がして、強い風が吹いたと思ったら後ろが大惨事になっていた。
「「はわわわわわ」」
『うっわヤバ……』
後ろにあった木々が僕たちを中心にして扇状に10本以上が倒れている。僕らを追ってきたらしい(振り向いて見る余裕がなかった⋯⋯)黒い毛皮のオオカミは、倒れた木に挟まれていて、詳細は割愛するけどグロいことになってるね。僕もすぐに目をそらしたよ。でも吐き気は無いな⋯⋯。さっきパン食べたばかりだけど⋯⋯。これもソラさんがくれた特典のおかげかな。ありがとうソラさん!
『さっきのって姫璃?魔法?魔法使ったの?あ!そういえば、姫璃は天使の人から魔法とかもらったって聞いてなかった!あたし、今初めて異世界来てるって実感してるよ〜。⋯⋯まあさすがに、かなりビビったけど⋯⋯』
「いえ違うんです!!!ここまでするつもりは無かったんです!!!お願いです!!!信じて下さい!!!」
『ちょっと姫璃!?泣かないでよ。大丈夫だってば!』
「本当ですか?でも先ほどビビったって⋯⋯」
『いやあれは、オオカミにビビったって話で、姫璃が怖いとかじゃ無いからね?勘違いさせちゃってゴメンね?ほら、悠もなにか言ってあげてよ!』
「ああごめん、ついぼうっとしてたよ。でもありがとう姫璃さん。おかげで助かったよ」
『そうだった!お礼言ってなかった!ありがとうね!姫璃!』
「あ、いえ、お役に立てたのなら、良かったです……」
『で、姫璃はどんな魔法を──』
その時、木が倒れている方とは逆の場所で、再びガサガサと不吉な音が⋯⋯。
「『うわ~また出た〜もう1回お願いします!姫璃!』さん!」
「わ、分かりました!今度はもう少し威力を抑えて──」
「わーー!!!待ってくれ、俺は人間だから、ストップストップ!!!」
茂みの中から、慌てて出てきたのは、腰に剣を下げた筋肉質な、男のエルフでした⋯⋯。
「この森を妹と歩いていたら、悲鳴なのか何なのかよくわからん声が聞こえてきてな?誰かが襲われてるんじゃないかと、声がした方へ向かっていたら、突然すごい音がしたからよ、下手に近づいたら巻き込まれると思って様子を見てたら、人の声がするから来てみたんだよ。危うく、魔法を打ち込まれるところだったがな。冷や汗かいちまったぜ」
『「「誠に申し訳ありませんでした」」』
「いやぁ、それは兄さんが悪いよ。魔獣に襲われた後に茂みがガサガサいってたら、もう1体いると思って私も矢を打ち込むだろうから、気にしないで、2人とも」
というわけで、男のエルフが出てきた後、彼の妹さんもすぐに合流してお互いの事情を説明中。
男の人の名前がロン。女の人がチイというらしい。
ロンさんが言っていた通り、2人は僕たちの悲鳴を聞いて助けに来てくれたらしい。ちなみに、オオカミに追われてるときに波美さんがなんか飛んできてる、と言っていたのはチイさんの矢だったみたい。
こちらも、オオカミ(頭の中にある本によると、魔獣で名前はブラックウルフというらしい。村や森の名前と同じでそのまま……分かりやすくていいけど……)に追われていたけど、魔法で撃退したことを話した。周りの木ごとだけど……。
それと、姫璃さんには見えるけど、ロンさんチイさんには波美さんは見えていないよ。幽霊だからね。あと、説明して、理解してくれるか分からないというか、単に僕が面倒だったからというか、そういう理由で2人には波美さんのことは話していない。いやだって、僕たち霊と一緒にいるんですよハハハ、って言ってる人がいたら、ヤバイやつじゃないですか……ねぇ?
「で、そこのオオカミはどうする?木に挟まれちまってるが、爪や牙くらいなら取れるだろう?解体するなら手伝うが……」
僕たち3人は視線を交わして同じタイミングで首を振った。
「いえ、ちょっとそういうのは苦手でして、このままでもいいかなって……」
「なに?もったいないな……。爪や牙だけでも結構いい値が付くぞ?骨や毛皮まで取れればなお良かったが……。じゃあこうしないか?解体は俺達兄妹でやるから、分け前で半分……はさすがにもらい過ぎか、なら、取れた爪を半分くれよ。で、お前たちが残りの爪と牙。どうだ?」
「いいんですか?」
「おう、もちろん。お前たちが狩った獲物を勝手に持っていくのも気分が悪いし、かと言ってそのままなのも惜しいからな。それでいいよな、チイ?」
「もちろん!2人がいいならだけど」
「「では、お願いします」」
「よし、決まりだ!今日は贅沢できるぞ!少し待っててくれ」
それからしばらくして、解体を終えた2人が戻ってきた。
「待たせたな!これがお前たちの取り分だ」
と言って、爪やら牙やらをくれた。ヒィィィ、なんとも言えない恐怖心というか、背筋がゾクゾクしてくるんだけど……。そして、姫璃さんと波美さんは僕から数歩離れている。ちょ、これ持つの変わってほしいんだけど!イヤー!
ただ、爪や牙はロンさんたちが、簡単に洗って乾燥させる魔法を使ってくれたらしく、濡れていたり、ヌルヌルすることはないのが救いだった。カバンにそのまま入れるのは嫌だったので、着替え用の服に包むことにした。この服は後できちんと洗おう、そうしよう。
そして、ロンさんたちもキノコの村だったので、一緒に行くことにした。
道中、色々と話を聞いた。2人は、このあたりにある町や村を行ったり来たりして旅をしているらしい。
旅の途中でとった動物や植物を食べ、狩れそうな魔獣がいればそれを狩って、今回のように解体して町で換金して過ごす。また、なにか依頼されれば受けたりもするらしい。内容次第らしいが。で、お金がなくなったらまた次の町を目指すということを繰り返しているという話だった。なるほど、そういうのもいいかなと思うけど、他の2人はどうだろう?あとで聞いてみよう。
当然、僕らのことも聞かれた。僕たちも旅をしてるのか?それともキノコの村に用事があるのか?僕と姫璃さんの関係は?そもそも先ほどの魔法についても聞かれた。
答えとしては、旅をしている、キノコの村へは特別な用事はなく流れで行くこといなった、姫璃さんとの関係は幼馴染、魔法に関しては秘密です。と言っておいた。他にも聞かれたが、当たり障りのない事を言っておいた。もちろん、姫璃さんとの関係は?みたいに答えられるものは答えるけど……答えられないものはしょうがないよね?うん、しょうがない。
2人はとても良い人だった。僕たちが疲れてないかなどと、気遣ってくれた。とても優しい。
『でも、最初に会った優しい人ってたまに裏切ったりするからな〜』
「(やめてよ波美さん!そんな事になったら僕、人間不信になっちゃうよ!)」
そうして歩いていると、森を抜けた。遠くの方には、町か村かの判断は僕には無理だが、それらしい建物がいくつか見える。あれが、キノコの村らしい。ただ、少しだけ残念なお知らせが……。といっても、また魔獣が出てくるみたいなことはないから安心してほしい。じゃあ何なのかというと、切りが良いのでここで今回の話はおしまいということだ。自分でそうしておいてなんだけど、また今回も村まで行けなかったな……orz
それと、クレームはできればご遠慮願いたいですね。ええ、それはもう。それでは、次回へ続く!
皆さんやりました!ついに、ついに!村まで後少しというところまで来ましたよ!
村まで行っても良かったんですが、作中でも書きましたが、キリが良かったのでここで終わります。僕もこれを書くことも楽しいですが、他にもやりたいことがありますから次回にまわします。今後も大体分量はこのくらいですね。
というわけで、次は異世界初の村に到着して……という話になりますね。わざわざ書かなくても分かると思いますが。
では僕はゲームしてきます!それではまた、アディオス!




