沙希の気持ち
風呂場には湯気が立ち込め、甘い香りが漂っていた。
私とセリー、そしてメイドたち3人。裸の美少女と美女が5人も集まって、私による髪のお手入れ講座が始まっていた。
「まず絡んでいる髪をブラシでほぐします。その後、お湯で汚れを流します」
私は手本としてセリーの髪にお湯をかけていく。彼女の髪は長くてキレイだ。
充分毛穴が広がったら、日本から持ってきたシャンプーを手にとって泡立てる。
「頭皮を優しくマッサージするように手の平で洗っていきます」
指の腹で揉みほぐすと、セリーはうっとりとした表情を浮かべた。
「気持ちいいですね…人に頭を洗ってもらうのって、こんなに気持ちいいんですね」
泡をキレイに流したら、今度はトリートメントだ。
「こっちのトリートメントを手に取ります」
メイドたちも真剣な表情で見守っている。
「トリートメントを髪に馴染ませるように塗っていきます。頭皮にはつかないように気をつけて」
なめらかな手触りに、みんなため息をついている。後は流して、乾かせばサラサラヘアーの出来上がりだ。
「すごいです! 奥方様!」
メイドたちが拍手をしている。「私たちもやってみます!」と言い出し、3人で洗い合いっこを始めた。
楽しそうだ。でも、ふと気になってしまう。
彼女たちの体を見てしまった。
メイド服で身体のラインが隠れていたから気づかなかったけど、3人ともすごいプロポーションだ。メリッサは引き締まった腹と豊かな胸。マリーナは健康的な肉体。リーリアは細い腰なのに胸だけ大きい。
もし拓也が覗いてたら、絶対に喜んでる光景だな。
あいつ、覗いてないか?
私は無意識に自分の胸を見下ろした。
…小さい。
拓也はおっぱいが好きだ。デカいおっぱいに目がいく。
こんな小さな胸では、いつか満足出来なくなってしまうんじゃないか。
メリッサたちに拓也を獲られたらどうしよう。
私は…拓也に力を与えられただけの女なのに…。
風呂から上がると、みんな拓也にサラサラの髪を見せている。
案の定、拓也の奴、鼻の下伸ばしやがって。
「すごいな、みんなキレイになったな」
ニヤニヤしやがって。あっ、いつの間にかお土産のシャンプーとトリートメントを持ってきてる。
「これ、セリーさんへのお土産」
そんなことしたら、セリーまで拓也のこと好きになっちゃうじゃないか!
ほら、セリーが喜んで拓也に抱きついてる。嬉しそうな顔しやがって!
セリーはお菓子を食べながら、ここに来た頃の事を話し出した。
「初めて拓也様を見た時は、すぐに死にそう、どうしようかなって思いました」
セリーがクスクスと笑う。「沙希様の後ろに隠れて、何も喋らず、オドオドしてましたから」
そうだよな。あの時の拓也はただの陰キャで、頼りない男だった。
でも、今は…。
拓也が口を開いた。
「沙希が俺を変えてくれたんだ。沙希にふさわしい男になろうと頑張ってる所だよ」
その言葉に、私は胸が熱くなった。
あいつ…そんなこと思ってくれてたのか。
でも、そうだよな。
私も拓也にふさわしい女になるために努力しないとな。
いつまでも2人でいるために。
私は自分の胸を改めて見た。
このままでいいのか?
…いや、ダメだ。
とりあえず、おっぱいを大きくするか!
揉めば大きくなるって聞いたことあるな。
私の胸を大きくするには、拓也の手が必要だ。
今夜、頼んでみるか。
そう決めて、脂肪を増やすために、お菓子に手を伸ばした




