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転生したら家が銀河帝国の貧乏貴族でした  作者: プラントスクエア


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第19話

三大宇宙海賊の一角ボル・ノマーノの傘下海賊による襲撃。それを迎え撃つヴィンセント辺境伯軍での戦いが開始。その中でも中央の一番の激戦区にザリルの指示のもと救援に向かうことになった。


『くそっ!?こいつらただの宇宙海賊じゃない!?』

『ロンドさん!?敵の中に他とは動きのレベルが違う機体があります!?』

『くっ!?このっ!?』


戦場の中央部分が著(いちじる)しくヴィンセント辺境伯軍の劣勢になっているのは他とは一線を画す強さの機体が6機存在するため。それこそが敵の言っていたボル・ノマーノ直下の部下。

/////

『ハッハッハー!死ね!死ね!死ねー!!』

『弱(よ)っわ、雑っ魚』

『大国の騎士っても大したことねえんだな~』

『まあ!あれじゃね!俺たちが強すぎるんじゃね!』

『ねえ?もうあたし帰ってもいい?つまんないんだけど?』

『いいわけねえだろうが。船長の指示はヴィンセント辺境伯軍の実力調査なんだぞ?可能なら潰せって言われてんだ。このまま潰すまでやんだよ』


その機体は宇宙海賊の半数以上が量産型の黒いグルールを使用しているのに対しその者たちは明らかに色も形も違った。精鋭機に分類されるそれら機体は海賊国家が販売している物や他国の精鋭機なども存在した。


『あれ?なんかこっちに突っ込んでくる馬鹿がいるわよ?』

『お?確かに。青い機体だな~』


その青い機体は当然レオンのダンザだった。レオンは中央の戦場に到着すると他とは一線を画す動きをしヴィンセント辺境伯軍の機体を次々と破壊している六機を発見。標的をその六機に定めた。


『ありゃあ確かアークリアルの精鋭機ダンザとかいう機体だったか?』


レオンはその六機を標的に定めるもできる限りの援護は欠かさない。そのため中央の戦場で戦っているヴィンセント辺境伯軍はそれまでよりも少しばかり持ち直してきた。


『あいつ邪魔だな……全員で仕留めるぞ……』


リーダーらしき男がレオンの動きを見て脅威に感じたか仲間に指示を出す。


『死ね死ね死ねー!!』


ダダダダダダダダッ!


まずは正面からガトリングガンでレオンのダンザを狙う。


1秒間に何十何百発と放たれる銃弾をレオンは縦横無尽に動き回避・・・するわけではなく剣で弾きながら強引に突破を図る。


『はあ?何考えてんのこいつ?』


本来の予定では縦横無尽に動きまわる機体を五機で包囲し連携して仕留めるのがいつもの流れなのだがそれはレオンの予想外の動きによって出鼻から崩された。


宇宙海賊たちは理解できなかったことだがレオンがそれをしなかったのは自身が動き回ることでその被害に自身の味方も巻き込むことになると判断したためだった。しかしそんな強引な手を選択したレオンはもちろん勝算があった。


バキュン!


『どこに撃ってんだ?』


レオンはガトリングガンを撃っている機体でも他の五機でもないあらぬ方向にライフルを放った。その意図に気が付いたのは放たれた弾丸が破(・)損(・)し(・)た(・)機(・)体(・)が(・)所(・)持(・)し(・)て(・)い(・)た(・)盾(・)にあたりガトリングガンが撃ち抜かれた後だった。


『なっ!?俺のガトリングガンがっ!?』

『今のは跳弾!?』

『冗談でしょ!?跳弾を狙って!?』


そして武器を破壊され動きの停止した機体に向かって急加速。その剣を一閃し破壊した。


ボン!


「あとは……五機……」


その一連の動きを見て5人は確信した。舐めてかかっていい相手ではないということに

/////

ダヒュン!


『おっと』


嫌な予感がしてダンザを少し後ろに傾けるとそれまで俺がいた場所をスナイパーライフルの弾丸が通過していった。


『一機だけいなくなってたな~って思ってたらこういうことね』


おそらく作戦としては全員で戦うふりをしてそこに釘付けにしてひっそりと一人だけ離脱して遠距離から狙撃を狙ったんだろう。


『直感で回避するマスターでなければ狙撃は成功していたでしょう。それほど見事な連携でした』


ナノさんが珍しく褒めてくれた。


『それにしても前の宇宙海賊とはレベルが違うな。これがたぶんボル・ノマーノ直下の部下ってやつらだろうな~』


前回は何機に群がられてもすぐに討伐できてたけどこの六機に関しては結構苦戦している。


『まあ、負ける気はしないけど。やっぱりこの身体はチートだな』


チートな身体のお陰で苦戦と言いつつも瞬殺できていないというだけで傍(はた)から見れば一機で六機を相手に優勢に戦えている状況にある。


ブオオオオ!


最初は六機いたそいつらもなんとか半分まで減らせたので全機体の討伐ももうすぐかと思っていたところに退却していく三機。


『ここで退却か!』


すぐに追おうと思ったがここでザリルから通信が入った。


『レオン様!退(ひ)いていく機体を追う必要はありません!そこが安定したのなら周囲のサポートを!』

『おっと。了解!』


ということでその後は周囲を飛び回り危険な味方を発見しては救出するサポートに徹した。そのお陰で劣勢となった宇宙海賊も退却を始めたため俺の二度目の実践も勝利で終わった。

新たに登場した宇宙海賊が乗っていた機装戦兵:ナチルー*ビードン*ゲイリーン*イボーガ。

/////

読んでくださりありがとうございます!


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