黒き魔王と勇希ちゃんストップ
前書き
2020年。世界は、非効率という名の「巨大なバグ」に覆われていた。
国境、エネルギー、老化、そして既存の権威。人類が「仕様」として受け入れていた不自由を、山梨・甲斐の国大学に現れた一人の少年――万桜が、和算の極致と不遜な合理性でデバッグしていく。
「我慢は身体に良くねえんだわ」
その一言が放たれるたび、世界のOSは強制リブートされる。
地中海の海底掃除を「ボランティア」と称して地球規模の資源強奪を完遂し、物理法則さえも「パッチ」で書き換えて、大陸横断鉄道を音速の疾風へと変貌させる。
若返ったアメリカ大統領を「便利なユーザーインターフェース」として顎で使い、日本の総理大臣を「賑やかしの公僕」として号泣させる。
その傍らには、万桜を監視し、時に物理的に制裁を加える美しき天才美女たちの姿があった。
最高学府のオスカル系医学生・勇希。
茅野建設を率いる戦えないCEOお嬢様・舞桜。
そして、天真爛漫に新時代の波に乗るギャル・莉那。
彼らが共同で受講する「全コマ制覇」の講義が終わる時、人類の歴史は「全盛期」という名の新章へ突入する。
さあ、リンカーンの軽自動車とハーレーの原チャが路地裏を疾走し、ハリウッドスターの毛根が奇跡の復活を遂げる、あまりにも「渋い」新時代のログを覗いてみよう。
「……んぐっ!?」
『論理の魔王』の思考が、物理的な熱量と柔らかな感触によって強制シャットダウンされた。
舞桜の唇が、万桜の口から漏れ出そうとした「世界を書き換える不穏な独り言」を完璧に封印する。
「はいストップ! CEOストップ!」
唇を離した舞桜が、顔を真っ赤にしながらも、冷徹な経営者の眼光で万桜を射抜いた。
「いい、万桜くん。大陸横断鉄道を『全盛期』にするのはいいわ。でも、それをあなたの気まぐれな風速制御で『マッハの弾丸』に変えるのは、法務局と物理法則が許さないわよ!」
「おまえ、少しは自重しなさいよ!」
勇希は、万桜の股間にアンダーアイアンクローを炸裂させたまま、般若のような形相で叫んだ。
「大陸横断鉄道という甘美な響きに釣られて、真空チューブもどきの音速移動インフラなんてデプロイされたら、乗客のバイタルが加速度のノイズでバラバラになっちゃうわよ!」
「……あいたたた! わかった、わかったから離せ、勇希!」
万桜は、股間の悶絶と唇の残熱に挟まれ、全盛期の脳細胞がパニックを起こしていた。
「オレはただ、鉄路の摩擦を地球エアコンの蓄冷流体で凍らせてゼロにして、背後から断熱圧縮の爆風で押せば、燃料ゼロで大陸を3時間で渡れると思っただけだぜ!」
「「それが一番ダメなのよぉ!」」
勇希と舞桜の悲鳴のようなツッコミが、甲斐の国大学の空を震わせた。
「……万桜ボーイ。おまえ、今『3時間』と言ったか?」
大統領は、若返った瞳に狂気的なまでの希望を宿し、ガタガタと震えながら近づいてきた。
「ニューヨークからサンフランシスコまで、たったそれだけで到着できるというのか! それはもはや鉄道ではない、地上を走る『全盛期の疾風』だ!」
「アメリゴ、あんたも煽るんじゃないわよ!」
勇希が、空いている左手で大統領を牽制する。
「いい、万桜。鉄道は『旅情』っていう贅沢なノイズを楽しむものなの。あんたの合理性で、移動を『瞬きの一瞬』に変えちゃったら、人類の情緒がバグっちゃうわ!」
「……我慢は身体に良くねえだろ。移動時間なんて、人生における最大のパケットロスだぜ」
万桜は、ジト目でふたりを見やり、唇に残る舞桜の感触を誤魔化すように不機嫌そうに鼻を鳴らした。
★ ◆ ★ ◆ ★
「アメリカン。フクモトプロトコルを普及させれば、アメリカ横断スチームジェット半潜水艦がついてくるぜ?」
「……万桜ボーイ。おまえ、今さらりと『世界の覇権』を、ファミレスの注文みたいに付け合わせにしたのか!?」
大統領は、若返った顔面を紅潮させ、もはや椅子から飛び上がって叫んだ。
万桜が提示した、食と住のインフラ改革「フクモトプロトコル」の普及。
そしてその先にぶら下げられた、時速1000kmで海を滑る「スチームジェット半潜水艦」という名の物理的な暴力。
「全米の貧困層を『フクモト』の温かい食事と大家族コミュニティでデバッグし、その移動手段に大陸を数時間で横断する半潜水艦を提供するというのか……!」
大統領は、膝の震えを必死に抑え、万桜の設計図を凝視した。
半潜水状態にすることで、波の抵抗という名の「流体ノイズ」を最小限に抑え、スチームの爆風で時速1000kmを叩き出す。
それは、もはや船ではない。海を裂き、物理法則を置き去りにする「全盛期の槍」である。
「アメリゴ。おまえの国の『格差』っていうバグは、メシと移動コストをデリートすれば解決するだろ。我慢は身体に良くねえんだわ」
万桜は、アボカドシェイクを啜りながら、傲慢なまでに平然と言い放った。
「中米にエアコン設置して、ついでにこの半潜水艦で物流をマッハで回せば、もう誰も麻薬なんて運ばねえよ。合法的に全盛期の富が届くんだからな」
「いい加減にしなさいよ、万桜!」
勇希は、万桜の脇腹に鋭いアイアンクローを叩き込み、医学的な警戒心で叫んだ。
「アメリカ横断スチームジェット半潜水艦なんて、そんな大規模質量が音速に近い速度で海を走ったら、クジラや魚たちが驚いて心停止しちゃうわよ!」
「はいストップ! 交渉停止!」
舞桜が、万桜の口に「フクモト特製ハンバーグ」を丸ごと放り込み、その論理の暴走を物理的に封印した。
「万桜くん。その半潜水艦の運行管理は、茅野建設の衛星インフラで完全制御するのが条件よ。アメリゴ大統領、これは単なる『おまけ』ではなく、新しい世界秩序の『骨格』なんだから!」
「わかっている! わかっているとも、ミズ・チノ!」
大統領は、万桜がもたらした「全盛期の未来」に陶酔し、総理大臣に向かって再び咆哮した。
「総理! 聞いたか! 我が国の空母打撃群は、今日この瞬間をもって『フクモト配送艦隊』に再編される! 自由と民主主義、そして温かいナポリタンを、音速で世界中にデリバリーするのだ!」
★ ◆ ★ ◆ ★
「アメリカンは地毛が生きてるけど、クリスマスに裸足でテロリストと闘うハリウッドスターの毛根死滅してっからなー。フッサフサに復活させたら、ゲーハーハックの広告やってくれねえか聞いてみてくれ」
「……万桜ボーイ。おまえ、今さらりと全米の象徴を、広告塔に指名したのか!?」
大統領は、若返った顔面を紅潮させ、もはや椅子から飛び上がって叫んだ。
万桜が提示した、ハリウッドの伝説に対する毛根解放という名の「全盛期への再起動」。
それは、失われた毛根という名の「過去のバグ」を、ゲーハーハックでデバッグし、映画界の歴史を物理的に書き換える提案であった。
「あの伝説の刑事か! 確かに彼は、世界で最も『全盛期の毛根』を渇望している男の一人だ!」
大統領は、膝の震えを必死に抑え、万脳の設計図を凝視した。
もしあのスターが、クリスマスの奇跡のようにフッサフサな髪を取り戻し、「イッピカイェー!」と叫びながらゲーハーハックを宣伝すれば。
それはもはや広告ではない。人類が老化と重力に勝利したという、全盛期の福音となる。
「あいつ、地毛がねえのは非合理的だろ。我慢してハゲてるのは身体に良くねえんだわ」
万桜は、アボカドシェイクを啜りながら、傲慢なまでに平然と言い放った。
「アメリゴ、おまえから伝えておけよ。毛根が死滅してようが、俺が肥料のベクターを書き換えて、頭頂部を『熱帯雨林』にしてやるってな」
「いい加減にしなさいよ、万桜!」
勇希は、万桜の耳を力強く引っ張り、医学的な倫理観で叫んだ。
「ハリウッドスターのイメージを、あんたの勝手な『最適化』で弄るんじゃないわよ! あの渋いスキンヘッドこそが、彼のバイタルな魅力なのよ!」
「はいストップ! 肖像権ストップ!」
舞桜が、万桜のタブレットを物理的に奪い取り、その論理の暴走を封印した。
「万桜くん。その広告契約は、茅野グループの芸能部門が精査するのが条件よ。アメリゴ大統領、これは単なる『育毛』ではなく、ハリウッドという巨大な『夢のシステム』へのパッチ当てなんだから!」
「わかっている! わかっているとも、ミズ・チノ!」
大統領は、万桜がもたらした「全盛期の広告戦略」に陶酔し、総理大臣に向かって再び咆哮した。
「総理! 聞いたか! 我が合衆国の威信をかけて、彼を日本へ送り出す! 全盛期の髪の毛を取り戻した彼は、もはやテロリストではなく、時間の経過という名のバグと戦うのだ!」
★ ◆ ★ ◆ ★
「じゃあ、俺たちは全コマ制覇に戻るんで。ソウリさん、あんたも今年オリンピックなんだから、ちっとは交渉しなよ」
「え、黒木くん。私が総理って知ってたの? 知っててその態度なの?」
総理大臣は、国家最高権力者としてのアイデンティティを根底から揺さぶられ、鳩が豆鉄砲を食ったような顔で立ち尽くした。
「俺は国民で、この国は国民主権だ。主権者である俺が公僕殿にフランクに接してなにか問題でも?」
万桜は、歩みを止めずに肩越しにジト目を貼り付けた。
「あんたが選挙で選ばれたのは、俺たちの生活をデバッグするためだろ。だったら、主権者である俺が使い勝手のいいユーザーインターフェースで接してやるのは、むしろ親切心だぜ」
「……っ、理屈ではそうだが! 君、もう少しこう、敬意というか、物理的な距離感というか!」
総理大臣がすがりつくように叫ぶが、万桜の論理の壁には、一ミリの「忖度」という名のノイズも入り込む余地はない。
「敬意なんてのは、アウトプットで示すもんだわ。俺がこれから講義で全盛期の知性をデプロイして、この国のGDPに貢献してやるんだから、それで十分だろ。あ、オリンピックの警備に『地球エアコン』使いたいなら、ちゃんと見積もり取れよな。公私混同はバグの元だぜ」
万桜は、ノートを小脇に抱えたまま、軽やかな足取りでキャンパスの奥へと消えていった。
「……佐々くん。私は今まで、日本を動かしている気でいたが、実はあの子のシステムの『変数』の一つに過ぎなかったのか?」
総理大臣は、若返ったはずの顔を再び青ざめさせ、自嘲気味に呟いた。
「総理、諦めてください。主権者が『論理の魔王』である以上、我々は精々、全盛期の公僕として、彼の暴走を書類の山でせき止める防波堤になるしかありません」
佐々陸将は、遠い目をしながら、これから始まるであろう「オリンピック予算のデバッグ作業」に思いを馳せた。
「……公僕、だと!?」
大統領は、万桜が放ったあまりにも純粋な民主主義の弾丸を食らい、全盛期の肉体を震わせた。
その言葉は、合衆国憲法の精神を、万桜という名のフィルターを通して一気に最適化したような衝撃であった。
「万桜ボーイ! おまえは、この私を……いや、合衆国大統領という究極の権威さえも、ただのユーザーインターフェースとして定義するのか!」
大統領は、驚愕を通り越して、感銘を受けたように自分の胸を叩いた。
「素晴らしい! これこそが全盛期の市民の姿だ! 我々は、おまえたちが描く未来という名のプログラムを、現実というハードウェアにデプロイするためのデバイスに過ぎないのだな!」
大統領は、青ざめたまま固まっている総理大臣の肩をガシガシと叩いた。
「聞いたか、総理! 我々は選ばれた王ではない、ただの公僕なのだ! 万桜ボーイが全コマ制覇して知性をアップデートしている間に、我々も古い慣習という名のバグをデバッグしなければならんぞ!」
「アメリゴ、あんたも感心してないで、少しは彼を教育しなさいよ!」
勇希は、ノートを抱えて歩き出した万桜の背中を、医学生らしい鋭い視線で追いかけながら叫んだ。
「主権者だからって、一国のリーダーをアゴで使うような論理、医学的には万能感の暴走よ!」
「いいえ勇希。あれが、彼にとっての『公平な世界』の形なのよ」
舞桜は、万桜の不遜な後ろ姿に、CEOとしての全盛期の輝きを重ねていた。
「権威という名のコストをデリートし、純粋な機能だけで世界を繋ぐ。万桜くんの論理は、すでに国家という概念さえも『最適化の対象』として処理しているわ」
「総理、早く行こう! 万桜ボーイの講義が終わるまでに、我々もオリンピックの予算を再起動させる計画を練るのだ!」
大統領は、若返った瞳をギラつかせ、総理大臣を引きずるようにして歩き出した。
「全盛期の公僕として、世界を驚かせる最高のUIを提供してやろうじゃないか!」
その喧騒を背中で聞きながら、万桜は一度も振り返ることなく、講義室の重い扉を蹴るようにして開けた。
「……ったく。我慢は身体に良くねえって言っただろ。やりたいようにやる、それが一番合理的だわ」
『論理の魔王』の呟きは、断熱膨張で冷え切ったキャンパスの風に乗り、新時代の幕開けを告げるように、静かに消えていった。
★ ◆ ★ ◆ ★
「おいアメリカン。俺、ハリウッドB級映画のファンなんだぜ? あとはわかってるよな」
万桜は、講義室の扉に手をかけたまま、悪ガキの笑みを浮かべて振り返った。
その言葉は、単なる映画の趣味の告白ではない。
80年代、アメリカが最も輝き、冒険心という名の「全盛期のエネルギー」に満ち溢れていた時代の魂を呼び戻せという、最高難度のリクエストであった。
「……ハリウッド映画! 80年代ポップス! あの全盛期の輝きか!」
大統領は、落雷に打たれたような衝撃を受け、その場で歓喜のステップを刻んだ。
「万桜ボーイ! わかっている、痛いほどわかっているとも! おまえが求めているのは、今のバグだらけで不寛容な音楽ではない! 聴くだけで血が沸騰し、未知の冒険へ飛び出したくなるあの熱量だな!」
大統領は、呆然とする総理大臣を無視し、自身のスマートフォンでどこかへ猛烈な勢いで指示を飛ばし始めた。
「今すぐMTVを再起動させろ! 当時のオリジナルメンバーを集結させ、全盛期のマスターテープを万桜の『地球エアコン』の音響システムでレンダリングするのだ!」
「ちょっと万桜! 講義の前に世界規模の文化革命をプロモートするんじゃないわよ!」
勇希は、万桜の不敵な横顔に、医学的な血圧の上昇を感じながら叫んだ。
「あんたがその気になれば、ハリウッドの黄金時代さえ物理的に再現しちゃいそうじゃない!」
「いいじゃないの、勇希。万桜くんのリクエストは、世界への最高の『癒やし』になるわ」
舞桜は、扇子で口元を隠し、お嬢様としての余裕を漂わせながら微笑んだ。
「全盛期のアメリカンミュージックが世界中に流れれば、人々のバイタルは最適化され、消費活動も爆発的に再起動する。これは、最高の経済対策よ」
「……ちっ。総理さんは、オリンピックのテーマソングで頭抱えてる場合じゃねえぞ。アメリゴに頼んで、本物の『全盛期』を輸入してもらえよ」
万桜は、最後にそう言い捨てると、今度こそ講義室の中へと消えていった。
「総理! 聞いたか! オリンピックの開会式は、もはやおまえたちの旧式な演出など不要だ!」
大統領は、総理大臣の肩を揺さぶり、狂喜乱舞した。
「万桜ボーイの指揮のもと、全盛期のハリウッドと80年代ポップスが、日本という名のステージを完全にジャックするのだ! これこそが真の国民主権だ!」
総理大臣は、もはや反論する気力も失い、ただ「はい、わかりました……」と、全盛期の公僕としての返事をするのが精一杯であった。
★ ◆ ★ ◆ ★
「へー。この歌姫ってオッパイでけえなー」
万桜は、モニターに映し出された、若返りパッチで「全盛期」を再起動させたスターたちの姿を眺め、至極当然の感想を漏らした。
その目は、知性の極致を求める学徒のそれではなく、ただの不純な思春期の少年のそれであった。
「「オッパイ大好きか!」」
勇希と舞桜の手が、同時に万桜の左右の頬を、幾何学的に正しい角度で抓り上げた。
最高学府の医学生と茅野建設のCEO。
二人の全盛期の美女による物理的なデバッグは、万桜の顔面を無残に歪ませる。
「アホウ! オッパイは私の母になるかもしれないオッパイだったんだ!?」
万桜は、歪んだ口元で、全盛期のニュータイプさえも絶句させるような謎の供述を叩き出した。
「「ララァとシャアに謝って!」」
二人のツッコミが、講義室に鋭く響き渡る。
もはや、医学的見地も経済的合理性もかなぐり捨てた、純粋な「女性としての制裁」であった。
★ ◆ ★
「いや、おまえら単位は全部『秀』でやるから! 頼むから、もう授業には来ないでください。お願いします!」
教壇に立つ教授は、チョークを握る手を震わせ、もはや悲鳴に近い懇願を上げた。
目の前の最前列に陣取るのは、世界のOSを書き換え、大統領の毛根を解放し、食の格差をデバッグした「論理の魔王」たち。
彼らが頷くたびに既存の学説がノイズとしてデリートされ、彼らが首を傾げるたびに教授の脳内のニューロンがオーバーフローを起こすのだ。
「却下です教授。善きに計らえ」
万桜は、ジト目を教科書に落としたまま、無慈悲に宣告した。
★ ◆ ★ ◆ ★
「教授、今のは『安島直円の綴術』における漸化式の解釈として、非常に洗練された導入でござる。勉強になります」
西郷が深々と頭を下げ、講義のスピードに合わせて完璧な写経をノートに刻み込む。
万桜たちは、決して不遜な態度で講義を壊すことはない。むしろ、教壇に立つ者が背筋を正すほどに、丁寧で、真摯で、誰よりも貪欲な「全盛期の学徒」であった。
「あのさ、教授。さっきの熱力学第二法則の例外的事象についての補足、あれは論理の『遊び』として最高に面白いぜ。俺のノートに、そのバグを回避する和算のパッチを書いておいたから、後で見てくれよな」
万桜は講義が終わると、丁寧に整理されたノートを教卓に置き、不敵ながらも敬意を込めた笑みを浮かべた。
彼らは分担してあらゆる講義に潜り込み、勇希は医学と物理の融合を、舞桜は経済とインフラの相関を、万桜は万物のデバッグを、それぞれが全盛期の解像度で記録する。
そして放課後、それらのノートは共有され、巨大な「全知のデータベース」へと統合されるのだ。
「……丁寧。確かに、彼らはこれ以上なく丁寧だ。だが、それが一番怖いんだよ!」
教授は、万桜たちが去った後の静まり返った講義室で、震える手でそのノートを開いた。
「彼らの質問は、常に本質という名の心臓を正確に射抜いてくる。私の三十年のキャリアという『非合理な贅肉』を、一点の曇りもない論理のメスで、丁寧に、優しく、削ぎ落としていくんだ……!」
教授たちが恐れているのは、異議そのものではない。
自分たちが信じてきた学問という名の聖域が、彼らの「善意の添削」によって、あっさりと「全盛期の最適解」へ書き換えられてしまうこと。
彼らの丁寧な「ありがとうございます」という言葉の裏には、暗に「あなたの理論は、もう私たちのシステムに吸収されました」という宣告が隠されているように感じてしまうのだ。
「教授、次の『量子和算』の講義も楽しみにしてるぜ。我慢して教科書通りにやる必要はねえからな。あんたの脳内にある『未完成の宇宙』を、俺たちに見せてくれよ」
扉の向こうから聞こえる万桜の、純粋すぎる期待。
「……あ、アメリゴ大統領。あの子たちの『学び』は、もはや略奪に近いと思いませんか?」
総理大臣は、学食でノートを回し読みしながら「ここ、もっと最適化できるわね」と談笑する天才たちを見て、戦慄した。
「何を言うんだ総理! これこそが全盛期の学園風景ではないか!」
大統領は、若返った瞳で眩しそうに彼らを見つめた。
「彼らは略奪しているのではない。死んだ知識を、自分たちの熱量で『全盛期の知性』へと蘇生させているのだ! 教授諸君、君たちは今、人類の歴史を書き換える『神々の家庭教師』をしているのだぞ! 誇りに思え!」
大統領の声はキャンパスに響き渡り、教授たちは「これ以上、神々に教えることなんてないですよ……」と、涙ながらに次の講義の準備に取り掛かるのであった。
★ ◆ ★ ◆ ★
「なにを言っているんだ総理! 万桜ボーイの魂の源泉は、この学び舎にこそあるのだ!」
大統領は、高級料亭や晩餐会のスケジュールを記した秘書のメモを、全盛期の握力で握りつぶした。
若返った瞳に宿るのは、知的好奇心と、万桜が食している「合理的な栄養素」への剥き出しの渇望である。
「晩餐会などという、形式ばかりの『時間のパッチロス』に構っている暇はない! 私は彼と同じ、学食のプラスチックの椅子に座り、全盛期の学生たちとトレイを並べたいのだ!」
大統領は、総理大臣の困惑を「デバッグ対象」として切り捨て、キャンパスの案内図へと猛進した。
「さあ案内しろ、総理! それと、あの表のフードワゴンだ! 香ばしい匂いがバイタルを刺激する。あれも全盛期の文化遺産だろう? 当然、主権者の名において買い占めてくれるんだろうな!」
大統領の指し示す先には、莉那の母親である芳恵がプロデュースした、フクモト・プロトコル直系のフードワゴンが鎮座していた。
そこから漂う「手前ミート」の焼ける香りは、ホワイトハウスのいかなるフルコースをも凌駕する、物理的な誘惑を放っている。
「……あ、アメリゴ大統領! ワゴンを買い占めるなど、外交上の前例が……! それに学食は、衛生管理上のチェックがまだ……!」
総理大臣は、全盛期の大統領のバイタリティに振り回され、もはや「公僕」としての職務を全うするだけで精一杯であった。
「衛生? 万桜ボーイの『地球エアコン』で管理された空間に、バグなどが生存できるはずがないだろう!」
大統領は、総理大臣の懸念を論理の暴力で粉砕し、フードワゴンの列へと並び始めた。
「ハロー! 全盛期のお嬢さん! この『手前バーグ・ホットドッグ』を二つ……いや、十個だ! 総理の分も、私が奢ってやろう!」
大統領は、莉那に負けず劣らず天真爛漫な笑顔で、ワゴンを切り盛りするシングルマザーの店員に札束を……ではなく、万桜から渡された「全盛期カード」を提示した。
★ ◆ ★ ◆ ★
「……オーマイガー。私は今まで、何を食べて生きてきたんだ?」
大統領は、プラスチックのトレイに載った「再構築ハギス・ヌードル」を口にした瞬間、全盛期の瞳を見開いて硬直した。
口の中で弾ける、ヌードルという名の「骨格」と、手前ミートが織りなす「偽りの肉質」。
それは、本物の羊の胃袋が持つ野性味を、化学兵器に近い精度でシミュレートした、暴力的なまでの「正解」であった。
「総理! これは事件だ! ホワイトハウスのシェフたちが百年かけても到達できなかった『官能の最適解』が、ここではたった数百円でデプロイされている!」
大統領は、溢れんばかりの肉汁(という名の精密に調合された油脂)を滴らせ、総理大臣の肩を激しく揺さぶった。
「万桜ボーイ! おまえの言う通りだ。我慢して高い金を払うのは、システムの脆弱性でしかない! この『ハギス』があれば、人類は飢えからも、そして『価格という名の宗教』からも解放される!」
「アメリゴ、声がでけえよ。それはただの乾麺と粉末の再構築だぜ」
万桜は、アボカドシェイクを啜りながら、ジト目で大統領をたしなめた。
「日本のメーカーが数十年かけて研磨した『安物の極致』に、俺が物理的なテクスチャを上書きしてやっただけだ。おまえの国の、大味なハンバーガーという名のバグをデバッグするには、これくらいのリブートが必要だろ」
「デバッグどころではない! これは食のレボリューションだ!」
大統領は、次に莉那が持ってきた「手前ミルクジェラート」を口に運び、その滑らかな「等周球体」の舌触りに、もはや幼児のように涙を浮かべた。
「なにこれ、超全盛期! 大統領さん、お肌もツヤツヤになるわよ~!」
莉那が天真爛漫に笑いかけると、大統領は「ギルティどころか、これは義務だ!」と叫び、ジェラートを飲み込んだ。
「……総理。今すぐ、我が合衆国の全公立学校のランチを、この『フクモト・プロトコル』で書き換える予算案を作成しろ!」
大統領は、若返った瞳をギラつかせ、総理大臣に無理難題という名の「全盛期のオーダー」を突きつけた。
★ ◆ ★ ◆ ★
「あれ…私、仕事してなくない?」
総理大臣はガクリと肩を落とした。
「……ドンマイ総理。頑張った。全盛期の君は、そこに立っているだけで『日本の置物』としての機能を完璧に果たしているぞ」
大統領は、片手に「手前バーグ・ホットドッグ」、もう片手に「手前ミルクジェラート」という、炭水化物と脂質の二刀流を決めたまま、総理大臣の肩をポンと叩いた。
「いや、大統領……。私、一応この国のリーダーなのですが……」
総理大臣は、自分の存在が背景として完璧に処理されている事実に、全盛期の無力感を味わっていた。
通訳どころか、アメリゴと万桜たちの会話は、専門用語と和算のアルゴリズム、そして不純な冗談がマッハで飛び交う、異次元の英語プロトコルで進行していたからだ。
「我慢して仕事しようとするのは身体に良くねえぜ。あんたの最大の功績は、俺たちの『全盛期の遊び』を邪魔しなかったことだわ。主権者として褒めてやるよ」
「……あ、ありがとうございます、黒木くん」
総理大臣は、ついに主権者である学徒からの「お褒めの言葉」に、深々と頭を下げてしまった。
もはや、どちらが公僕でどちらがボスかという概念さえも、万桜の「合理性のハンマー」で粉砕されていた。
「アメリゴ、おまえもそのホットドッグの圧縮率を評価しろよ。具材が飛び出さない幾何学的な封入技術だぜ?」
「ああ、万桜ボーイ! このソーセージの断面から溢れる『等周問題』の答えを、私は全身の細胞で噛みしめている! これはもはや、ホワイトハウスへの挑戦状だ!」
大統領は、莉那や香織と一緒になって「超全盛期ー!」と叫びながら、ワゴンのおばちゃんにハイタッチを求めていた。
若返ったことで、かつての大国としての威厳は、万桜のノリという名の「最強のウィルス」に感染し、完全にデトックスされてしまったようだ。
「……勇希ちゃん、舞桜ちゃん。あのアメリカの象徴を、あそこまでアホの子にしてしまって、本当によろしいのですか?」
総理大臣が、震える声で傍らの二人の美女に尋ねる。
「いいのよ、総理。大統領がああやって『個人の全盛期』を楽しんでいる間、世界は最も平和なのよ」
舞桜は、ジェラートの匙を口に運びながら、お嬢様らしい優雅な溜息をついた。
「アホの子であることは、医学的には『ストレスフリーな最強の状態』を意味するの。あんたも、そのホットドッグを食べたら、少しは『公僕』としての幸福が見えるんじゃないかしら?」
勇希は、総理大臣の手に無理やりホットドッグを握らせ、回診を終えた医者のような顔で微笑んだ。
★ ◆ ★ ◆ ★
「共同キャンパスか…」
大統領がふむと腕組みをすると、
「……さあ大統領! 総理ストップ! これ以上はアコギですぞ!」
総理大臣は、本日初めて「国家の守護者」としての全盛期の反射神経を見せた。
大統領が漏らした「共同キャンパス」という、甘美で危険な響き。
もしその単語が、講義を終えて「次はどのバグを叩き潰そうか」と瞳をギラつかせている万桜の耳に入れば最後。
「アメリカ全土の大学をネットワークで繋いで、俺の和算アルゴリズムで共同デバッグしてやるよ!」と、日本の頭脳という名の国益が、太平洋を越えてマッハで流出されるのは火を見るより明らかであった。
「大統領、今の言葉は聞かなかったことにします! これ以上の『知の無償提供』は、我が国の文教政策がオーバーフローします!」
総理大臣は、アイマカ繊維のスーツが悲鳴を上げるほどの勢いで大統領の前に立ちはだかり、両手で「×」を作った。
それは、一国のリーダーによる、なりふり構わぬ物理的なファイアウォールであった。
★ ◆ ★ ◆ ★
「万桜ボーイ。なんで日本にはアメ車が少ないんだ? あんなにタフで、全盛期の輝きを放つマシーンたちが、この国のガレージに収まっていないのは、自由の女神も涙を流すバグだと思わないか?」
大統領は、若返った顔に少しばかりの「通商圧力」という名の茶目っ気を混ぜて、万桜に問いかけた。
「道路の設計思想がちげえんだよアメリカン。我慢して走るのがマシーンの美学だと思ってんなら、それは脳のデバッグが足りねえわ」
万桜は、アボカドシェイクのストローを噛み切りそうな勢いで、その問いを鼻で笑った。
「ハーレーもピックアップトラックも、直線の地平線を支配するために最適化された『全盛期の直線番長』だ。それは認めてやる。ただし、道が真っすぐなアメリカならな……。いいか、日本の道を見てみろよ。和算の幾何学模様みたいにクネクネ曲がって、細い路地が血管みたいに張り巡らされてる。こんな場所でハーレーに乗るなんてのは、曲芸をやってるようなもんさ。性能のパケットロスが多すぎて、見てるこっちがイライラするわ」
万桜はジト目をさらに鋭くし、大統領の胸元を指差した。
「反対にあんたのところのハイウェイを、日本の原チャや軽乗用車で走ってみろよ。ママに遺書の認め方を習ってくることをおすすめするぜ? 吹き抜ける風という名の『物理的な暴力』に、車体が計算外の挙動を起こして、目的地に着く前に人生が強制終了だわ」
「は、激しいな……。だが万桜ボーイ、それはつまり、環境という名のプログラムが、マシーンの仕様を制限しているということか!」
大統領は、万桜の暴言を「全盛期の鋭いコンサルティング」として快感と共に受け止めた。
「そうよ、大統領。日本には日本の、アメリカにはアメリカの『生体リズム』に合わせたインフラが必要なの。狭い道で巨大なV8エンジンを回し続けるのは、毛細血管に極太のステントをぶち込むようなもの。心不全を起こして当然だわ」
勇希が、医学的なフォローを入れる。
「……リンカーンの軽。フォードの軽。ピックアップトラックの軽、か。おいアメリカン、想像してみろよ。あの無駄にデカいクロームメッキのグリルをそのまま縮小して、和算の黄金比でパッケージングし直した『全盛期のミニマム・マシーン』をよ」
万桜は、ニヤリと悪ガキの笑みを浮かべ、空中に「リトル・コンチネンタル」の3Dモデルをレンダリングした。
「道路が狭いなら、マシーンの方を最適化すりゃいいんだわ。我慢してデカいまま走らせるのは、ただのシステムの設計ミスだろ? 安心しろ、出資はセイタンシステムズが持ってやる。あんたは名前とプライドだけ貸せばいい。世界一ラグジュアリーな『軽』で、この国の路地裏をデバッグしてやるよ」
「……オーマイガー! 万桜ボーイ! リンカーンの気品を、この『K-CAR』という東洋の神秘にデプロイするのか!? それはもはや自動車産業のリブートではない、人類のライフスタイルの革命だ!」
大統領は、若返った瞳を「$」……ではなく、全盛期のフロンティアスピリットで燃え上がらせ、万桜の手を握りしめようと身を乗り出した。
「やろう! デトロイトに特命チームを組織する! コードネームは『リトル・ジャイアント』だ!」
「それ総理の仕事ぉー! とっちゃやだぁー!」
そこへ、ついに精神のキャパシティがオーバーフローした総理大臣が、子供のように地団駄を踏んで割り込んできた。
「ちょっと二人とも! 通商交渉は国家の専権事項です! 民間企業の若造と、若返ってノリが軽くなった大統領が、キャンパスの階段で決めていい話じゃないんですぅー! 私の全盛期の政治手腕、どこで発揮すればいいんですかぁー!」
総理大臣は、金屏風の角を掴んで、半べそをかきながら訴えた。主権者からの「公僕」呼ばわりに続き、ついに仕事そのものを「中抜き」されたショックは、日本の国家予算並みに重かった。
「……たく。総理さん、声がでけえよ。耳元でノイズを撒き散らすな」
万桜は、ジト目で総理大臣を一瞥し、アボカドシェイクのカップをゴミ箱に放り込んだ。
「あんたが『政治的プロトコル』とかいう名のバグを挟んでる間に、世界の市場は書き換わっちまうんだよ。我慢してハンコ待ってる暇はねえんだわ。あんたの仕事は、俺たちが引いた最短経路に、後から『公認』っていう名前のラベルをペタペタ貼るだけの、簡単なお仕事だろ?」
「ひどい……! 世界で一番、理不尽で合理的なユーザーレビューだわ……!」
総理大臣は、勇希に渡されたハーブティーを飲み干し、再び白目をむいて崩れ落ちた。
「いいじゃない、総理。万桜くんの言う通り、行政は後追いで最適化するのが一番効率的よ」
舞桜が、扇子で総理の肩をポンと叩いた。
「イエス! ミズ・チノ! 我々は今、歴史のパッチノートを書き換えているのだ!」
大統領は、総理大臣を跨ぎ越して、万桜とガッチリと握手を交わした。
冬の陽光が降り注ぐ甲斐の国大学。そこでは、国家のトップが泣きべそをかき、学徒が世界の産業を再起動させるという、あまりにも「全盛期」な不条理劇が続いていた。
「……原チャのハーレーもおもしれーなー」
万桜は、ニヤリと口角を上げ、ノートの端に和算の図形を走らせた。その瞳は、もはや「移動手段」ではなく、大人たちの固定観念をデバッグするための「新しい玩具」を見つけた子供のそれだった。
「いいかアメリカン。あの無駄にデカいVツインエンジンという名の『重力バグ』をデリートして、高圧圧縮技術をぶち込むんだ。見た目は最高に渋いハーレーなのに、中身は日本の路地裏をスイスイ泳げる『全盛期の原チャ』。これこそが、日米同盟の最適化だろ」
「……オーマイガー! 万桜ボーイ! ハーレーを……あの自由の象徴を、日本の駐輪場に収まるサイズにデフラグするというのか!」
大統領は、若返った瞳を輝かせ、もはや脳内で「リトル・ヘルズ・エンジェルス」が日本の商店街を爆走する光景をレンダリングしていた。
「それは素晴らしい! リンカーンの軽に、ハーレーの原チャ! 我が国のブランドが、君の論理で『手のひらサイズの全盛期』として生まれ変わるのだな! これは『ボランティア』ではない、人類の『放課後の遊び』をアップグレードする聖戦だ!」
大統領は、もはや外交の域を超え、趣味の全盛期へと突っ走った。
「う、うわぁぁーん! だからぁ! それは経済産業省の案件なんですってばぁー!」
総理大臣は、ついにキャンパスの真ん中で、金屏風を抱えたまま本格的に泣きべそをかき始めた。
「ハーレーの原チャなんて、免許制度の根幹に関わるバグですよぉ! 私が法案を通す前に、勝手に実機をレンダリングしないでくださいぃー!」
「……たく。総理さん、あんたも我慢してないで、これに乗って選挙活動でもしなよ。全盛期の公僕なら、原チャでドブ板回るのが一番合理的だわ」
万桜は、呆れたように鼻を鳴らすと、
「おい…アメリカン…こいつ…めんどくさい…」
「ホント、それな」
ふたりで、ジト目を貼り付けた。
『鋼鉄のポジティブ ~未来の世界のネコ型ロボットを迎えに行こう~』をお読みの地球の皆様へ!
いつも拙作『鋼鉄のポジティブ ~未来の世界のネコ型ロボットを迎えに行こう~』をお読みいただき、本当にありがとうございます!
物語の中で、「魔王」こと黒木万桜は、時には「水嚢の川」で災害に立ち向かい、時には中古スマホを活用したクローズドネットワークなんて突拍子もないアイデアまで生み出しています。
実は、この物語には、万桜のそんな「もしかしたら、これって本当に役立つかも?」と思えるような、たくさんのアイデアが散りばめられているんです。読者の皆さんも、「これ、面白い!」「こんな風に使えるんじゃないか?」なんて、閃いたことはありませんか?
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