第三話 集う力 Ⅶ
その頃、帝国城内では、政務に励む女王ユリーシアと、それを助けるメイドたちが、女王の執務室で働いていた。
彼女は目が見えないため、誰かの助けがなければ政務が出来ない。メイドたちが提出された書類を読み上げたり、書類を整理したりと動き、書類の内容を考えて決定を下すのが、女王である彼女の仕事だ。
「陛下、お忙しいところ失礼します」
「リリカさん、どうかなさったのですか?」
声だけで、部屋へと入った人物言い当てるユリーシア。目が見えない分、彼女の耳は敏感である。
リリカがユリーシアに近付き、彼女は政務の手を止めた。
「つい先程、リックたちの帰還が報告されました。全員無事だそうです」
「そうですか・・・・・。よかった」
胸の内の不安が消え、安堵の息を吐く。ここ何日か、彼らの身を案じていたため、心労が溜まっていたのだ。その心労の原因であった不安が、今ようやく取り除かれた。
彼らの帰還は、リックが帝国の門を通った時、門番をしていた兵士が、すぐさま報告のために、城へと遣いを出したのだ。その遣いが偶然リリカと出会い、帰還を知った彼女は、直接女王へと伝えるため現れた。
「それから、どうもリックは新しい仲間を得たようです。眼鏡をかけた女の子のようですよ」
「やきもちを妬いているのですか?」
「まさか。陛下も冗談を言われることがあるのですね」
冗談で言ったつもりはないのだが、彼女には冗談ととられてしまった。本当に妬いていないのだろうか。
しかしユリーシアはメイドたちから、リリカとメシアがリックのことで、時々修羅場となっていることを聞いている。
彼女がリックに、特別な感情を抱いているのはわかっているが、それは恋愛感情ではない。もっと別の何かであるはずだ。
そうであっても、リックに様々な世話を焼く、騎士団長メシアのことは気に入らないらしく、リリカから彼女に喧嘩を売る姿が、何度も目撃されていた。彼女曰く、「私のリックに手を出すな」ということらしい。
「それでリリカさん、リック様たちは今どこに居られるのですか?」
「どうも城には帰還していないようですね。ふふ、今頃どこかで道草でもしているのかも知れません」
今現在リックたちは、帝国軍演習場にて、新人獲得の真っ最中である。彼女の予想は間違ってはいない。
「でも、帰還したのは事実なのですね」
「ええ。目的を果たしたと見ていいでしょう」
「そうですか。では人員の手配をいたしましょう。恐らく必要になるでしょうから」
新たな力を求めて旅立ったリック。彼が戻ってきたということは、目的を達してきたに違いない。であれば、何らかの作業のための、人員が必要になるはずである。
旅立つ前、リックは一部の者に、新たな武器を手に入れてくると告げた。その武器というのは、リックだけのものでなく、帝国軍全体のためのものである。ならば、武器の用意のために人員が必要だ。
「ふふ。顔が微笑んでおりますよ、陛下」
「えっ?」
気付かぬ内に、嬉しさで顔が微笑んでいたようだ。
リックの無事の帰還、そして久しぶりの再会を考えると、つい嬉しい気持ちが溢れる。気持ちが表情に表れてしまったのだ。
「早く戻って来て欲しいですね、陛下」
「はい。それにしても、リック様たちは今どこにいるのでしょう?」
その頃のリックたち。
「つまり、お前は軍師志望でここまで来たわけだな」
「ええ、私の希望職は軍師です。帝国軍に優秀な軍師がいないのならば、私を採用してみませんか?」
演習場に現れた眼鏡の男。彼は大陸を旅する、戦略研究家だと言う。
様々な国を巡り、戦略や戦術を研究していたようだが、今までは気が乗らず、仕官したことはないそうだ。しかし今回、ヴァスティナ帝国がオーデル王国を討ち破った、業火戦争の噂を聞き、その真意を確かめるため訪れ、考えが変わった。
業火戦争の内容や、小兵力の帝国軍が、大軍の王国軍を撃破したという事実。しかも、再び現れた王国軍も退けたと、国民に問いただして聞き出したのだ。
戦術などの詳しい話は聞けなかったが、これらの事実は彼を驚愕させた。そして、今まで感じたこともない、大きな興味を持ったのである。
「軍師かよ・・・・。どうするんだリック?こいつ怪しいぜ」
「私も同感です。それに、帝国に軍師など必要ありません。参謀長であるリック様がおられるのですから」
「まさか、あなたが軍の参謀長であったとは。先程までの無礼をお許しください」
「気にするな。参謀長って言っても、まだなりたての新米なのさ」
軍師志望の彼、名をエミリオと言うが、他国の諜報員ではないかと疑われている。
特に、リックの剣であり盾であるレイナとクリスは、素性の知れないエミリオを警戒していた。肝心のリック自身は、彼を全く警戒していないのだが。
「クリスはんもやけど、エミリオはんも負けてないで。顔が」
「女にモテそうだよな。頭脳派眼鏡系のイケメンって感じだ」
「で、こいつどうするんすか隊長。軍師として雇うんですかい?」
「参謀長になっちゃったからな。補佐してくれる人間は欲しいところだ。この大陸のこと詳しくないし、軍の管理とかしたことないし」
帝国軍参謀長に任命されたといっても、当然そんな役職の経験はないリックにとって、戦略や戦術に詳しい補佐の存在は、絶対に必要である。
軍の管理もしなければならないため、管理の仕方もわからないリックは、軍に詳しい人間を欲しているのだ。
「参謀補佐とかできる奴いないからな。我が帝国軍には」
戦闘担当で騎士団長のメシア。リック最大の武器であるレイナとクリス。実戦慣れした戦闘部隊の鉄血部隊。新しい仲間で技術担当シャランドラ。仲間に加えたい鉄壁の巨漢ゴリオン。
誰一人として頭脳派がいない。技術担当のシャランドラは頭脳派と言えるだろうが、リックの補佐としての頭脳派ではないのだ。
「よし。なら、試して決めよう。エミリオ、今から俺の問いに答えてみろ」
「どのような問いでしょうか?」
「簡単さ。お前は業火戦争の話を聞いてここまで来たんだろ?でも、帝国がどうやって王国に勝ったかは知らない。さて問題です!先の戦争で、帝国が王国に対してとった戦術とは、一体どんなものだったのでしょうか?」
簡単だとリックは言う。しかし、この問題は難し過ぎる。
業火戦争の戦術のことは、この場にいるエミリオだけでなく、シャランドラとゴリオンも知らない。レイナたちはメシアに聞かされているが、彼女たち三人は、その大胆な戦術を知っているだけに、この問題の難しさを理解しているのだ。
ちなみに、何故リック本人でなく、メシアに聞かされて知ったのかと言えば、戦術を考えた当の本人が、語りたがらなかったためである。それはリックが、あの作戦を誇るべきものではないと考えているためだ。
「これは難しいですね」
「答えられそうか?」
「私の仮説ですが、業火戦争の戦術とは火計と奇襲だったと考えます」
集めた情報を元にして、軍師志望エミリオは、業火戦争の戦術について考えていた。
あの戦争のことについて、実際に戦闘に参加した兵士たちに、聞いてまわったのだが、誰一人として、エミリオに戦いの話を語る者はいなかった。何故ならあの戦争は、誇るべき勝利ではなく、この世の地獄であったからだ。
メシアと共に、最前線で戦った騎士や兵士たちは、この世の地獄を見た。燃えさかる森林の中、両軍が入り乱れての白兵戦。敵味方の判別も難しい戦場で、容赦なく兵士を呑みこんでいく、炎の海。
怒号と悲鳴が絶え間なく聞こえた、あの戦争を、地獄以外の何と呼べばいいのだろうか。故に彼らは語らない。地獄を思い出してしまうからだ。
彼らが語らないため、少ない情報しか得られなかったのだが、エミリオはその少ない情報を元に、業火戦争の戦術を導き出していた。
「聞くところによると、当時の帝国軍は兵力千人。王国軍は二万人以上だったと聞いています。であれば、大軍の王国軍に勝利するには奇襲しかないでしょう。奇襲によって王国軍最高指揮官を討ち取る。それしか策はありません」
「半分正解だな」
「それはよかった。では、残りの半分も答えてみましょう。この奇襲には、大兵力の壁という障害があります。その障害を取り除く最善の手は、火計しかなかった。火計によって戦場を混乱させ、最高指揮官から兵力を遠ざけることで、奇襲を成功させやすくする」
「・・・・・・・」
「王国軍は森林の中にでも、手頃な場所を見つけて夜営していたのでしょう。そして、上手く彼らを誘い出し、森の木々を燃料に、炎を燃え広がらせた。炎を強くするために油なども使ったのでは?これが業火戦争と言われる所以であるはずです。火計がなれば、後は奇襲するのみ。成功する可能性が低い策ではありますが」
答えを知っているレイナたちは、驚きの眼をエミリオに向ける。この軍師は今、戦ってもいない戦争の戦術を、見てきたように簡単に答えてしまったのだ。難しいと言っておきながら、答えを言い当てたことに、驚愕を隠せない。
彼らの反応を見たエミリオは、自身の考えが正しいのだと確信していた。
「よし、合格。じゃあお前、今日から俺の軍師な」
「光栄です、参謀長閣下」
「「「えっ、ええええええええーーーーーっ!?」」」
エミリオの軍師としての能力に、驚かされたレイナたちであったが、毎度のことながら、最も彼女たちを驚かせるのは、他でもないリックである。
「何故ですかリック様!?確かに優秀ではありますが、怪しいことに変わりはありません!」
「そうだぜ!今の答えは、前もって誰かに聞いておいたことかもしれねぇだろ!」
「ゴリオンはともかく、こいつは帝国に潜り込もうとする輩かもしれねぇですぜ」
レイナ、クリス、ヘルベルトの三人は、反対の反応を示す。先程リックが部下にしたいといったゴリオンは、帝国に潜り込もうとするには目立ちすぎる。こんな巨体が、他国の工作員だとは到底思えない。だからこそ、誰もゴリオンを疑わなかった。
だが、エミリオはそうはいかない。リックに取り入って、帝国の情報を他国に流す存在かも知れないからだ。
「三人は反対か。うーん、シャランドラはどう思う?」
「うちか?まあ、ええんやないか。優秀そうやし」
「ゴリオンはどうだ?」
「オラ、この人は怪しくないと思うだ。嘘ついているように見えないだよ」
「賛成二人、反対三人か・・・・・。なら採用ってことで」
「「「なっ!?」」」
俺がルールだとでも言わんばかりに、レイナたち反対意見を無視しての決定。しかも、反対の方が多いというのに。
反対意見は挙がるだろうし、そう簡単に、受け入れられると思っていなかったエミリオも、こうもあっさりと決まってしまい、流石に驚いている。自分が疑われることは想定内で、それについての対策も考えていた。しかしこの参謀長の一言で、全て必要ないものになってしまったのだ。
エミリオが業火戦争の戦術の仮説を考え出した時、彼は自分以上の存在がいるのだと確信した。もしも自分が、この時の帝国軍にいて、勝利するための作戦を考える立場になったなら、このような大胆不敵な策は考えられず、帝国を敗北させてしまったのだろうと、そう思えてならない。
思いついたとしても、この策を成功させるための、細かな調整はできなかった。エミリオにはわかっていたのだ。この策を考えた者は、成功のために、あらゆる手を尽くしたことを。
そして、今わかった。この作戦を考え出した人間が誰なのかを。
「やはり、あなたが救国の英雄なのですね。業火戦争最大の謎、帝国を勝利に導いた謎の参謀の存在。正体はあなたですね?」
大胆不敵で、戦略に長け、驚異的な戦闘力を持つ参謀長。その最大の武器は、人の心を掴むカリスマ性。
エミリオの目の前にいる、この男こそがそうなのだ。その確信が、エミリオにはあった。
自分が出会いたいと願った存在。それは今、彼の目の前にいる。
「・・・・・一つ間違ってる」
「なんですか、それは?」
「俺は英雄なんかじゃない。覚えておいてくれ」
それから少し、時が流れた。
「なんで笑うんですか陛下。俺、そんなに可笑しいこと言いました?」
「ごめんなさい。ふふっ、でも可笑しいんです」
帝国に帰還して早々の仕事。二人の男との出会いは、帝国軍に新たな力をもたらした。
ゴリオンはヘルベルトに任せ、帝国軍の兵士というより、鉄血部隊と同じく、リック直属の部下として扱うことになった。
理由は簡単である。リック以外に、彼を有効に使えそうな者は、この帝国にはいないからだ。どうやってゴリオンという、大きな力を運用するのかは、リックに考えがある。ならば、直属の部下にした方が良いと判断したのだ。
エミリオはレイナとクリスの監視のもと、帝国の内部調査に乗り出していた。監視されているのは、レイナとクリスが、未だにエミリオを疑っているためだ。リックの指示でなく、二人の独断である。
内部調査をしているエミリオは、それによって、帝国と軍全体の状況を把握しようとしている。それが軍師としての、自分の最初の仕事だと考えているためだ。
シャランドラはヘルベルトに付いて行き、里の人々のための、準備に取り掛かろうとしていた。主に人員の手配と、打ち合わせのためである。
こうして皆と別れたリックは一人、女王陛下への報告のために城を目指した。女王陛下と再会し、出来事と結果を報告して、必要なことを手配して貰う。
それが終わった後、政務の休息に入ろうとした女王ユリーシアは、リックを誘い、寝室でお茶会を開いた。今リックは、ユリーシアとのお茶会で、旅の話を披露しているのだ。部屋には、リックとユリーシアの二人だけである。
「そんなに面白いですか、俺がシャランドラの実験台になってた話?」
「面白いです。無理やり実験台にされるリック様を想像すると、笑いが堪えられなくて」
「はは。・・・・・・・陛下に喜んで貰えて嬉しいです」
隠れ里を探して道に迷ったこと、里での出会いと生活、そして竜との激闘。彼女は時に笑い、驚き、リックの話を楽しんで聞いている。女王であり、目の見えない彼女にとって、お話と言うのは特別なものだ。彼女にとっては数少ない楽しみであり、この時間だけは、女王でなく少女に戻れる。
年相応の笑顔を見せるユリーシア。出会った時から、彼女は悲しみに満ちた表情を見せることが多い。まだ少女でありながら、一国の女王としての責任を課せられ、様々な苦しみが彼女を襲う。
そんな彼女には、いつも笑顔でいて欲しいと願う。今の様に、少女の笑顔を浮かべ、幸福な人生を歩んで欲しいと、彼女に忠誠を誓うリックは願い続けている。それを邪魔する障害は、なんであろうと消し去ると、彼は心に誓っているのだ。
「陛下の笑顔が見られただけでも、旅に出て行った甲斐がありましたよ」
「私はずっと、リック様のことが心配でした。・・・・・・本当ですよ?」
「心配をかけてしまい、申し訳ありませんでした。でも、貴女との約束のためには、どうしても必要なことだったんです」
リックとユリーシアの約束。他に、この約束を知る者は誰もいない。
二人だけの大切な約束だ。リックにとっても、ユリーシアにとっても、この約束は生きる意味そのものである。
だからこそ、リックは命を懸けた。全ては、女王ユリーシアのために。
「リック様・・・・・・。だからといって-------」
「ところで陛下。メシア団長はどこにいるのですか?帰還してまだ会っていないのです」
「えっ?メシアなら城のどこかにいるはずですよ。今日も軍務に務めていたはずです」
「そうですか。早く再会したいですよ。メシア団長に抱きしめられて、あの豊満な胸に顔を埋めないと、帝国に帰ってきた気がしないんです」
「・・・・・・・・・・・」
「思いっきり引かないでください、俺の純情な心が傷つきます」
「リリカさんが貴方のことを、下衆な心の持ち主だと言っていましたよ・・・・・」
「ぐはっ!?」
絶対の忠誠を誓い、愛している女王陛下に、下衆な心の持ち主だと知られてしまった。リリカの口によってである。これによるダメージは大きい。
頭を抱え、苦悩するリックの姿を感じ、面白くて吹き出してしまったユリーシア。リックのことを心配するあまり、また悲しい表情を浮かべてしまいそうになるのを、彼は無理やり話題を変えて、阻止したのだ。
そのおかげで、彼女の好感度は低下しただろう。リックにとっては最悪である。
だが、彼女の笑顔を守ることはできた。それで充分だ。
「それにしても、貴方が帝国に現れてから、メシアは少し変わりました」
「?」
「彼女はいつも、貴方のことを大切にしています。まるで、メシアに弟ができたみたい」
「弟ですか・・・・・・。悪くないです」
帝国にリックが来て以来、彼を今日まで助けてくれたのは、騎士団長であるメシアだ。
彼女に恩義を感じ、そして敬愛しているリックにとって、弟の様に可愛がられるのは嬉しいことだ。
「俺にリックという名前を付けたのもメシア団長でした。本当に、メシア団長あっての、今の俺ですよ」
ユリーシアの存在が、リックの生きる意味となり、この世界での存在を与えてくれたのは、メシアであった。
リックとは、本来の自分ではない。長門宗一郎、それが本当の名前であるのだから。
「宗一郎様・・・・・・」
「久しぶりにその名前で呼ばれましたよ。俺の本当の名前を知っているのは、陛下を含めて三人だけですから」
「本当に貴方は、これで良いのですか?今ならば、まだ-------」
「いいんですよこれで。貴女のためになれるのなら」
本音は、自分のために命を懸けて欲しくないと思っている。自分は生きる価値もない人間だと、自分はリックを苦しめることしかできないと。
約束をした。その約束を叶えてくれることは、彼女にとって人生最大の幸福である。だが、この約束を守ろうとして苦しむのは、自分ではなくリックであるのだ。
今でも彼女は後悔している。リックに希望を抱いて、あの約束をしてしまったことを。
リックもまた、自分のせいで、彼女を苦しめてしまっているとわかっている。しかし、止めるわけにはいかない。
ユリーシアへの傍へと近付いたリックは、彼女の手にそっと触れて、優しく両手で包み込んだ。
「安心してください。俺は大丈夫ですから」
「私にできることがあるのなら、何でも言って下さい。貴方のために、私も力になりたいのです」
「では、お茶のおかわりを頂けませんか?旅の話をしたら喉が渇きました」
「はい、喜んで」
目が見えないながらも、器用にリックのカップへと、紅茶を注ぐユリーシアを、美しい少女だと思うリック。
本当はお茶のおかわりなどではなく、「貴女の微笑みがあれば十分ですよ」と言いたかった。
(いや、言えないだろ。恥ずかしい・・・・・・)
その言葉を放つ自分を想像して、恥ずかしさに顔を赤らめたのを、彼女に気付かれることはない。
が、この後、「ところでリック様。リリカさんがお土産を期待していましたよ。持ってこなければお仕置きすると言っておりましたが・・・・・」と言うユリーシアの言葉に、後々文句を言ってくるであろうリリカを想像し、またまた頭を抱えることになる。
そんなリリカを退けようと、どうすればいいのかを、彼女と相談することになるのだが・・・・・・。
これはまた、別のお話である。




