夜桜雅の父
「無理です。ごめんなさい。許して。」
今何していると思う?夜桜雅の父『夜桜司』と対面しているのである。もうこの人に賭けるしかない。そもそも何で家を出たんだよ、こいつ?
「いやいや、何で謝ってるんですか!!」
「え、訴えに来たんでしょ?」
訴える?何を言っているんだこの人...............
「ほら、ウチの娘達が君の盗撮とか、ね?」
盗撮してるの分かってんだったら止めろよと言いたい。まぁオジサンに言ったところであいつらが止まるかは分からないが。
「違います、その件については色々言いたい事はありますが今はいいです!!て言うか、もう家に戻って来てくだい!!京さん、暴走してるんですから!!」
「いや、無理です。ごめんなさい。許して。」
それさっきも聞いたからね!!
「本当に戻って!!このままだとあんたの家族に絞り取られ兼ねない!!性的に!!俺の人生がッ!!」
心からの叫びである。て言うか可哀想な目で俺をみるな。原因の一端はあんたにもあんだからな。
「いや、でも僕、別居中だし..................京さん、うん、怖い」
「怖いって、何が怖いんだよ!!」
めっちゃ視線を泳がせる夜桜司。ここまで来るのに新幹線で五時間掛かったんだぞ。絶対に連れて帰ってやる。
「説明してもいいけど______僕の過去編入っちゃうよ?」
過去編入っちゃうよ..............は?
「え、『怖い』を説明するのにそんなに長いんですか?」
「うん。でもね、簡潔に言うと君が京さんを引き取ってくれれば安泰だと思うんだよね、うん。」
うんじゃねーよ。何処が安泰?お前の生活が安泰になるだけだろうがい!!




