友達エンドを選んだらヒロイン達が暴動を起こしちゃったよ鮮血エンド【3】〜山田廉太郎編〜
「廉太郎ー」
「はぁ、だから山田って呼べって何度もいってんだろ。」
最近では何処にいようとこいつに見つかってしまう。ストーカーではないのかとさえ思う。
「俺ばっかじゃなくて幼馴染の確か.......」
学年で可愛いと評判がある_____
「あぁ、雅のこと?」
「そう、よく一緒にいるだろ。そいつのところに行けよ」
「え、なんで?雅とは何時でも話せるし、今は廉太郎とお話がしたいんだけど。」
その容姿端麗とした表情で言われると胸がドキリとする。
(はぁ、こいつが女だったら俺は喜んで尻尾を振るんだけどな。)
「お前さんがTSして美少女になったら考えてやるよ」
「男の俺に赤面している廉太郎じゃあ無理でしょ、ふふ」
意地悪く笑う〇〇にイラッとする。しかも無駄に返しが上手いのが腹立たしい。
「そう言えば最近髪が伸びてきてるけど切らないのか?」
気になる事が一点あるとしたら最近〇〇の奴が髪を伸ばし始めている事だ。
(髪が伸びたから本当に女にしか見えんぞ、こいつ)
恐らくすれ違った人は二度見をする程、〇〇の姿は綺麗なのだ。
「あぁ、ちょっと従兄妹ちゃんと約束事をしたからね」
「ふーん、まぁ興味ないけど。」
「見惚れてるくせに」
右手を〇〇の近くまで寄せる。
バチン「痛っ!?」
そして指パッチンをする。
「誰が男なんかに見惚れるかよ」
「確かに」
二人は顔を合わせ笑い合う。
「.............昔の夢、か」
青い空が見える。周りを見渡すと高校の屋上であった。
「よ、山田!」
そして顔を覗かせる様に〇〇が顔を見せる。
「廉太郎じゃないのか.........」ボソ
廉太郎呼びであった中学時代を思い出し、つい小声で呟いてしまう。
「廉太郎」
〇〇はにこやかに微笑を浮かべ、そう名前を呼ぶ。
「っ.......はぁ、何度も言っただろーが」
頭を掻きながら苦笑をすると俺は〇〇に言ってやった。
「山田って呼べよ_________親友」




