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クラスメイトから見た前髪長過ぎくん

「お、今日も朝早いんだな!」


朝練をする為に早朝に登校してみればいつもどおりやつはいた。


(夜桜は......いないな。)


教室でポツリと一人座る髪が長い青年。


「朝の教室から見える外の景色が凄く好きなんだ」


何処か黄昏れたように窓から外を覗く彼の様子に苦笑する。


「夜桜より早く来ただけだろw」


ビクリと身体を揺らす。


「ち、ちがうよ。」


反応からそのようだ。


「まぁほどほどにしとけよなwじゃないと夜桜のやつが何しでかすか分からないぞ?」


夜桜雅は美少女で学園のアイドルと言ってもいい。彼女が告白をされている姿は週に一度以上は見る。 


「..............(遠い目)」


だがもう彼女に告白をしようとする勇気ある者はいない。何故ならば_______


「置いてくなんて酷いよ」


ギギギ


「「ひっ!!?」」


思わず前髪長過ぎくんと共に悲鳴を上げてしまった。教室の扉の隙間から恨めしく覗き込む夜桜の姿に恐怖を覚えるしかない。


「なんで連動式目覚まし時計を使ってくれなくなったの?」


彼女はこの男に心酔にも近い感情を抱いている。


(いや、独占欲の方が正しいかな?)


それも異常なまでの。彼女の彼に対する態度が表面化してからは誰も夜桜に告白をしなくなった。


「いやいや!逆に聞くけど説明を受けてなんでまだ使うと思ってるの!?」


「うーん、愛かな♡」


いつの間にか夜桜の奴は前髪長過ぎくんの膝の上へと座り手を後ろへと回していた。


(え、エロいし羨ましい........)


が、怖い。此方に目線で失せろと言ってくるのだ。反対に前髪長過ぎくんからはSOS信号が送られてくる。


「あ、朝練に行かないとな〜」


うん、我が身が一番だよね!


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