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【7章】昌泰の変・後編
――戦後処理、そして左遷――
龍討伐による甚大な被害。
そして藤原一派の謀略。
その結果、菅原一派の要職にあった者たちは左遷されることになった。
道真も都を離れる。
だが、二人を連れてはいかなかった。
「ヒメたちも行く!」
「駄目だ」
「なんで!」
「お前たちは、ここで生きていける」
「嫌だ!」
ヒメが食い下がる。
道真はそんなヒメを宥める。
そしてミコトの頭を撫でる。
「ミコト」
「……うん」
「頼んだぞ」
何を頼まれたのか。
ミコトには分かっていた。
ヒメのこと。
そして、自分自身のこと。
「分かった」
三人は別れた。
長い時間を共にしてきた三人にとって、初めて訪れる本当の別れだった。




