厳しい試練!
(勝)「試練って何をすればいい?」
(ひかり)「あんたの強さを私に証明しなさい。」
(勝)「だからどうやってだよ。」
(アンジェリカ)「ではジーク様と模擬戦とかはいかがですか?」
(勝)「おいおいアンジェリカさん、流石にそれはちょっと...」
「今の俺のレベルじゃ模擬戦にもならないよ。」
(ジーク)「安心せい、今のお主は以前より遥かに強くなっておる。」
(勝)「だからって師匠とやらなくても。」
(ジーク)「じゃあお主はこれから先どうやって悪魔や魔人と戦っていく気じゃ?」
「戦では相手を選んで戦ったりできないぞ。」
「間違いなくお主はこれから先自分より強い敵とぶつかり合う」
(ひかり)「結局あんたはどうするの?」
「私と契約しないならそれでいいけど。」
「私的には嬉しいし。」
(勝)「わかったよ。」
「俺の力を証明してみせて、契約を結ばせる。」
(ジーク)「お主に教えてあげられることはもうない。」
「これが師匠から贈れる最後の修行じゃ。」
「本気でかかってきなさい。」
そして師匠ジークと弟子の勝の模擬戦が始まった。
二人の氣が高まり二人はぶつかり合った。
勝は全力でジークに攻撃をしかけた。
しかし、ジークは全ての攻撃をみきり、受け流した。
それからジークの反撃が始まった。
勝はジークの攻撃を受け遠くまで吹き飛ばされた。
勝は立ち上がり攻撃を避けようと試みるがジークの力が圧倒しすぎて次々に攻撃をくらう。
ひかりとアンジェリカはジークのあまりの強さに驚いていた。
それもそのはずこの5大陸では魔法こそが全てだ。
いくら強かろうが魔導士としての実力がないと認めらない。
だがジークの力は強いというレベルではなかった。
そう、ジークの氣功師としての力は魔道階級でいうマスター級なのだ。
そんな強い相手からの攻撃を受け続けて何度も立ち上がる勝にも驚いていた。
(ジーク)「本気の私の攻撃を受け続けて尚、立ち上がるのはお見事。」
「じゃが、すでにお主の身体も満身創痍じゃ。」
「次で決めよう。」
そう言ってジークはさらに氣を高めた。
勝も今持っている力を全て出し、氣を高めた。
二人のあまりに膨大な氣量で大地も震え始めた。
そして作りあげた氣弾を二人は撃ち放った。
二つの膨大な氣弾がぶつかり合う。
だがマスター級なだけあって、やはりジークの氣弾の方がかなり大きく、どんどんと勝の氣弾を押していく。
そして勝に目がけて氣弾がいき爆発した。
爆発した瞬間に辺り一面にものすごい防風が吹いた。
やがて防風が止みアンジェリカは勝の無事を確認しようと前を見たが勝の姿が無かった。
ジークが勝を探そうと足を動かす瞬間、勝に背後をつかれ、背中を小突かれた。
(勝)「ははは…一発だけ師匠にくらわせてやったぞ。」
そう言い勝は意識を失い倒れた。
不意打ちとはいえ背後を取られたジークは勝の力に驚いた。
同じくひかりもアンジェリカも驚いていた。
(ジーク)「勝、お主は本当に大した奴じゃ。」
「お嬢ちゃんの治癒魔法で勝を回復してあげてくれないか?」
(アンジェリカ)「は、はい」
正気に戻ったアンジェリカはすぐ勝の元に駆け寄り勝を回復した。
(ジーク)「すまなかったのお嬢ちゃん。」
「ついやり過ぎてまた旅の出発が伸びてしまった。」
(アンジェリカ)「大丈夫です。それよりもどんなに自分より強い相手と戦っても、何度も立ち向かい最後まで諦めなかった勝様を見れて私は感動しました。」
(ジーク)「そうじゃな。勝は本当に強くなった。」
「ところで試練は合格でいいかの?」
(ひかり)「ふん。まぁいいわ。」
そう言ってひかりは勝のところに行き、おでこを小突いて笑った。
その後、アンジェリカに勝が目を覚ました時また召喚するように頼んだ。
そしてひかりは帰ると言い姿を消した。




