↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
漂流者  作者: 熊さん
第五章:縄文の理
PR
58/68

周りの変化

周りの変化



広場には、年寄りと子供達が集まり、茅を使った編み物等を作りながら、子供達を皆で見る習慣になっていた。


沙羅は、その子供たちを屋敷の部屋に呼んで、文字を教えるようになりました。


集落では、仮に出るもの、田んぼを開拓するものに分かれていて、後の人たちが何をしてあるのか、沙羅には分からなかった。


そして、族長が集落にいないことは、分かっていた。


族長は、移動するグループとして、単独で動いていた。

上田盆地での新たな動きに付き合っていたので、今の動きを知りたかったからである。


長野盆地の栗林は、大きな集落でしっかりと豪族になっていたが、手前の城門集落でも別の小さな豪族が生まれていた。


長野盆地では、他にも大きなまとまりがいくつかもとまっていた。


北陸に向かうと、長岡、新潟、柏崎が変わらずまとまった集落としてあり、保倉川の左岸の小屋は、つぶれていた。


そして春日井の麓の集落は、大きく、しっかりしていたが、集落に入って聞くと、ヤマト政権との関係が始まっているようだった。


族長は、妙高を抜けて戸隠に向かった。戸隠は、隠れるように山奥で活動は続けているようであったが、新たな動きにはついていないと巫女が話していた。


その後、白馬に抜けて谷間を南に抜けて、諏訪に向かった。


巫女に会えた。


「おお、浅間山の移動するグループか、久しぶりじゃな」


「はい、我らは浅間山の森から少し離れた場所に拠点を移しました。上田盆地の国分寺や国府の動きに少しかかわっていました。」


「そうか、国府などヤマト政権の関わりが強くなってるな、こっちは、ここの豪族の関わりが続いている。しかし諏訪は変わらずに居たいものじゃ」


諏訪で巫女の話が聞けた。

国分寺や国府の影響は余り無いように感じた。


それから山を登り八ヶ岳を下り立科を抜けて、佐久平に出た。


佐久平は、いくつかの豪族の集落が固まっていたようだ。御影新田では、馬が沢山駆けていて、蹄鉄を作る音が響いていた。


御影新田の屋敷を訪ねた。


「巫女様は、すっかり豪族の奥様ですね。」


すると、旦那になってる海彦が答えた。


「浅間山の森から離れてどうしてましたか」


族長は、海彦という名前を使って、巫女と繋がってるのを見て、喜んだ。


「我らは上田盆地野山の陰に集落を作って、小さな米作の田んぼを作ったりしている」


巫女は、自分も浅間山の森とのつながりがある事を確認した。


「我らはヤマト政権から代官の役目をもらっている。馬や茅が田んぼの収穫を助けてくれています」


族長達が、少し離れた場所でもしっかりやっている事を確認し、互いに喜んだ。


族長は、今後も移動することの大切さを実感した。


佐久平から小諸を抜け上田盆地から、自分たちの里に戻って言った。


山にすっかり隠れている自分の里のあり様について、もっと上手く作らなければと決心していた。


山に入って進むと、風が吹いて、森の木々をカサカサと揺らした小鳥の声が山の中で響いていた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。