↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
漂流者  作者: 熊さん
第4章:豪族の世界
PR
43/68

伊勢に向かう

伊勢に向かう



翌朝、足をサラシみたいなもので巻いて固め、歩きやすくした。

桜は、長や管理者の前に立ち、挨拶を始めた。


その横で、海彦と妻が二人、立っていた。


「長、この二人と伊勢に行ってきます。」


長は、女の人がいるなら良いかと思い。それ以上は何も言わなかった。

三人を見送った。


海彦が先頭になり、桜を妻が庇うようにしながら歩き始めた。


「海彦の妻のリコです。よろしくお願いします。」


「リコさんは、移動するグループなんですか?」


「はい、でも桜様、海彦、リコとお呼びください」


桜はにこやかに、笑いながら頷いた。


三人は千曲で川を渡り、山に入っていった。


本格的に山道に入ったので海彦は、ペースを落とした。

途中で弓を使い、キツネを射止めた。

木の下で焚き火を起こし、休憩し、簡易なテントを作り、足を伸ばしてもらった。

このまま、食事をして、眠った。


翌朝森の中で目覚めた桜は、森の音の違いに旅をしてる自分をハッキリと自覚する事が出来た。

海彦の配慮に感謝した。


こうして休憩を多くしながら山を抜け、さらに泊も入れて諏訪へ向かった。


諏訪では、巫女に会わず河畔でテントを張った。

リコは桜に聞いた。


「桜様は歩くのがお強いですね」


「何を言うの、私が強い訳ないじゃない、海彦に感謝してます。大分と慣れてきました。」


リコは焚き火をいじりながら、大きく頷いた。二人はよく話すようになった。


次は、伊那から飯田辺りまでだ。ここもスピードはゆっくり二泊して到着した。


またこの先、山が険しくなるので、慌てず、ゆっくりと山の中で簡易テントを作りながらさらに3泊してようやく、愛知に出た。


ここから鈴鹿までは、ややスピードを上げが、それでも3泊かかり、その後もう3泊しながら進み、ようやく伊勢に到着した。


桜は、聞かされてた通りに米作があちこちで見えた事に感心した。

米作は我々の糧の必需品になっていた。


宮川に出た。


桜は清らかな川の流れを見て、手足を洗い、川を渡る前に一呼吸おいてから進んだ。


竹林の中を歩いて行くと、大きな神殿があった。

門の前に潜って大きな扉のある所に出た。


海彦が警備の兵に我々は浅間山の森から来たものです。大巫女様にお会いしたいと思います。

茅を渡した。そして小矛を見せた。


扉が開くと、大きな石が引いてあり、その先に神殿の入り口らしきものが待っていた。


竹林のカサカサという音が耳に響いていた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。